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公開番号
2025007911
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109635
出願日
2023-07-03
発明の名称
プリント配線板
出願人
イビデン株式会社
代理人
弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類
H05K
3/46 20060101AFI20250109BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】再配線部上の電子部品の動作を確保し信頼性を高めるプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板は、コア基板と、第1ビルドアップ層と、第2ビルドアップ層と、ICチップ、とを有する。第1ビルドアップ層は第1樹脂絶縁層と第1導体層と第1ビア導体を有し、第2ビルドアップ層は第2樹脂絶縁層と第2導体層と第2ビア導体を有し、第1導体層は複数の第1導体回路を有し、複数の第1導体回路の内、最小の幅を有する第1導体回路は最小の第1導体回路であって、第2導体層は複数の第2導体回路を有し、複数の第2導体回路の内、最小の幅を有する第2導体回路は最小の第2導体回路であって、最小の第2導体回路の幅は最小の第1導体回路の幅より小さく、第2樹脂絶縁層の厚みは第1樹脂絶縁層の厚みより薄く、第2ビア導体の径は第1ビア導体の径より小さく、第2導体層の厚みは第1導体層の厚みよりも薄い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面と前記第1面と反対側の第2面と前記第1面から前記第2面に至る電子部品収容用の開口とを有するコア材と前記開口内に収容されている前記電子部品と前記第1面上に形成されているコア材上第1導体層と前記第2面上に形成されているコア材上第2導体層とを有するコア基板と、
前記第1面上に形成されている第1ビルドアップ層と、
前記第1ビルドアップ層上に形成されている第2ビルドアップ層と、
前記第2ビルドアップ層上に実装されているICチップ、とを有するプリント配線板であって、
第1ビルドアップ層は前記第1面上に積層されている第1樹脂絶縁層と前記第1樹脂絶縁層上に形成されている第1導体層と前記第1樹脂絶縁層を貫通し前記第1導体層と前記コア材上第1導体層を電気的に接続している第1ビア導体を有し、第2ビルドアップ層は前記第1樹脂絶縁層と前記第1導体層上に積層されている第2樹脂絶縁層と前記第2樹脂絶縁層上に形成されている第2導体層と前記第2樹脂絶縁層を貫通し前記第2導体層と前記第1導体層を電気的に接続する第2ビア導体を有し、前記第1導体層は複数の第1導体回路を有し、前記複数の第1導体回路の内、最小の幅を有する前記第1導体回路は最小の第1導体回路であって、前記第2導体層は複数の第2導体回路を有し、前記複数の第2導体回路の内、最小の幅を有する前記第2導体回路は最小の第2導体回路であって、前記最小の第2導体回路の幅は前記最小の第1導体回路の幅より小さく、前記第2樹脂絶縁層の厚みは前記第1樹脂絶縁層の厚みより薄く、前記第2ビア導体の径は前記第1ビア導体の径より小さく、前記第2導体層の厚みは前記第1導体層の厚みよりも薄い。
続きを表示(約 100 文字)
【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1ビルドアップ層の配線密度(L/S)は7/7~30/30であり、前記第2ビルドアップ層の配線密度(L/S)は1/1~5/5である。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、配線基板を開示している。特許文献1の図1に示されるように、特許文献1は、配線層及び絶縁層を有するベース配線基板と、絶縁層及び再配線層を有する再配線部、とを有する配線基板を開示している。再配線層は、シード層及びその上の金属めっき層から形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-154800号公報
【発明の概要】
【0004】
<特許文献1の課題>
