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公開番号2025008594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110874
出願日2023-07-05
発明の名称フラスコトレイ、フラスコユニット及び細胞培養システム
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250109BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】操作効率を向上させることができるとともにコンタミの発生を抑制することができるフラスコトレイを提供する。
【解決手段】フラスコトレイは、フラスコの底面が載置される載置面を有する載置プレートと、前記載置プレートから上方に延びる支持部と、前記載置プレートの上方で前記支持部に支持されているとともに、前記フラスコが前記載置面に対して上方から載置可能となるように該フラスコを水平方向から囲うフレームと、を備え、前記フレームは、前記フラスコに隣接して配置されて前記フラスコに着脱可能に取り付けられる蓋部を保持可能な蓋置部を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
着脱可能な蓋部を有するフラスコの底面が載置される載置面を有する載置プレートと、
前記載置プレートから上方に延びる支持部と、
前記載置プレートの上方で前記支持部に支持されているとともに、前記フラスコが前記載置面に対して上方から載置可能となるように該フラスコを水平方向から囲う上部フレームと、
を備え、
前記フレームは、前記フラスコに隣接して配置されて前記蓋部を保持可能な蓋置部を有するフラスコトレイ。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記載置面は、前記フラスコと前記蓋置部とが隣接する方向である第一方向に交差する第二方向に複数の前記フラスコを並設して載置可能とされており、
前記蓋置部は、各前記フラスコに対応するように前記第二方向に複数が配列されている請求項1に記載のフラスコトレイ。
【請求項3】
前記載置面に設けられて、前記フラスコに対して該フラスコの外周側から当接する固定部をさらに備える請求項1に記載のフラスコトレイ。
【請求項4】
前記固定部は、前記載置面から上方に延びるとともに前記フラスコの周方向に複数配置された固定ピンを有し、
前記固定ピンの上端部は、前記フレームよりも下方に位置しているとともに上方に向かうに従って縮径している請求項3に記載のフラスコトレイ。
【請求項5】
前記固定ピンは、前記フラスコの中心軸線を、前記フラスコと前記蓋置部との隣接する方向である第一方向の両側から挟むように複数が設けられている請求項4に記載のフラスコトレイ。
【請求項6】
前記蓋置部は、前記フレームの上面から下方に向かって凹むとともに前記蓋部が挿入される凹部を有する請求項1に記載のフラスコトレイ。
【請求項7】
前記凹部の底面は、該底面の中央に向かうに従って下方に向かうテーパ面とされている請求項6に記載のフラスコトレイ。
【請求項8】
前記蓋置部は、前記凹部の底面に設けられた多孔質部材をさらに有する請求項6に記載のフラスコトレイ。
【請求項9】
前記蓋置部は、前記凹部内に設けられた光触媒層をさらに有する請求項6に記載のフラスコトレイ。
【請求項10】
前記蓋置部は、前記フレームの上面に設けられて、前記凹部に嵌まり込む前記蓋部を外周側から保持する保持部をさらに有する請求項6に記載のフラスコトレイ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、フラスコトレイ、フラスコユニット及び細胞培養システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、培養液が収容されたケース状の培養容器を複数保持可能な凹部を有する培養容器セットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4403169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、細胞培養を行う際には、培養液を収容する容器として蓋付きのフラスコを用いる場合がある。このような蓋付きのフラスコを細胞培養システムで扱う場合、培養液に対して各操作を行う際の蓋の取り扱いが課題となる。
即ち、例えばフラスコ内の培養液に分注操作を行った後には、その場で蓋部を再度取り付ける必要がある。したがって、蓋の取り付けに要する時間の分だけ、次に分注操作が行われるフラスコは待機する必要があり、操作効率が低下してしまっていた。
また、取り外した蓋部を他のフラスコに取り付けてしまえば、培養液同士のコンタミが発生してしまい好ましくない。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、操作効率を向上させることができるとともにコンタミの発生を抑制することができるフラスコトレイ、フラスコユニット及び細胞培養システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るフラスコトレイは、着脱可能な蓋部を有するフラスコの底面が載置される載置面を有する載置プレートと、前記載置プレートから上方に延びる支持部と、前記載置プレートの上方で前記支持部に支持されているとともに、前記フラスコが前記載置面に対して上方から載置可能となるように該フラスコを水平方向から囲うフレームと、を備え、前記フレームは、前記フラスコに隣接して配置されて前記蓋部を保持可能な蓋置部を有する。
【0007】
本開示に係るフラスコユニットは、上記のフラスコトレイと、前記蓋部を有する前記フラスコと、を備える。
【0008】
本開示に係る細胞培養システムは、上記のフラスコユニットと、前記フラスコユニットが収容される培養エリアを形成するインキュベータと、前記フラスコユニットに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、前記培養エリア及び前記液操作エリアのぞれぞれで前記フラスコユニットを搬送可能な搬送装置と、前記インキュベータと前記クリーンベンチとの間で前記フラスコユニットを移送可能なパスボックスと、
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示のフラスコトレイ、フラスコユニット及び細胞培養システムによれば、処理効率を向上させることができるとともにコンタミの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第一実施形態に係る細胞培養システムの概略構成を示す模式的な平面図である。
本開示の第一実施形態に係る細胞培養システムのフラスコユニットの斜視図である。
本開示の第一実施形態に係る細胞培養システムのフラスコユニットの平面図である。
本開示の第一実施形態に係る細胞培養システムのフラスコユニットの正面図である。
本開示の第一実施形態に係る細胞培養システムのフラスコユニットの側面図である。
本開示の第一実施形態に係る細胞培養システムのフラスコユニットにおけるフラスコトレイの凹部の縦断面図である。
本開示の第二実施形態に係る細胞培養システムのフラスコユニットにおけるフラスコトレイの凹部の縦断面図である。
本開示の第三実施形態に係る細胞培養システムのフラスコユニットの側面図である。
本開示の第四実施形態に係る細胞培養システムのフラスコユニットの斜視図である。
本開示の実施形態の第一変形例に係る細胞培養システムのフラスコユニットの平面図である。
本開示の実施形態の第二変形例に係る細胞培養システムのフラスコユニットの平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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