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公開番号2025027457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2024133741
出願日2024-08-09
発明の名称空気供給スカートを備える噴霧器及びそのような噴霧器の本体上にそのようなスカートを取り付ける方法
出願人エクセル インダストリー
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B05B 7/08 20060101AFI20250219BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】空気供給スカートを備える噴霧器及びそのような噴霧器の本体上にそのようなスカートを取り付ける方法に関する。
【解決手段】本発明は、本体(4)と、本体に取り付けられている空気供給スカート(6)と、磁性体と空気供給スカートとの間の磁気吸引手段(112)とを備える、コーティング製品噴霧器(2)に関する。噴霧器は、本体(4)に空気供給スカート(6)を掛止するための磁気デバイス(100A)と、本体に空気供給スカートを係止して締め付けるための空気圧又は油圧機構(100B)とを含む、磁気-空気圧又は磁気-油圧システム(100)を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
本体(4)と、前記本体に取り付けられている空気供給スカート(6)と、磁性体と前記空気供給スカートとの間の磁気吸引手段(112)とを備える、コーティング製品噴霧器(2)において、前記噴霧器が、磁気-空気圧又は磁気-油圧システム(100)であって、
-前記本体(4)に前記空気供給スカート(6)を掛止するための磁気デバイス(100A)と、
-前記本体に前記空気供給スカートを係止して締め付けるための空気圧又は油圧機構(100B)と、
を含む、磁気-空気圧又は磁気-油圧システムを備えることを特徴とする、コーティング製品噴霧器。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記磁気掛止デバイス(100A)が、前記空気供給スカート(6)と前記本体(4)との間に、前記噴霧器の長手方向軸線(A2)に平行な軸方向磁力を、第1の強度(I1)で加えるように構成されていること、前記空気圧又は油圧締め付け機構(100B)が、前記空気供給スカートと前記本体との間に、前記噴霧器の前記長手方向軸線に平行な軸方向機械力を、第2の強度(I2)で加えるように構成されていること、及び前記第2の強度が、前記第1の強度よりも厳密に大きいこと、を特徴とする、請求項1に記載のコーティング製品噴霧器。
【請求項3】
前記空気供給スカート(6)と前記本体(4)との間に配置されているシール(20)を備えること、並びに前記空気圧又は油圧締め付け機構(100B)によって加えられた前記機械力によって圧縮された前記シールが、前記本体(4)内及び前記空気供給スカート(6)の本体部(62)内に配置されている空気流ダクト(422、622)を、前記噴霧器(2)の外部に対して隔離すること、を特徴とする、請求項2に記載のコーティング製品噴霧器。
【請求項4】
前記空気供給スカート(6)が、前記本体(4)上に前記空気供給スカートが取り付けられている構成において前記噴霧器(2)の長手方向軸線(A2)を中心とし、かつ前記空気圧又は油圧締め付け機構(100B)と協働するための少なくとも1つの外部レリーフ(646)が設けられている、強磁性材料で作製されているスリーブ(64)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のコーティング製品噴霧器。
【請求項5】
前記磁気掛止デバイス(100A)が、前記噴霧器(2)の前記長手方向軸線(A2)に対して平行に移動可能な、支持体(110)上に取り付けられている永久磁石(112)を含むこと、並びに前記永久磁石又は前記支持体が、前記スカート本体部(62)とは反対側の、前記スリーブの一方の端部(644)を、当接して受け入れるように構成されていること、を特徴とする、請求項4に記載のコーティング製品噴霧器。
【請求項6】
前記空気圧又は油圧締め付け機構(100B)が、加圧流体が選択的に供給されるチャンバ(C100)の内部で、前記噴霧器(2)の前記長手方向軸線(A2)に対して平行に移動可能な、ピストン(106)を含むこと、並びに前記ピストンが、前記スリーブ(64)の前記外部レリーフ(646)と係合するための係合部材(108)を装備していること、を特徴とする、請求項4に記載のコーティング製品噴霧器。
【請求項7】
前記係合部材がボール(108)であること、前記ピストンが、前記噴霧器(2)の前記長手方向軸線(A2)に対して傾斜したカム面(S106)を含むこと、並びに、前記空気供給スカート(6)が、前記磁気掛止デバイス(100A)によって前記本体(4)上に掛止されている場合に、前記ピストン(106)が、前記空気供給スカート(6)の本体部(62)とは反対側の、前記スリーブの端部(644)に向けて変位(D)されると、前記カム面が、前記ボールに対して、前記スリーブの前記外部レリーフ(646)内に係合する力(F)を加え、前記力が、前記長手方向軸線に対して求心的であること、を特徴とする、請求項6に記載のコーティング製品噴霧器。
【請求項8】
前記スリーブ(64)の前記外部レリーフ(646)から前記係合部材(108)が係合解除される位置に向けて、前記ピストン(106)を戻すための、少なくとも1つの弾性部材(114)を備えることを特徴とする、請求項6に記載のコーティング製品噴霧器。
【請求項9】
前記空気供給スカート(6)を取り外すための工具(200)を備え、前記取り外し工具が、前記空気供給スカート上に掛止するためのレリーフ(202)を含み、前記噴霧器(2)の長手方向軸線(A2)に平行であり、かつ前記磁気掛止デバイス(100A)によって前記空気供給スカートに対して加えられる磁力とは反対の力(T’’)を、前記空気供給スカートに対して加えるように構成されていることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載のコーティング製品噴霧器。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載のコーティング製品噴霧器(2)の本体(4)上に空気供給スカート(6)を取り付けるための方法において、少なくとも、
