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公開番号2025028795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-04
出願番号2023133721
出願日2023-08-19
発明の名称太陽光パネル発電、蓄電池、DC・ACインバーター、電気式瞬間湯沸し器から構成する空冷式空調機の熱交換器アルミフィンのお湯洗浄装置
出願人エアマル株式会社,テクノエース株式会社
代理人個人
主分類F28G 1/16 20060101AFI20250225BHJP(熱交換一般)
要約【課題】エアコンの熱交換器アルミフィンの洗浄方法において、お湯で洗浄すると作業能率向上、早くきれいに洗浄できる。プロパンガスを瞬間湯沸し器に供給する従来の装置に置換えて、電気式の瞬間湯沸し器を選定した。
【解決手段】電気式瞬間湯沸し器6にAC100ボルト電源を供給する手段として、太陽光パネル2→充電コントローラ3→蓄電池4→DC・ACインバーター装置5で構成し、かつ太陽パネル2は作業車1の屋根に設置する方法を考案した。本発明の洗浄装置により空冷式空調機の熱交換器アルミフィンを安全に能率良く洗浄できる効果がある。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
空冷式空調機の熱交換器アルミフィンを洗浄する洗浄装置において、
電気式瞬間湯沸し器のお湯を高圧洗浄機の給水口に接続し、
前記高圧洗浄機の吐出口には高圧耐熱軟質防水性の出力ホースを介して前記高圧洗浄機の洗浄ノズルを接続し、
さらに前記高圧洗浄機と前記電気式瞬間湯沸し器へのＡＣ１００ボルト電源供給は作業車の屋根に設置した太陽光パネルで発電した自然エネルギーを蓄電池に蓄電し、
前記蓄電池の直流電圧出力をＤＣ・ＡＣインバーター装置の入力に供給してＡＣ１００ボルト電源コンセントを構成し、
前記ＡＣ１００ボルトコンセントに前記高圧洗浄機と前記電気式瞬間湯沸し器の電源コードを接続することを特徴とする空冷式空調機室内機の洗浄装置。
続きを表示（約 210 文字）【請求項２】
前記蓄電池とＤＣ・ＡＣインバーター装置と電気式瞬間湯沸し器を一体化して移動できる形態のお湯供給装置を構成し、
作業車屋根に設置した太陽光パネルからの自然エネルギーの充電が前記お湯供給装置の蓄電池に完了した時点で太陽光パネルからの電気コードを取り外し、
前記一体化したお湯供給装置を車外に移動して高圧洗浄機にお湯を供給することを特徴とする請求項１記載の空冷式空調機室内機の洗浄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は空冷式空調機室内機の洗浄装置に関するものである。
続きを表示（約 2,900 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、蓄電池の開発が進み、小型軽量、大容量のリン酸鉄リチウムイオン蓄電池が比較的安く販売されている。同様に、太陽光パネルも発電効率が向上、低価格で販売されている状況がある。
空冷式空調機の部品、熱交換器アルミフィン（以下、アルミフィンと略す）や送風ファンの洗浄は空冷式空調機の筐体から部品等を取り外して行われるが、雑巾による払拭清掃やスプレー缶での洗浄では不十分である。
特に油汚れには、４０℃以上のお湯を使用しての洗浄が望ましい。発明者等は、プロパンガスボンベを熱源とする瞬間湯沸し器に高圧洗浄機を接続する装置の特許（特許文献１）を出願している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開2006-003060号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
発明者等は、プロパンボンベとガス式瞬間湯沸し器とを接続してお湯を供給する装置を構成し、油汚れ等を高圧洗浄機で洗浄しているが、次の課題がある。
課題１．持ち運び、安全性の確保を考慮して、プロパンガスボンベは１０ｋｇボンベを使用中で、ある。重い、容積が大きく取扱いに不便な問題がある。
課題２．プロパンガスボンベと瞬間湯沸し器は２ｍ以上離しての設置の法律的な基準があり、現場毎にプロパンガスボンベの置き場所を考慮している。
課題３．ガスボンベがガス欠乏状態になり、お湯が使用できないリスクを感じながらの洗浄作業である。
課題４．ガスが無くなったら、ガス事業者のプロパンガスの充填場まで空容器を持って行き、充填する手間が必要ある。
課題５．火災の危険性への対処方法、消火器の携帯は必須である。工場では、火器類持込みの届け出が事前に必要である。
課題６．プロパンガス式瞬間湯沸し器には、ＡＣ１００ボルト電源供給は必要であるが本発明ではインバーター電源コンセントから供給できる。従来は顧客の建屋の電源コンセントを借用している状況である。
