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公開番号2025029346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023133904
出願日2023-08-21
発明の名称入力電圧判定回路、スイッチング電源装置、半導体装置
出願人サンケン電気株式会社
代理人個人,個人
主分類H02M 3/335 20060101AFI20250227BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】交流入力電圧を判定用電圧として用いることなく、初回のオンパルス幅TONを用いて交流入力電圧が低圧系か高圧系かを判定できる入力電圧判定回路を提供する。
【解決手段】カレントモードでフィードバック信号VFBに基づいてスイッチング素子Q1のオンパルス幅TONを制御するフライバック式のスッチング電源装置に供給される交流入力電圧が低圧系であるか高圧系であるかを判定する入力電圧判定回路17であって、初回のオンパルス幅TONが予め設定された判定期間未満である場合に高圧系と判定し、初回のオンパルス幅TONが前記判定期間以上である場合に低圧系と判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カレントモードでフィードバック信号に基づいてスイッチング素子のオンパルス幅を制御するフライバック式のスッチング電源装置に供給される交流入力電圧が低圧系であるか高圧系であるかを判定する入力電圧判定回路であって、
初回の前記オンパルス幅が予め設定された判定期間未満である場合に前記高圧系と判定し、初回の前記オンパルス幅が前記判定期間以上である場合に前記低圧系と判定することを特徴とする入力電圧判定回路。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
カレントモードでフィードバック信号に基づいてスイッチング素子のオンパルス幅を制御するフライバック式のスッチング電源装置であって、
初回の前記オンパルス幅が予め設定された判定期間未満である場合に交流入力電圧が高圧系と判定し、初回の前記オンパルス幅が前記判定期間以上である場合に前記交流入力電圧が低圧系と判定する入力電圧判定回路を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
【請求項3】
フィルタ回路を介した電流検出信号と前記フィードバック信号とを比較することで前記スイッチング素子の前記オンパルス幅を制御するフィードバック回路を備え、
前記フィルタ回路は、前記入力電圧判定回路による判定結果に応じて、フィルタ定数を切り替えることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
【請求項4】
請求項1に記載の入力電圧判定回路が基板上に集積化されていることを特徴とする半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力電圧を判定する入力電圧判定回路に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
商用交流電源の電圧は、国によって異なり、100V~120VのAC100V系(低圧系)と、200V~260VのAC200V系(高圧系)とに大別される。スイッチング電源装置は、これらの交流入力電圧のいずれでも高効率で動作することが望まれている。そこで、スイッチング電源装置において、交流入力電圧が低圧系か高圧系かを判定し、判定結果に応じて低域ゲイン特性を切り替える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-62930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術は、交流入力電圧を半波整流した脈流電圧を判定用電圧として交流入力電圧が低圧系か高圧系かを判定している。そのため、制御回路は、判定用電圧が入力される入力電圧判定用端子を備える必要がある。さらに、交流入力電圧を判定する回路の素子は、一般的に低耐圧のもので構成するため、判定用電圧を生成するための分圧回路(入力検出抵抗)も必要となる。
【0005】
本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、交流入力電圧を判定用電圧として用いることなく、交流入力電圧が低圧系か高圧系かを判定できる入力電圧判定回路を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る入力電圧判定回路、スイッチング電源装置は、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
本発明に係る入力電圧判定回路は、カレントモードでフィードバック信号に基づいてスイッチング素子のオンパルス幅を制御するフライバック式のスッチング電源装置に供給される交流入力電圧が低圧系であるか高圧系であるかを判定する入力電圧判定回路であって、初回の前記オンパルス幅が予め設定された判定期間未満である場合に前記高圧系と判定し、初回の前記オンパルス幅が前記判定期間以上である場合に前記低圧系と判定することを特徴とする。
また、本発明に係る入スッチング電源装置は、カレントモードでフィードバック信号に基づいてスイッチング素子のオンパルス幅を制御するフライバック式のスッチング電源装置であって、初回の前記オンパルス幅が予め設定された判定期間未満である場合に交流入力電圧が高圧系と判定し、初回の前記オンパルス幅が前記判定期間以上である場合に前記交流入力電圧が低圧系と判定する入力電圧判定回路を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の入力電圧判定回路は、交流入力電圧を判定用電圧として用いることなく、初回オンパルス幅を用いて交流入力電圧が低圧系か高圧系かを判定できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るスイッチング電源装置の構成例を示す図である。
図1に示すコントローラ1の構成例を示す図である。
図2に示す入力電圧判定回路の判定動作を示す波形図である。
図2に示すフィルタ回路の切替動作によるゲイン特性の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0010】
本実施の形態のスイッチング電源装置は、フライバック式であり、図1を参照すると、整流回路DBと、平滑キャパシタC1、C2、C3と、トランスTと、コントローラ1と、整流ダイオードD1、D2と、エラーアンプ(E/A)2と、フォトカプラを構成する発光ダイオードPC1及び受光トランジスタPC2と、電流検出抵抗R
ID
と、抵抗R1、R2と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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