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公開番号
2025015400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024040149
出願日
2024-03-14
発明の名称
廃潤滑油をリサイクルする方法
出願人
エスケー イノベーション カンパニー リミテッド
,
SK INNOVATION CO.,LTD.
,
エスケー エンムーブ カンパニー リミテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
C10G
67/04 20060101AFI20250123BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】廃潤滑油をリサイクルする方法を提供する。
【解決手段】前記方法は、廃潤滑油由来の留分を提供するステップと、前記廃潤滑油由来の留分を前処理するステップと、前処理された廃潤滑油由来の留分を水素化分解(hydrocracking)するステップと、を含む。前記方法によれば、廃潤滑油を燃料油及び高級潤滑基油に再生することができるため、経済的な面で利点を有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
廃潤滑油をリサイクルする方法であって、
廃潤滑油由来の留分を提供するステップと、
前記廃潤滑油由来の留分を前処理するステップと、
前処理された廃潤滑油由来の留分を水素化分解(hydrocracking)するステップと、を含む、廃潤滑油をリサイクルする方法。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記廃潤滑油由来の留分は、40℃で測定された20cst以上60cst以下の動粘度、及び0℃未満の流動点を含む、請求項1に記載の廃潤滑油をリサイクルする方法。
【請求項3】
前記前処理するステップは、前記廃潤滑油由来の留分を溶媒抽出するステップを含む、請求項1に記載の廃潤滑油をリサイクルする方法。
【請求項4】
前記方法は、水素化分解ステップの前に、廃潤滑油由来の留分を炭化水素原料と配合して第1配合物を生成する第1配合ステップをさらに含む、請求項1に記載の廃潤滑油をリサイクルする方法。
【請求項5】
第1配合物は、全体積に対して1~10%の廃潤滑油由来の留分を含む、請求項4に記載の廃潤滑油をリサイクルする方法。
【請求項6】
前記方法は、水素化分解ステップの生成物から第1画分及び第2画分を含む複数の画分を回収するステップをさらに含む、請求項1に記載の廃潤滑油をリサイクルする方法。
【請求項7】
第1画分は燃料油沸点範囲の沸点を有する、請求項6に記載の廃潤滑油をリサイクルする方法。
【請求項8】
第2画分の沸点は第1画分の沸点よりも高い、請求項6に記載の廃潤滑油をリサイクルする方法。
【請求項9】
前記方法は、第2画分を別途の廃潤滑油由来の留分と配合して第2配合物を生成する第2配合ステップをさらに含む、請求項6に記載の廃潤滑油をリサイクルする方法。
【請求項10】
前記第2配合ステップに導入される別途の廃潤滑油由来の留分は、第2配合物の体積の3~50%である、請求項9に記載の廃潤滑油をリサイクルする方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、廃潤滑油をリサイクルする方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
廃潤滑油は、一連の精製工程を経て、国内では全量が燃料油として使用されており、海外では一部は燃料油、別の一部は低級再生基油として使用されている。
【0003】
一方、一般に優れた潤滑基油は、高い粘度指数を有し、安定性(酸化、熱、UVなど)に優れるうえ、揮発性が少ない特性を有する。米国石油協会API(American Petroleum Institute)では、潤滑基油を品質に応じて下記表1のように分類している。
【0004】
TIFF
2025015400000001.tif
39
170
【0005】
上記分類において、グループIからグループVに行くほど潤滑基油としての品質が優れるものと評価され、その中でも、グループIII潤滑基油は、一般に高度の水添分解反応によって製造される。通常、グループIII以上の高級潤滑基油を製造するための供給原料として、燃料油水素化分解工程で燃料油に転換されずに残った重質留分である未転換油が使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
韓国特許公開第10-2007-0116074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は、廃潤滑油をリサイクルする方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一観点による廃潤滑油をリサイクルする方法は、廃潤滑油由来の留分を提供するステップと、前記廃潤滑油由来の留分を前処理するステップと、前処理された廃潤滑油由来の留分を水素化分解(hydrocracking)するステップと、を含む。一実施形態によれば、前記廃潤滑油由来の留分は、40℃で測定された20cst以上60cst以下の動粘度、及び0℃未満の流動点を含むことができる。
【0009】
一実施形態によれば、前記前処理するステップは、前記廃潤滑油由来の留分を溶媒抽出するステップを含むことができる。
【0010】
一実施形態によれば、前記方法は、水素化分解ステップの前に廃潤滑油由来の留分を炭化水素原料と配合して第1配合物を生成する第1配合ステップをさらに含むことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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