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公開番号2025102525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023220029
出願日2023-12-26
発明の名称鍵盤装置および押鍵情報の検出方法
出願人ローランド株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類G10H 1/34 20060101AFI20250701BHJP(楽器;音響)
要約【課題】押鍵情報を精度良く検出できる鍵盤装置および押鍵情報の検出方法を提供すること。
【解決手段】白鍵2aと、変位部材8が軸支されるホルダー9とが同一のシャーシ4に組み付けられているため、白鍵2aと変位部材8との相対的な位置精度を向上させることができる。これにより、連動部材7のガイドピン73と変位部材8の溝80とを設計通りの位置で精度良く係合させることができるので、押鍵前の変位部材8の初期位置(角度)や、押鍵に伴う変位部材8の変位量(回転量)も設計値通りになり易くなる。よって、白鍵2aの押鍵情報を精度良く検出できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1支持部材と、前記第1支持部材に揺動可能に支持され、スケール方向に並ぶ複数の鍵と、前記鍵の揺動に連動する変位部材と、前記変位部材を変位可能に支持し、前記第1支持部材に取り付けられる第2支持部材と、前記変位部材の被検出部と対面して前記変位部材の変位を検出するセンサと、を備えることを特徴とする鍵盤装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記センサが設けられ、前記第1支持部材に支持される基板を備えることを特徴とする請求項1記載の鍵盤装置。
【請求項3】
前記基板は、前記第2支持部材に取り付けられることを特徴とする請求項2記載の鍵盤装置。
【請求項4】
前記第2支持部材は、前記基板の一端が挿入される挿入部を備え、
前記基板は、前記挿入部にねじ止めされることなく取り付けられることを特徴とする請求項3記載の鍵盤装置。
【請求項5】
前記第1支持部材に取り付けられ、前記基板の他端が固定される固定部材を備え、
前記固定部材と前記第2支持部材とが別部品であることを特徴とする請求項3記載の鍵盤装置。
【請求項6】
前記スケール方向に並ぶ複数の前記固定部材を備えることを特徴とする請求項5記載の鍵盤装置。
【請求項7】
前記第1支持部材に取り付けられ、前記鍵を揺動可能に支持する第3支持部材を備え、
前記固定部材と前記第3支持部材とが別部品であることを特徴とする請求項5記載の鍵盤装置。
【請求項8】
前記第1支持部材に取り付けられ、前記鍵を揺動可能に支持する第3支持部材を備え、
前記第2支持部材と前記第3支持部材とが別部品であることを特徴とする請求項1記載の鍵盤装置。
【請求項9】
前記スケール方向に並ぶ複数の前記第3支持部材を備えることを特徴とする請求項8記載の鍵盤装置。
【請求項10】
前記スケール方向に並ぶ複数の前記第2支持部材を備えることを特徴とする請求項1記載の鍵盤装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鍵盤装置および押鍵情報の検出方法に関し、特に、押鍵情報を精度良く検出できる鍵盤装置および押鍵情報の検出方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
押鍵の深さや速度など(以下「押鍵情報」という。)を非接触式のセンサで検出する技術が知られている。例えば特許文献1には、磁場を発生させるコイル57(センサ)を基板56に形成する一方、コイル57と対面する金属板55(被検出部)を鍵41に固定する技術が記載されている。この技術によれば、押鍵時のコイル57に対する金属板55の相対変位によってコイル57に流れる電流(磁界)が変化するので、その電流の変化に基づいて押鍵情報を検出できる。
【0003】
この種の鍵盤装置において、本願出願人は、図12に示す発明について特許出願をしている(本願出願時において未公開の特許文献2)。図12は、従来の鍵盤装置301の断面図である。
【0004】
図12に示すように、従来技術の鍵盤装置301は、ホルダー10に回転可能に支持された変位部材207(被検出部品)を鍵202の揺動に連動させるものである。変位部材207の下面には非磁性金属製の被検出部208が設けられており、押鍵や離鍵時の鍵202の揺動に伴い、コイル90と対面する領域への被検出部208の侵入量が変化する。この侵入量の変化に伴うセンサ出力値の増減に基づいて押鍵情報が検出される。
【0005】
この従来技術では、変位部材207を支持するホルダー10が基板9に直接取り付けられているため、被検出部208とコイル90との間のクリアランスが設計値通りの寸法になり易くなる。よって、鍵202の押鍵情報を精度良く検出できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平03-048295号公報(例えば、第9頁左上欄第7~18行、第29図)
PCT/JP2022/032673(例えば、図11,14)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した従来の技術では、押鍵前の変位部材207の初期位置や、押鍵に伴う変位部材207の変位量が設計値からずれることがあり、このようなずれが生じると、押鍵情報の検出精度を十分に向上できないという問題点が生じた。
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、押鍵情報を精度良く検出できる鍵盤装置および押鍵情報の検出方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的を達成するために本発明の鍵盤装置は、第1支持部材と、前記第1支持部材に揺動可能に支持され、スケール方向に並ぶ複数の鍵と、前記鍵の揺動に連動する変位部材と、前記変位部材を変位可能に支持し、前記第1支持部材に取り付けられる第2支持部材と、前記変位部材の被検出部と対面して前記変位部材の変位を検出するセンサと、を備える。
【0010】
本発明の押鍵情報の検出方法は、第1支持部材と、前記第1支持部材に揺動可能に支持され、スケール方向に並ぶ複数の鍵と、前記鍵の揺動に連動する変位部材と、前記変位部材を変位可能に支持し、前記第1支持部材に取り付けられる第2支持部材と、前記変位部材の被検出部と対面するセンサと、を備える鍵盤装置における押鍵情報の検出方法であって、前記変位部材の変位によって前記被検出部を前記センサに対して相対変位させることにより、前記鍵の押鍵情報を検出する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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