特許文献1の技術では、再配線部上に電子部品が実装される。そのため、再配線部上の電子部品に電源を供給するための経路の距離が長いと考えられる。再配線部内の配線は薄く細いので、配線抵抗が高いと考えられる。そのため、再配線部上の電子部品が電源不足に陥りやすいと考えられる。特許文献1の技術による配線基板では、再配線部上の電子部品が誤動作する、あるいは、電子部品が動作しないと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、第1面と前記第1面と反対側の第2面と前記第1面から前記第2面に至る電子部品収容用の開口とを有するコア材と前記開口内に収容されている前記電子部品と前記第1面上に形成されているコア材上第1導体層と前記第2面上に形成されているコア材上第2導体層とを有するコア基板と、前記第1面上に形成されている第1ビルドアップ層と、前記第1ビルドアップ層上に形成されている第2ビルドアップ層と、前記第2ビルドアップ層上に実装されているICチップ、とを有する。第1ビルドアップ層は前記第1面上に積層されている第1樹脂絶縁層と前記第1樹脂絶縁層上に形成されている第1導体層と前記第1樹脂絶縁層を貫通し前記第1導体層と前記コア材上第1導体層を電気的に接続している第1ビア導体を有し、第2ビルドアップ層は前記第1樹脂絶縁層と前記第1導体層上に積層されている第2樹脂絶縁層と前記第2樹脂絶縁層上に形成されている第2導体層と前記第2樹脂絶縁層を貫通し前記第2導体層と前記第1導体層を電気的に接続する第2ビア導体を有し、前記第1導体層は複数の第1導体回路を有し、前記複数の第1導体回路の内、最小の幅を有する前記第1導体回路は最小の第1導体回路であって、前記第2導体層は複数の第2導体回路を有し、前記複数の第2導体回路の内、最小の幅を有する前記第2導体回路は最小の第2導体回路であって、前記最小の第2導体回路の幅は前記最小の第1導体回路の幅より小さく、前記第2樹脂絶縁層の厚みは前記第1樹脂絶縁層の厚みより薄く、前記第2ビア導体の径は前記第1ビア導体の径より小さく、前記第2導体層の厚みは前記第1導体層の厚みよりも薄い。
【0006】
本発明の実施形態では、コア基板の第1面上に第1ビルドアップ層が形成されている。第1ビルドアップ層上に第2ビルドアップ層が形成されている。第2ビルドアップ層上にICチップが実装されている。第1ビルドアップ層は、第1樹脂絶縁層、第1導体層、第1ビア導体を有する。第2ビルドアップ層は、第2樹脂絶縁層、第2導体層、第2ビア導体を有する。第2導体層は複数の第2導体回路を有し、第1導体層は複数の第1導体回路を有する。第2導体回路の内最小の第2導体回路の幅は、第1導体回路の内最小の第1導体回路の幅よりも小さい。第2樹脂絶縁層の厚みは第1樹脂絶縁層の厚みよりも小さい。第2ビア導体の径は第1ビア導体の系よりも小さい。第2導体層の厚みは第1導体層の厚みよりも薄い。第2ビルドアップ層は、いわゆる再配線部を形成している。
コア基板の電子部品収容用の開口の中に電子部品が収容されている。そのため、再配線部である第2ビルドアップ層上のICチップとコア基板内の電子部品間の距離は短い。そのため、ICチップに対して、コア基板内の電子部品を介し電源を十分に供給可能である。実施形態のプリント配線板では、再配線部上のICチップは誤動作しない。再配線部上のICチップは正常に動作する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板を模式的に示す拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<実施形態>
図1は、実施形態のプリント配線板10の断面図である。図1に示されるように、プリント配線板10は、コア基板30と、上側のビルドアップ層Bu1と、下側のビルドアップ層Bu2と、第1ソルダーレジスト層90Fと、第2ソルダーレジスト層90S、とを有する。コア基板30は、コア材20を有する。コア材20は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有する。上側のビルドアップ層Bu1はコア基板30の第1面F上に形成されている。下側のビルドアップ層Bu2はコア基板30の第2面S上に形成されている。第1ソルダーレジスト層90Fは上側のビルドアップ層Bu1上に形成されている。第2ソルダーレジスト層90Sは下側のビルドアップ層Bu2上に形成されている。
【0009】
上側のビルドアップ層Bu1は、ビルドアップ層50F(第1ビルドアップ層)とビルドアップ層70F(第2ビルドアップ層)で形成されている。ビルドアップ層50Fはコア材20の第1面F上に形成されている。ビルドアップ層70Fはビルドアップ層50F上に形成されている。ビルドアップ層70Fにより再配線部100が形成されている。
【0010】
コア材20は複数の開口を有する。各開口内にビア導体20Aが形成されている。ビア導体20Aは、コア材20を貫通し、第1面Fから第2面Sに至る。コア基板30は、導体層21(コア材上第1導体層)と導体層22(コア材上第2導体層)を有する。導体層21はコア材20の第1面F上に形成されている。導体層22はコア材20の第2面S上に導体層22が形成されている。コア材20を挟んで隣接する導体層21,22は、当該隣接する導体層21,22に挟まれるビア導体20Aで接続される。
(【0011】以降は省略されています)
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