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公開番号2025009792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024045641
出願日2024-03-21
発明の名称電気レオロジーシートの製造方法及び電気レオロジーシート
出願人藤倉化成株式会社,宮坂ゴム株式会社
代理人個人,個人
主分類C10M 177/00 20060101AFI20250109BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】電気レオロジー粒子の分散割合の自由度を拡大でき、電気レオロジーシート表面の摩擦係数を低くすることを可能にする電気レオロジーシートの製造方法を提供する。
【解決手段】バインダーに電気レオロジー粒子5を分散させて所定ヤング率のペースト9とし、ペースト9を基材フィルム7に層状に展開して半製品シート11を形成し、半製品シート11のバインダーを硬化処理して電気絶縁体3とすることにより電気レオロジーシート1を得る。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
バインダーに電気レオロジー粒子を分散させて所定のヤング率のペーストとし、
前記ペーストを基材に層状に展開して半製品シートを形成し、
前記半製品シートの前記バインダーを硬化処理して電気絶縁体とすることで前記基材が剥離可能に付着した電気レオロジーシートを得る、
電気レオロジーシートの製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1の電気レオロジーシートの製造方法であって、
前記半製品シートは、前記展開された前記ペーストの裏面が前記基材によって覆われ、前記展開された前記ペーストの表面が開放された、
電気レオロジーシートの製造方法。
【請求項3】
請求項1の電気レオロジーシートの製造方法であって、
前記電気レオロジー粒子は、前記バインダーに対する割合が5vol%~90vol%である、
電気レオロジーシートの製造方法。
【請求項4】
請求項1の電気レオロジーシートの製造方法であって、
前記ペーストのヤング率が100kPa~2500kPaである、
電気レオロジーシートの製造方法。
【請求項5】
請求項1の電気レオロジーシートの製造方法であって、
前記半製品シートにおいて、前記展開された前記ペーストの表面に凹部を形成する、
電気レオロジーシートの製造方法。
【請求項6】
請求項5の電気レオロジーシートの製造方法であって、
前記凹部は、前記展開された前記ペーストの表面に型を押し付けて形成する、
電気レオロジーシートの製造方法。
【請求項7】
請求項1~6の何れか一項の電気レオロジーシートの製造方法であって、
前記基材に対する前記ペーストの層状の展開を対の圧延ローラーに通して行う、
電気レオロジーシートの製造方法。
【請求項8】
請求項1~6の何れか一項の電気レオロジーシートの製造方法であって、
前記電気絶縁体は、エラストマーである、
電気レオロジーシートの製造方法。
【請求項9】
請求項1~6の何れか一項の電気レオロジーシートの製造方法であって、
前記電気レオロジーシートのゴム硬度が30~100IRHDである、
電気レオロジーシートの製造方法。
【請求項10】
請求項1~6の何れか一項の電気レオロジーシートの製造方法であって、
前記電気レオロジーシートの体積抵抗率が1×10

~1×10
11
Ω・cmである、
電気レオロジーシートの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気的に摩擦力や吸着力を調整可能な電気レオロジーシートの製造方法及び電気レオロジーシートに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電気レオロジーシートの製造方法としては、例えば特許文献1に記載のように、電気レオロジー粒子をバインダーに分散させたペーストを金型で熱硬化させるものがある。
【0003】
かかる製造方法では、電気レオロジーシートの表面で電気レオロジー粒子がバインダー樹脂で覆われた状態となり、その表面の摩擦係数が高くなってしまう。
【0004】
これに対し、電気レオロジー粒子の分散割合を大きくすることで、電気レオロジー粒子が電気レオロジーシート表面に出て摩擦係数を低くすることが可能となる。しかし、電気レオロジー粒子の分散割合を大きくすると、ペーストの流動性が低下して成形時に空気をまきこんでしまい、シート内に空隙(ボイド)が多く発生することから、電気レオロジー粒子の分散割合を高くするには限界が生じていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-153837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、電気レオロジー粒子がバインダー樹脂で覆われて、作製した電気レオロジーシート表面の摩擦係数が高くなっていた点と、電気レオロジー粒子の分散割合に限界を生じていた点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、バインダーに電気レオロジー粒子を分散させて所定のヤング率のペーストとし、前記ペーストを基材に層状に展開して半製品シートを形成し、前記半製品シートの前記バインダーを硬化処理して電気絶縁体とすることで前記基材が剥離可能に付着した電気レオロジーシートを得る電気レオロジーシートの製造方法を提供する。
【0008】
本発明は、裏面に基材が剥離可能に付着し、電気絶縁体に電気レオロジー粒子が分散して表面上で露出する電気レオロジーシートであって、前記電気レオロジー粒子は、前記電気絶縁体に対する割合が5vol%~90vol%である、電気レオロジーシートを提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、電気レオロジー粒子の分散割合の自由度を拡大でき、また電気レオロジーシートの表面の摩擦係数を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施例1に係る電気レオロジーシートを示す断面図である。
図2(A)は、基材フィルムにペーストを展開した状態を示す概略断面図、図2(B)は、図1の電気レオロジーシートに用いる半製品シートの成形を示す概略断面図である。
図3は、実施例2に係る電気レオロジーシートを示す概略断面図である。
図4は、図3の電気レオロジーシートに用いる半製品シートの成形を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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