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公開番号2025008110
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023109991
出願日2023-07-04
発明の名称樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
出願人TOWA株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 43/36 20060101AFI20250109BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】成形対象物に反りが発生した場合でも、成形対象物の落下を防止することが可能な樹脂成形装置を提供する。
【解決手段】上型と下型との間に成形対象物を配置し、圧縮成形を行う樹脂成形装置であって、前記上型には、前記上型の下面に開口するように形成され、前記成形対象物を吸着するための複数の吸着孔が形成され、複数の前記吸着孔のうち、少なくとも1つの第1吸着孔から空気を吸引することが可能な第1吸着機構と、複数の前記吸着孔のうち、少なくとも1つの第2吸着孔から空気を吸引することが可能であり、前記第1吸着機構とは独立して前記第2吸着孔を介する空気の吸引を行うことが可能な第2吸着機構と、を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上型と下型との間に成形対象物を配置し、圧縮成形を行う樹脂成形装置であって、
前記上型には、前記上型の下面に開口するように形成され、前記成形対象物を吸着するための複数の吸着孔が形成され、
複数の前記吸着孔のうち、少なくとも1つの第1吸着孔から空気を吸引することが可能な第1吸着機構と、
複数の前記吸着孔のうち、少なくとも1つの第2吸着孔から空気を吸引することが可能であり、前記第1吸着機構とは独立して前記第2吸着孔を介する空気の吸引を行うことが可能な第2吸着機構と、
を具備する樹脂成形装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記第1吸着孔及び前記第2吸着孔は、それぞれ複数設けられ、
複数の前記第2吸着孔は、前記上型の下面において、複数の前記第1吸着孔で構成される群の周囲に形成されている、
請求項1に記載の樹脂成形装置。
【請求項3】
前記第1吸着機構は、前記第1吸着孔から空気を吸引する第1ポンプを具備し、
前記第2吸着機構は、前記第2吸着孔から空気を吸引する第2ポンプを具備する、
請求項1又は請求項2に記載の樹脂成形装置。
【請求項4】
前記第2吸着機構は、
前記第2吸着孔に接続され、前記第2吸着孔から吸引される空気を案内する吸引経路と、
前記吸引経路における空気の流通の可否を切り替えることが可能なバルブと、
を具備する、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の樹脂成形装置。
【請求項5】
前記上型及び前記下型が配置された空間を減圧させることが可能な減圧機構をさらに具備する、
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の樹脂成形装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法であって、
前記上型の下面に前記成形対象物を吸着させる吸着工程と、
前記上型及び前記下型の型締めを行う型締め工程と、
を含む樹脂成形品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法の技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ワークに対して圧縮成形を行う樹脂成形装置が開示されている。特許文献1に記載されている樹脂成形装置では、上型に形成された吸引路に吸引装置が接続されている。吸引路は、上型の下面(金型面)における複数個所で開口されている。吸引装置を作動させ、吸引路を介して空気を吸引することで、上型にワークを吸着させて保持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-3677号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1に記載のようなワークには、ワークに固定された電子部品や、成形された樹脂の影響によって、変形(反り)が発生する場合がある。特許文献1に記載のような樹脂成形装置において、上型に吸着されたワークが上型から離れるように変形し、吸引路が一部でも開放されると、吸引路全体の気圧とワーク下側の空間の気圧が一致し、ワークを吸着することができず、ワークが上型から落下するおそれがある。
【0005】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、成形対象物に反りが発生した場合でも、成形対象物の落下を防止することが可能な樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、この課題を解決するため、本発明に係る樹脂成形装置は、上型と下型との間に成形対象物を配置し、圧縮成形を行う樹脂成形装置であって、前記上型には、前記上型の下面に開口するように形成され、前記成形対象物を吸着するための複数の吸着孔が形成され、複数の前記吸着孔のうち、少なくとも1つの第1吸着孔から空気を吸引することが可能な第1吸着機構と、複数の前記吸着孔のうち、少なくとも1つの第2吸着孔から空気を吸引することが可能であり、前記第1吸着機構とは独立して前記第2吸着孔を介する空気の吸引を行うことが可能な第2吸着機構と、を具備するものである。
【0007】
また、本発明に係る樹脂成形品の製造方法は、前記樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法であって、前記上型の下面に前記成形対象物を吸着させる吸着工程と、前記上型及び前記下型の型締めを行う型締め工程と、を含むものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、成形対象物に反りが発生した場合でも、成形対象物の落下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る樹脂成形装置の構成を示した正面断面図。
(a)上型ホルダ及び上型を示した正面断面図。(b)上型を示した底面図。
樹脂成形品の製造方法を示したフローチャート。
成形型の収容空間が密閉された状態の樹脂成形装置を示した正面断面図。
型開きされた樹脂成形装置を示した正面断面図。
第2実施形態に係る樹脂成形装置の構成を示した正面断面図。
第3実施形態に係る樹脂成形装置の構成を示した正面断面図。
(a)変形例に係る上型ホルダ及び上型を示した正面断面図。(b)変形例に係る上型を示した底面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<樹脂成形装置100(第1実施形態)>
まず、図1を用いて、第1実施形態に係る樹脂成形装置100について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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