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公開番号
2025032828
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138314
出願日
2023-08-28
発明の名称
システム、プログラム群、プログラム、情報処理装置、システムの制御方法、及び情報処理装置の制御方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20250305BHJP(計算;計数)
要約
【課題】プリンタのセットアップアプリケーションをサンドボックス化すると、セットアップ情報をポータルアプリケーションに対して送信することもできなくなるため、デフォルトプリンタの設定を行えなかった。
【解決手段】PC100のセットアップアプリケーションは、プリンタ100のセットアップ完了時に、セットアップ情報としてプリンタにPC識別情報を送信し(図4のS402)、プリンタ110はそれを保存する(図7のS702)。その後、ポータルアプリケーションは、接続されているプリンタからセットアップ情報を取得し(S303)、自身のPC識別情報と一致するものがあった場合、そのセットアップ情報を応答したプリンタをデフォルトプリンタに設定する(S304、S305)。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置と画像処理装置を含むシステムであって、
前記情報処理装置は、
画像処理装置と接続して使用可能にするセットアップ処理を行うセットアップ手段と、
該セットアップ処理した画像処理装置に対して、セットアップ情報として前記情報処理装置を識別する識別情報を送信する送信手段と、
前記情報処理装置に接続されている1又は複数の画像処理装置のうち、前記セットアップ情報として該情報処理装置の識別情報を保持している画像処理装置を、デフォルトで選択される画像処理装置に設定する設定手段と、を有し、
前記画像処理装置は、
前記情報処理装置から受信したセットアップ情報を保持する保持手段と、
前記情報処理装置からの要求に応じて前記保持手段に保持されている前記セットアップ情報を応答する応答手段と、を有する、
ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
情報処理装置を、画像処理装置と接続して使用可能にするセットアップ処理を行った場合に、該セットアップ処理した画像処理装置に対して、セットアップ情報として前記情報処理装置を識別する識別情報を送信する送信手段として機能させる第1プログラムと、
情報処理装置を、該情報処理装置に接続されている1又は複数の画像処理装置のうち、前記セットアップ情報として該情報処理装置の識別情報を保持している画像処理装置を、デフォルトで選択される画像処理装置に設定する設定手段として機能させる第2プログラムと、
を含むプログラム群。
【請求項3】
前記第1プログラムは、情報処理装置に、前記セットアップ処理を行う機能を提供し、
前記第2プログラムは、情報処理装置に、画像処理装置の使用に係る機能を提供する
ことを特徴とする請求項2に記載のプログラム群。
【請求項4】
前記第2プログラムは、情報処理装置を、さらに、前記設定手段による設定を行った後、該情報処理装置の識別情報を保持している画像処理装置に対して、情報処理装置の識別情報の削除を指示する削除手段として機能させることを特徴とする請求項2に記載のプログラム群。
【請求項5】
前記送信手段は、前記情報処理装置の識別情報に加え、前記セットアップ処理に係る日時の情報を送信し、
前記設定手段は、前記情報処理装置の識別情報を保持している画像処理装置が複数存在している場合には、これらの画像処理装置が保持している前記セットアップ処理に係る日時の情報に基づき、デフォルトで選択される画像処理装置として設定する画像処理装置を決定することを特徴とする請求項2に記載のプログラム群。
【請求項6】
前記設定手段は、前記情報処理装置の識別情報を保持している画像処理装置が複数存在している場合には、これらの画像処理装置が最後にプリントした日時の情報を確認し、該確認した情報に基づき、デフォルトで選択される画像処理装置として設定する画像処理装置を決定することを特徴とする請求項2に記載のプログラム群。
【請求項7】
前記設定手段は、前記情報処理装置の識別情報を保持している画像処理装置が複数存在している場合には、これらの画像処理装置のいずれか一つを選択するユーザ操作を受け付け、該選択された画像処理装置を、デフォルトで選択される画像処理装置として設定することを特徴とする請求項2に記載のプログラム群。
【請求項8】
前記設定手段は、前記第2プログラムにおいてデフォルトで選択される画像処理装置の設定を行い、前記情報処理装置で動作するオペレーティングシステムにおいてデフォルトで選択される画像処理装置の設定を行わない、ことを特徴とする請求項2に記載のプログラム群。
【請求項9】
前記第2プログラムは、前記第1プログラムを起動し、該第1プログラムによる処理が終了したことに応じて、前記設定を行うことを特徴とする請求項2に記載のプログラム群。
【請求項10】
