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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025007331
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108642
出願日
2023-06-30
発明の名称
導光板、表示装置、遊技機、および車載表示器
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
G09F
13/18 20060101AFI20250109BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】高い透明性を有する導光板を実現する。
【解決手段】導光板(10A)は、光源(20)からの光が入射する入射面(11a)と、光が出射される出射面(11c)と、入射面から入射し導光された光を出射面から出射させる複数の光偏向部(12)と、を備え、光偏向部は、線状の配列領域である配列線(13)上に配置され、少なくとも1つの配列線は、入射面に対して平行でない領域を含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
視差による立体画像を表示させる導光板であって、
光源からの光が入射する入射面と、
前記光が出射される出射面と、
前記入射面から入射し導光された前記光を偏向させることによって前記出射面から出射させる複数の光偏向部と、を備え、
複数の前記光偏向部は、線状の配列領域である配列線上に配置され、
前記出射面を所定の範囲の観測空間内から観測する観測者の一方の目およびその近傍に照射される角度範囲へ前記光偏向部で偏向された第1出射光を出射する前記出射面上の点を第1出射点とし、前記観測者の他方の目およびその近傍に照射される角度範囲へ前記光偏向部で偏向された第2出射光を出射する前記出射面上の点を第2出射点とすると、前記第1出射点および前記一方の目の中心を通る直線と、前記第2出射点および前記他方の目の中心を通る直線と、は互いに交差して交点を形成するように、前記配列線上に配列されている複数の前記光偏向部が設けられており、
前記配列線は複数設けられているとともに、少なくとも1つの前記配列線は、前記入射面に対して平行でない領域を含んでいる、導光板。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記交点は、前記観測者から見て前記出射面の奥側に位置する、請求項1に記載の導光板。
【請求項3】
前記複数の配列線のそれぞれは、直線、曲線、2以上の直線の組み合わせ、2以上の曲線の組み合わせ、または1以上の直線および1以上の曲線の組み合わせである、請求項1に記載の導光板。
【請求項4】
前記複数の配列線のそれぞれは、複数の線の分岐点または合流点を含む、請求項1に記載の導光板。
【請求項5】
前記複数の配列線のそれぞれは、互いに平行でない直線状の領域を含む、請求項1に記載の導光板。
【請求項6】
前記立体画像は、前記導光板の一部の領域である第1部分領域内の前記光偏向部によって表示される第1立体画像と、前記第1部分領域とは別の領域である第2部分領域内の前記光偏向部によって表示される第2立体画像とを含み、
前記第1立体画像および前記第2立体画像は、同一の前記観測空間内から観測可能となるように前記光偏向部が設けられている、請求項1に記載の導光板。
【請求項7】
前記立体画像は、前記導光板の一部の領域である第1部分領域内の前記光偏向部によって表示される第1立体画像と、前記第1部分領域とは別の領域である第2部分領域内の前記光偏向部によって表示される第2立体画像とを含み、
前記第1立体画像を観測可能な前記観測空間と、前記第2立体画像を観測可能な前記観測空間とが、互いに異なる位置に配置されるように前記光偏向部が設けられている、請求項1に記載の導光板。
【請求項8】
前記複数の配列線のそれぞれの、前記入射面に対して平行でない領域と、前記入射面とが成す角は、2.5°以上である、請求項1に記載の導光板。
【請求項9】
請求項1に記載の導光板と、
前記入射面から前記導光板に光を入射させる複数の光源と、
前記複数の光源を制御する制御部と、を備える表示装置。
【請求項10】
前記複数の光源は線状に配列され、
前記制御部は、前記複数の光源を、前記線状の一端から他端へ順次点灯および消灯させるように制御する、請求項9に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、視差による立体画像を表示させる導光板、表示装置、遊技機、および車載表示器に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、視差による立体画像を表示させる導光板が開示されている。当該導光板は、光源からの光が側面である入射面を介して入射され、かつ内部を全反射されながら導光される該光を反射して出射面から出射させる傾斜面を有する複数の偏向部を、入射面に平行な行毎に備えている。入射面からの距離に応じて、各行の傾斜面の向きが変化するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-139176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、詳細は後述するが、特許文献1の導光板においては、入射面に対して平行に近い立体画像を表示する領域において、当該立体画像を表示するための偏向部の行間を狭くする必要がある。このような領域では、偏向部の密度が高くなることで、導光板の透明性が低下するという問題がある。また、入射面に対する平行度が極めて高い立体画像を表示したい場合には、当該立体画像を連続した線画像として表示することが困難になるという問題もある。
【0005】
本開示の一態様は、入射面に対して平行に近い立体画像を明確に表示することが可能で、かつ、高い透明性を有する導光板などを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る導光板は、視差による立体画像を表示させる導光板であって、光源からの光が入射する入射面と、前記光が出射される出射面と、前記入射面から入射し導光された前記光を偏向させることによって前記出射面から出射させる複数の光偏向部と、を備え、複数の前記光偏向部は、線状の配列領域である配列線上に配置され、前記出射面を所定の範囲の観測空間内から観測する観測者の一方の目およびその近傍に照射される角度範囲へ前記光偏向部で偏向された第1出射光を出射する前記出射面上の点を第1出射点とし、前記観測者の他方の目およびその近傍に照射される角度範囲へ前記光偏向部で偏向された第2出射光を出射する前記出射面上の点を第2出射点とすると、前記第1出射点および前記一方の目の中心を通る直線と、前記第2出射点および前記他方の目の中心を通る直線と、は互いに交差して交点を形成するように、前記配列線上に配列されている複数の前記光偏向部が設けられており、前記配列線は複数設けられているとともに、少なくとも1つの前記配列線は、前記入射面に対して平行でない領域を含んでいる。
【0007】
上記の構成によれば、第1出射点および一方の目の中心を通る直線と、第2出射点および他方の目の中心を通る直線との交点が、配列線ごとに形成される。複数の配列線が入射面に対して平行でない領域を含むことで、入射面に対して平行に近い立体画像を表示する場合に、当該立体画像を表示するための配列線の間隔を広げ、光偏向部の密度を低減できる。したがって、入射面に対して平行に近い立体画像を表示する場合でも高い透明性を有する導光板を実現できる。
【0008】
また、本開示の一態様に係る導光板において、前記交点は、前記観測者から見て前記出射面の奥側に位置してよい。
【0009】
上記の構成によれば、立体画像を出射面の奥側に表示できる。
【0010】
また、本開示の一態様に係る導光板において、前記複数の配列線のそれぞれは、直線、曲線、2以上の直線の組み合わせ、2以上の曲線の組み合わせ、または1以上の直線および1以上の曲線の組み合わせであってよい。
(【0011】以降は省略されています)
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