課題７．プロパンガスの不完全燃焼が起きた場合は、人体に危険な一酸化炭素ガスが発生する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、前記の課題に鑑みてなされたもので、第一の観点では、プロパンガス式瞬間湯沸し器を電気式瞬間湯沸し器に置き替えた装置を考案した。
前記電気式瞬間湯沸し器のＡＣ１００ボルト電源供給に太陽光パネルで発電した自然エネルギー発電を利用している。
電気式瞬間湯沸し器へのＡＣ１００ボルト電源は、太陽光パネルの自然エネルギー発電を蓄電池に供給し、さらにＤＣ・ＡＣインバーター装置を介してＡＣ１００ボルト電源コンセントを構成した。
前記のＡＣ１００ボルト電源コンセントに電気式瞬間湯沸し器の電源コードを接続し、水栓からの水を電気式瞬間湯沸し器に供給すれば、洗浄機にお湯を供給できる装置である。
第二の観点では、太陽光パネルの自然エネルギーで発電した電力を蓄電池に供給する。蓄電池、ＤＣ・ＡＣインバーター装置、電気式瞬間湯沸し器を一体化した装置とし、移動可能とする。前記のお湯供給装置は、充電完了時には作業車から移動できる装置としたことを特徴としている。
【０００６】
図１で本発明の洗浄装置を説明する。
図１に於いて、作業車（ワゴン車バン）１の屋根に太陽光パネル２を設置し、発電した電気を蓄電池４に充電コントローラ３を介して充電する。蓄電池４の出力をＤＣ・ＡＣインバーター装置５に供給する。ＤＣ・ＡＣインバーター装置５の出力電源コンセント７に電気式瞬間湯沸し器６の電源コードを差し込み、水栓から水を供給すればお湯を供給できる装置となる。
【０００７】
すなわち、本発明の第二の観点においては、蓄電池、ＤＣ・ＡＣインバーター装置、電気式瞬間湯沸し器を一体化して移動できる形態のお湯供給装置を構成する。作業車屋根に設置した太陽光パネル２からの自然エネルギーで充電する蓄電池４の充電が完了した時点で太陽光パネル２からの電源コードを取り外し、一体化したお湯供給装置２１を車外に移動して高圧洗浄機９にお湯を供給することが好ましい。
【発明の効果】
【０００８】
本発明では、給湯の熱源として電気式瞬間湯沸し器６を利用し、前記の電気式瞬間湯沸し器６へのＡＣ１００ボルト電源供給を、太陽光パネル、蓄電池、ＤＣ・ＡＣインバーター装置の流れで構成していることを特徴にしている。前記したプロパンガス瞬間湯沸し器の欠点を補う次の特徴を有する装置を構成している。
特徴１．プロパンガスの火災の危険性への対処、消火器の準備等への配慮が必要ない。
特徴２．車載の屋根に搭載の太陽光パネル発電は、常時充電中の状態であるので、プロパンガスのガス欠乏、充填のタイミングへの管理リスクが必要無くなった。
特徴３．プロパンガス欠乏なった場合は、充填のためにプロパンガスをガス事業者の充填場に持ち込む労力が必要ない。
特徴４．電気式瞬間湯沸し器には、ＡＣ１００ボルト電源供給は必須である。本発明装置では、
改めてその準備は必要ない。
特徴５．お湯供給装置は一体化されて、移動できる形態となっているので、洗浄の対象物の近傍に移動することができ、作業能率が向上する。
特徴６．工場にプロパンボンベを持ち込むに際には、事前の火器類の届け出が必要あるが、本発明装置は火器類に当たらないので届出書の提出は必要がない。
特徴７．電気式瞬間湯沸し器はＡＣ１００ボルト電源で動作する電気ヒータを搭載し、お湯を製造している。したがって、人体に危険な一酸化炭素ガスは発生しない。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、本発明の構成図である。
図２は、作業車の内部にある装置を一体化して、車外に移動できるようにした装置の構成図ある。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
以下、本発明の実施例を図１で説明する。
図１は、本実施形態に係る空冷式空調機の洗浄装置の構成図である。本装置は、空冷式空調機のアルミフィンを洗浄する洗浄装置であって、電気式瞬間湯沸し器６のお湯を高圧洗浄機９の給水口に高圧耐熱軟質防水性の出力ホース１１を介して接続し、高圧洗浄機９の吐出口には、高圧耐熱軟質防水性の出力ホース１１を介して高圧洗浄機９の洗浄ノズルを接続し、さらに高圧洗浄機９と電気式瞬間湯沸し器６へのＡＣ１００ボルト電源供給は作業車の屋根に設置した太陽光パネル２で発電した自然エネルギーを蓄電池４に蓄電し、蓄電池４の直流電圧出力をＤＣ・ＡＣインバーター装置５の入力に供給してＡＣ１００ボルト電源コンセント７を構成し，前記ＡＣ１００ボルト電源コンセント７に高圧洗浄機９と電気式瞬間湯沸し器６の電源コードを接続する。
（【００１１】以降は省略されています）

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