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公開番号
2025025781
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130897
出願日
2023-08-10
発明の名称
舶用燃料組成物
出願人
ENEOS株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10L
1/02 20060101AFI20250214BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】メタノールを含み、舶用燃料としての十分な着火性を有し、且つ、燃料タンク内で分離しない十分な均一性を有する、舶用燃料組成物を提供すること。
【解決手段】10体積%以上のメタノールと、20体積%以上の炭素数8~24の脂肪族炭化水素基を有する脂肪酸エステルと、を含む、舶用燃料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
10体積%以上のメタノールと、
20体積%以上の炭素数8~24の脂肪族炭化水素基を有する脂肪酸エステルと、
を含む、舶用燃料組成物。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記メタノールに対する前記脂肪酸エステルの比(体積比)が0.7以上である、請求項1に記載の舶用燃料組成物。
【請求項3】
前記メタノール及び前記脂肪酸エステルの合計含有量が50体積%以上である、請求項1に記載の舶用燃料組成物。
【請求項4】
芳香族化合物を更に含む、請求項1に記載の舶用燃料組成物。
【請求項5】
前記芳香族化合物の含有量が3体積%以上35体積%以下である、請求項4に記載の舶用燃料組成物。
【請求項6】
脂肪族炭化水素を更に含む、請求項1に記載の舶用燃料組成物。
【請求項7】
前記脂肪族炭化水素がパラフィンを含む、請求項6に記載の舶用燃料組成物。
【請求項8】
前記脂肪族炭化水素の含有量が1.5体積%以上40体積%以下である、請求項6に記載の舶用燃料組成物。
【請求項9】
前記メタノールに対する前記脂肪酸エステルの比(体積比)が0.9以上である、請求項6に記載の舶用燃料組成物。
【請求項10】
前記脂肪族炭化水素に対する前記脂肪酸エステルの比(体積比)が0.9以上である、請求項6に記載の舶用燃料組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、舶用燃料組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、舶用燃料としては、重油等の燃料油が主に使用されている。
【0003】
近年、二酸化炭素と水素とから合成可能なカーボンニュートラルな燃料として、メタノールが注目されている。例えば、特許文献1には、メタノール等の低着火性燃料を二次燃料として用いるための燃料噴射装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-132221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のとおり、メタノールは着火性が低いため、舶用燃料として使用するためには着火の容易な重油等の炭化水素系燃料油との併用が必要であり、また、メタノールを二次燃料とするための専用の内燃機関が必要であるという課題があった。また、メタノールと重油等の炭化水素系燃料油とは相溶せず、分離してしまうため、メタノールを利用する内燃機関では、複数の燃料タンク、複雑な配管等が必要となり、サイズの制約が生じたり、制御が複雑となったりするという課題もあった。
【0006】
そこで本発明は、メタノールを含み、舶用燃料としての十分な着火性を有し、且つ、燃料タンク内で分離しない十分な均一性を有する、舶用燃料組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、例えば、以下の[1]~[10]を提供する。
[1]
10体積%以上のメタノールと、
20体積%以上の炭素数8~24の脂肪族炭化水素基を有する脂肪酸エステルと、
を含む、舶用燃料組成物。
[2]
前記メタノールに対する前記脂肪酸エステルの比(体積比)が0.7以上である、[1]に記載の舶用燃料組成物。
[3]
前記メタノール及び前記脂肪酸エステルの合計含有量が50体積%以上である、[1]又は[2]に記載の舶用燃料組成物。
[4]
芳香族化合物を更に含む、[1]~[3]のいずれか一つに記載の舶用燃料組成物。
[5]
前記芳香族化合物の含有量が3体積%以上35体積%以下である、[4]に記載の舶用燃料組成物。
[6]
脂肪族炭化水素を更に含む、[1]~[5]のいずれか一つに記載の舶用燃料組成物。
[7]
前記脂肪族炭化水素がパラフィンを含む、[6]に記載の舶用燃料組成物。
[8]
前記脂肪族炭化水素の含有量が1.5体積%以上40体積%以下である、[6]又は[7]に記載の舶用燃料組成物。
[9]
前記メタノールに対する前記脂肪酸エステルの比(体積比)が0.9以上である、[6]~[8]のいずれか一つに記載の舶用燃料組成物。
[10]
前記脂肪族炭化水素に対する前記脂肪酸エステルの比(体積比)が0.9以上である、[6]~[9]のいずれか一つに記載の舶用燃料組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、メタノールを含み、舶用燃料としての十分な着火性を有し、且つ、燃料タンク内で分離しない十分な均一性を有する、舶用燃料組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0010】
本実施形態の舶用燃料組成物は、10体積%以上のメタノールと、20体積%以上の炭素数8~24の脂肪族炭化水素基を有する脂肪酸エステルと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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