請求項2~9のいずれか1項に記載の第1プログラムであることを特徴とするプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、システム、プログラム群、プログラム、情報処理装置、システムの制御方法、及び情報処理装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
購入したプリンタを情報端末から使用できるようにするためには、セットアップアプリケーションを用いて、情報端末とプリンタを接続するといったセットアップ作業が必要となる。セットアップ後、情報端末からプリンタに対してユーザがプリント指示を行う場合、ポータルアプリケーションを使う場合が多くなっている。ポータルアプリケーションとは、プリンタのプリントやスキャンといった機能から、プリンタのおすすめの使用方法紹介機能など、プリンタ使用に関する様々な機能を有するアプリケーションのことである。
【0003】
ユーザの利便性を向上させるため、セットアップアプリケーションが、セットアップしたプリンタの情報をポータルアプリケーションに送信する技術がある。ポータルアプリケーションは、印刷可能プリンタとしてトップページに表示するデフォルトプリンタを、セットアップアプリケーションから受け取った情報を基にセットアップしたプリンタに変更する。これにより、セットアップ直後のプリンタ使用をユーザに促すことができる。
【0004】
近年、情報端末のセキュリティの強化として、アプリケーションのサンドボックス化を推奨する動きがある。サンドボックスとは、情報端末内の保護された領域でのみアプリケーションを動作させる仕組みのことである。アプリケーションをサンドボックス化することで、仮に悪意のあるアプリケーションだったとしても、動作可能な領域が制限されているため、情報端末への悪影響を最小限にすることができる。つまり、アプリケーションをサンドボックス化することでユーザに安心してアプリケーションを使用してもらえるというメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-60248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、サンドボックス化を行うことによるデメリットも存在する。例えば、アプリケーションが情報端末への影響を少なくするための制限の一つに、他のアプリケーションに対してデータの送信を行うことができなくなるというものがある。そのため、上述したようなプリンタのポータルアプリケーションとセットアップアプリケーションが連携する仕様の場合、セットアップアプリケーションをサンドボックス化すると、セットアップしたプリンタの情報をポータルアプリケーションに対して送信することができなくなる。
すなわち、従来の技術では、セットアップアプリケーションがサンドボックス化されているような場合、セットアップしたプリンタをポータルアプリケーションのデフォルトプリンタに設定したい場合、ユーザが手動で設定を行う必要があり、煩雑であった。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、情報処理装置でプリンタ等の画像処理装置のセットアップを行った際のユーザビリティを向上することができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、情報処理装置と画像処理装置を含むシステムであって、前記情報処理装置は、画像処理装置と接続して使用可能にするセットアップ処理を行うセットアップ手段と、該セットアップ処理した画像処理装置に対して、セットアップ情報として前記情報処理装置を識別する識別情報を送信する送信手段として機能させる第1プログラムと、前記情報処理装置に接続されている1又は複数の画像処理装置のうち、前記セットアップ情報として該情報処理装置の識別情報を保持している画像処理装置を、デフォルトで選択される画像処理装置に設定する設定手段と、を有し、前記画像処理装置は、前記情報処理装置から受信したセットアップ情報を保持する保持手段と、前記情報処理装置からの要求に応じて前記保持手段に保持されている前記セットアップ情報を応答する応答手段と、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、情報処理装置でプリンタ等の画像処理装置のセットアップを行った際のユーザビリティを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態を示すシステムの構成の一例を示す図。
プリンタの構成の一例を示す図。
第1実施形態のポータルアプリケーションの処理を説明するフローチャート。
本実施形態のセットアップアプリケーションの処理を説明するフローチャート。
第2実施形態のポータルアプリケーションのフローチャート
第2実施形態のポータルアプリケーションの処理を説明するフローチャート。
本実施形態のプリンタの処理を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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