a)前記磁気掛止デバイス(100A)が、前記本体上の前記空気供給スカートに対して磁気掛止力を加えるまで、前記本体(4)の中央ハウジング(L2)内に、前記空気供給スカート(6)のスリーブ(64)を導入するステップと、
b)前記空気圧又は油圧締め付け機構(100B)が、前記空気供給スカートを前記本体に締め付けるための機械力を加えるまで、前記空気圧又は油圧締め付け機構(100B)に、加圧流体を供給する(A)ステップと、
から成る、連続的ステップを含むことを特徴とする、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気供給スカートを装備しているコーティング製品噴霧器であって、この空気供給スカートが、スプレー部材から出るコーティング製品の雲粒を案内又は成形するための空気流を、その噴霧器のスプレー部材の近くに分配することを可能にする、コーティング製品噴霧器に関する。このスプレー部材は、回転式ボウル又は磁気スプレーヘッドとすることができる。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
噴霧器の本体に、ねじ込みによって空気供給スカートを取り付けることが既知である。この技術は、ねじ込みトルク又はねじ外しトルクを工具が加えることができるように、空気供給スカートの外側に、ねじ込みノッチが配置されることを必要とする。これらのノッチは、コーティング製品に関する潜在的な蓄積領域であることにより、噴霧器又はコーティング表面を汚すリスクにつながる。更には、噴霧器本体にスカートを締め付けることは、比較的時間を要し、空気供給スカートと噴霧器の残部との間の気密シールを確実にするための十分なトルクが加えられていることを確認するために、動力計などの工具を必要とする。最後に、空気供給スカートを交換する方法を自動化することが、実際には極めて複雑であることが判明している限りは、ねじ込みは、殆どの場合手動で実行しなければならない。
【0003】
これらの問題のうちのいくつかは、欧州特許出願公開第3222360(A1)号明細書及び米国特許出願公開第2017/266672(A1)号明細書で説明されている噴霧器によって解決されており、これらの特許出願公開明細書のそれぞれは、空気供給スカートと固定部材との間に磁気吸引手段を装備している、コーティング製品噴霧器を開示している。この解決策は、概ね満足のいくものである。しかしながら、噴霧器本体上への空気供給スカートの取り付けをシールするために必要とされる力は、特に、空気供給スカートと主噴霧器本体との間の境界面に配置されているシールを圧縮するためには、多大なものとなる。その結果として、強力な磁石を使用しなければならず、また、加えられる力も強力であることにより、特に、ユーザの指又はユーザによって携帯されている工具が挟み込まれた場合、潜在的に危険である。更には、磁力の強度は、実際には、メンテナンス作業中に空気供給スカートを取り外すために、特定の工具を使用しなければならないような強度である。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、より詳細には、本体上に空気供給スカートを取り付けることが、操作者にとってより容易かつ安全であり、この取り付けが、かなりの程度まで自動化されている、新たなコーティング製品噴霧器を提案することによって、これらの欠点を改善することを目的とする。
【0005】
この目的のために、本発明は、その対象として、本体と、本体に取り付けられている空気供給スカートと、磁性体と空気供給スカートとの間の磁気吸引手段とを備える、コーティング製品噴霧器において、この噴霧器が、磁気-空気圧又は磁気-油圧システムであって、
-本体上に空気供給スカートを掛止するための磁気デバイスと、
-本体に空気供給スカートを係止して締め付けるための空気圧又は油圧機構と、
を含む、磁気-空気圧又は磁気-油圧システムを備えることを特徴とする、噴霧器を有する。
【0006】
本発明により、噴霧器の磁気-空気圧又は磁気-油圧システムは、第1段階において、本体上に空気供給スカートを掛止するために磁力を加え、次いで、第2段階において、本体上に空気供給スカートを締め付けるために機械力を加えることを可能にし、特に、この機械力により、スカートと本体との間に配置されているシールを圧縮することが可能になる。この2段階動作は、磁気デバイスによって加えられる磁力が比較的低いことにより、空気供給スカートを本体上に取り付ける際に、ユーザが空気供給スカートを取り扱うことが、さほど危険にはならない。この磁力が比較的低いという事実により、本体に対して空気供給スカートを取り外すことが、より容易になる。更には、この比較的低い磁力と、磁気-空気圧又は磁気-油圧システムの自動化可能な性質とにより、噴霧器は、噴霧器本体に対して空気供給スカートをロボットによって取り付けるか又は取り外す方法に適合可能となる。
【0007】
本発明の、有利ではあるが必須ではない諸態様によれば、そのような噴霧器は、以下の特徴のうちの1つ以上を、技術的に許容可能な任意の組み合わせに従って組み込むことができる:
-磁気掛止デバイスは、空気供給スカートと本体との間に、噴霧器の長手方向軸線に平行な軸方向磁力を、第1の強度で加えるように構成されており、空気圧又は油圧締め付け機構は、空気供給スカートと本体との間に、噴霧器の長手方向軸線に平行な軸方向機械力を、第2の強度で加えるように構成されており、第2の強度は、第1の強度よりも厳密に大きい。
【0008】
-噴霧器は、空気供給スカートと本体との間に配置されているシールを備え、空気圧又は油圧締め付け機構によって加えられた機械力によって圧縮されたシールは、本体内及び空気供給スカートの本体部内に配置されている空気流成形ダクトを、噴霧器の外部から隔離する。
【0009】
-空気供給スカートは、本体上に空気供給スカートが取り付けられている構成において噴霧器の長手方向軸線を中心とし、かつ空気圧又は油圧締め付け機構と協働するための少なくとも1つの外部レリーフが設けられている、強磁性材料で作製されているスリーブを含む。
【0010】
-磁気掛止デバイスは、噴霧器の長手方向軸線に対して平行に移動可能な、支持体上に取り付けられている永久磁石を含み、永久磁石又は支持体は、スカート本体部とは反対側の、スリーブの一方の端部を、当接して受け入れるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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