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公開番号
2025007668
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109222
出願日
2023-07-03
発明の名称
インターロイキン-37産生促進剤及びインターロイキン-37mRNA発現促進剤
出願人
丸善製薬株式会社
代理人
個人
主分類
A61K
31/704 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】安全性の高い天然物の中からインターロイキン-37産生促進作用又はインターロイキン-37mRNA発現促進作用を有する物質を見出し、それを有効成分とするインターロイキン-37産生促進剤及びインターロイキン-37mRNA発現促進剤を提供する。
【解決手段】インターロイキン-37産生促進剤及びインターロイキン-37mRNA発現促進剤は、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、並びに甘草抽出物からなる群より選択される少なくとも1種を有効成分として含有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、並びに甘草抽出物からなる群より選択される少なくとも1種を有効成分として含有することを特徴とするインターロイキン-37産生促進剤。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記グリチルリチン酸の誘導体が、グリチルリチン酸ジカリウムであることを特徴とする請求項1に記載のインターロイキン-37産生促進剤。
【請求項3】
グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、並びに甘草抽出物からなる群より選択される少なくとも1種を有効成分として含有することを特徴とするインターロイキン-37mRNA発現促進剤。
【請求項4】
前記グリチルリチン酸の誘導体が、グリチルリチン酸ジカリウムであることを特徴とする請求項3に記載のインターロイキン-37mRNA発現促進剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターロイキン-37産生促進剤及びインターロイキン-37mRNA発現促進剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
炎症は、発赤、浮腫、発熱、痛み、痒み、機能障害等の症状を示す複雑な反応である。例えば、皮膚においては、紫外線が曝露されたり、刺激性物質と接触したりすると、皮膚内で炎症性サイトカイン等が生成され、皮膚炎症が引き起こされる。その結果、皮膚組織がダメージを受け、肌荒れ、発赤、浮腫、色素沈着等の諸症状が生じるようになる。
【0003】
インターロイキン-37は、サイトカインであるインターロイキン-1ファミリーのメンバーであり、炎症抑制作用を有することが知られている。インターロイキン-37は、細菌感染や紫外線の曝露等の外部刺激により誘発される炎症性サイトカイン等により引き起こされる炎症を抑制する働きを有し、炎症に対する広範な防御的役割を担っている。
【0004】
細菌感染や紫外線等の外部刺激で誘発される生体防御反応のひとつである炎症が過剰になると、組織や細胞を損傷させ、正常な生体反応の維持が困難になることがある。過剰な炎症が起因となる疾病としては、例えば、アレルギー疾患、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患等が知られている。すなわち、外部刺激に対する炎症反応は必要不可欠であるが、この炎症が過剰にならないようにコントロールし、そのためにインターロイキン-37による抗炎症作用を期待し、インターロイキン-37の産生を促進することは、過剰な炎症に起因する疾病等から生体を守る点で重要である。
【0005】
従来、インターロイキン-37の産生を促進する作用を有するものとして、インターロイキン-37のバリアントを含むポリペプチド、グァバ葉抽出物等が知られている(特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-522547号公報
特開2021-113173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、安全性の高い天然物の中からインターロイキン-37産生促進作用又はインターロイキン-37mRNA発現促進作用を有する物質を見出し、それを有効成分とするインターロイキン-37産生促進剤及びインターロイキン-37mRNA発現促進剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明のインターロイキン-37産生促進剤及びインターロイキン-37mRNA発現促進剤は、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、並びに甘草抽出物からなる群より選択される少なくとも1種を有効成分として含有することを特徴とする。前記グリチルリチン酸の誘導体として、グリチルリチン酸ジカリウムを用いることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、安全性の高い天然物の中からインターロイキン-37産生促進作用又はインターロイキン-37mRNA発現促進作用を有する物質を見出し、それを有効成分とするインターロイキン-37産生促進剤及びインターロイキン-37mRNA発現促進剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本実施形態に係るインターロイキン-37産生促進剤及びインターロイキン-37mRNA発現促進剤は、いずれも、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸誘導体及び甘草抽出物からなる群より選択される少なくとも1種を有効成分として含有する。
(【0011】以降は省略されています)
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