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公開番号2025015170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118392
出願日2023-07-20
発明の名称バイオ燃料製造車両、バイオ燃料製造システム、及びバイオ燃料製造方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C10L 5/44 20060101AFI20250123BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】バイオ燃料の製造過程で発生するエネルギーを有効活用すること。
【解決手段】バイオ燃料製造車両1は、バイオマス原料からバイオ燃料を製造するバイオ燃料製造システム2を搭載する。バイオ燃料製造車両1は、バイオ燃料製造システム2で発生した可燃性ガスを用いて発電する発電装置15を備え、発電装置15で発電された電力が車載装置の駆動電力として供給可能とされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バイオマス原料からバイオ燃料を製造するバイオ燃料製造システムを搭載するバイオ燃料製造車両であって、
前記バイオ燃料製造システムで発生した可燃性ガスを用いて発電する発電装置を備え、
前記発電装置で発電された電力が車載装置の駆動電力として供給可能とされたバイオ燃料製造車両。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記バイオ燃料製造システムは、前記バイオマス原料を粉砕する粉砕機又は断裁する断裁機を備え、
前記車載装置は、前記粉砕機又は前記断裁機を含む請求項1に記載のバイオ燃料製造車両。
【請求項3】
前記バイオ燃料製造システムに前記バイオマス原料を供給する原料搬送手段を備え、
前記車載装置は、前記原料搬送手段を含む請求項1に記載のバイオ燃料製造車両。
【請求項4】
前記バイオ燃料製造システムは、前記バイオ燃料製造システムを制御するシステム制御装置を備え、
前記車載装置は、前記システム制御装置を含む請求項1に記載のバイオ燃料製造車両。
【請求項5】
前記発電装置で発電された電力を蓄電する蓄電装置を備える請求項1に記載のバイオ燃料製造車両。
【請求項6】
前記バイオマス原料の回収場所に関する情報又は炭素固定化に関する情報を取得する、若しくは、バイオマス原料又はバイオ炭を運搬する飛行体を充電するための充電装置を有し、
前記充電装置は、前記発電装置で発電された電力を用いて前記飛行体を充電する請求項1に記載のバイオ燃料製造車両。
【請求項7】
バイオ燃料製造システムは、
バイオマス原料を乾燥させる乾燥装置と、
乾燥後のバイオマス原料を熱分解する熱分解炉と、
前記バイオマス原料の一部が燃料として供給され、前記バイオマス原料を燃焼させる燃焼室と、
前記燃焼室で発生した熱を前記乾燥装置に熱源として供給する熱流路と
を備える請求項1に記載のバイオ燃料製造車両。
【請求項8】
バイオマス原料からバイオ燃料を製造するバイオ燃料製造システムを搭載するバイオ燃料製造車両であって、
バイオ燃料製造システムは、
バイオマス原料を乾燥させる乾燥装置と、
乾燥後のバイオマス原料を熱分解する熱分解炉と、
前記バイオマス原料の一部が燃料として供給され、前記バイオマス原料を燃焼させる燃焼室と、
前記燃焼室で発生した熱を前記乾燥装置に熱源として供給する熱流路と
を備えるバイオ燃料製造車両。
【請求項9】
車両に搭載可能とされ、バイオマス原料からバイオ燃料を製造するバイオ燃料製造システムであって、
バイオマス原料を粉砕する粉砕機又は断裁する断裁機と、
粉砕後又は断裁後のバイオマス原料を熱分解する熱分解炉と、
前記バイオマス原料の一部を燃焼させる燃焼室と、
前記熱分解炉で発生した可燃性ガスを用いて発電する発電装置と
を備え、
前記発電装置で発電された電力によって駆動されるバイオ燃料製造システム。
【請求項10】
車両に搭載可能とされ、バイオマス原料からバイオ燃料を製造するバイオ燃料製造システムであって、
バイオマス原料を乾燥させる乾燥装置と、
乾燥後のバイオマス原料を熱分解する熱分解炉と、
前記バイオマス原料の一部が燃料として供給され、前記バイオマス原料を燃焼させる燃焼室と、
前記燃焼室で発生した熱を前記乾燥装置に熱源として供給する熱流路と
を備えるバイオ燃料製造システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バイオ燃料製造車両、バイオ燃料製造システム、及びバイオ燃料製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
化石燃料の枯渇化及びCO2排出による地球温暖化への対策として、従来、廃棄物として扱われていた木質バイオマスなどのバイオマスを資源化して有効利用することが提案されている。
例えば、製材所や木材市場では、バーク(木の樹皮)が大量に発生する。また、森林、公園、河川では、草刈りや剪定等により、大量の枝葉が発生する。これらを廃棄処理することなく回収してバイオ炭等のバイオ燃料を生成して資源化することで、廃棄処理のための費用を削減できるとともにCO2削減を図ることができる。
【0003】
ところで、こういった木材や枝葉などのバイオマス原料は、全国に広く点在している。したがって、このようなバイオマス原料を効率的に回収し、資源化することが望まれる。
例えば、特許文献1には、コンパクト化した炭化処理設備を車両に搭載した移動型の炭化処理設備が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6233910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示される移動型の炭化処理設備は、車両に単に小型化した炭化装置を搭載するに留まり、炭化処理設備で発生するエネルギーの利用については考慮されていなかった。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、バイオ燃料の製造過程で発生するエネルギーを有効活用することのできるバイオ燃料製造車両、バイオ燃料製造システム、及びバイオ燃料製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、バイオマス原料からバイオ燃料を製造するバイオ燃料製造システムを搭載するバイオ燃料製造車両であって、前記バイオ燃料製造システムで発生した可燃性ガスを用いて発電する発電装置を備え、前記発電装置で発電された電力が車載装置の駆動電力として供給可能とされたバイオ燃料製造車両である。
【0008】
本開示の一態様は、バイオマス原料からバイオ燃料を製造するバイオ燃料製造システムを搭載するバイオ燃料製造車両であって、バイオ燃料製造システムは、バイオマス原料を乾燥させる乾燥装置と、乾燥後のバイオマス原料を熱分解する熱分解炉と、前記バイオマス原料の一部が燃料として供給され、前記バイオマス原料を燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室で発生した熱を前記乾燥装置に熱源として供給する熱流路とを備えるバイオ燃料製造車両である。
【0009】
本開示の一態様は、車両に搭載可能とされ、バイオマス原料からバイオ燃料を製造するバイオ燃料製造システムであって、バイオマス原料を粉砕する粉砕機又は断裁する断裁機と、粉砕後又は断裁後のバイオマス原料を熱分解する熱分解炉と、前記バイオマス原料の一部を燃焼させる燃焼室と、前記熱分解炉で発生した可燃性ガスを用いて発電する発電装置とを備え、前記発電装置で発電された電力によって駆動されるバイオ燃料製造システムである。
【0010】
本開示の一態様は、車両に搭載可能とされ、バイオマス原料からバイオ燃料を製造するバイオ燃料製造システムであって、バイオマス原料を乾燥させる乾燥装置と、乾燥後のバイオマス原料を熱分解する熱分解炉と、前記バイオマス原料の一部が燃料として供給され、前記バイオマス原料を燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室で発生した熱を前記乾燥装置に熱源として供給する熱流路とを備えるバイオ燃料製造システムである。
(【0011】以降は省略されています)

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