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公開番号
2025007248
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108521
出願日
2023-06-30
発明の名称
印刷システム、画像処理装置及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B41J
2/525 20060101AFI20250109BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】印刷機の色味の状態に応じて、なるべくダウンタイムが少なくなる簡易的な色調整機能を実行して現在の色味の状態を維持することでダウンタイムが大きい色調整機能の実行回数を少なくすることが好ましい。しかし、ユーザの判断でどの色調整機能をどのタイミングで実行するのが適切か判断することは困難である。
【解決手段】画像処理装置であって、画像形成装置における印刷時の色の品質状態を検証し、前記画像形成装置の色の品質状態を調整する色調整処理であって、前記画像形成装置のダウンタイムが互いに異なる複数の色調整処理を前記画像形成装置に実施させることができる。そして検証された前記品質状態に応じて、前記画像形成装置に実施させる色調整処理を前記複数の色調整処理のいずれかに決定するよう制御する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成装置における印刷時の色の品質状態を検証する色検証手段と、
前記画像形成装置の色の品質状態を調整する色調整処理であって、前記画像形成装置のダウンタイムが互いに異なる複数の色調整処理を前記画像形成装置に実施させることができる色調整手段と、
前記色検証手段で検証された前記品質状態に応じて、前記色調整手段により前記画像形成装置に実施させる色調整処理を前記複数の色調整処理のいずれかに決定するよう制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記品質状態が閾値未満であれば前記ダウンタイムが所定時間に等しいか、それよりも長い第1色調整処理を実行させ、前記品質状態が前記閾値以上であれば前記ダウンタイムが前記所定時間よりも短い第2色調整処理を実行させるよう決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記色検証手段は、色検証のための色パッチが配置されたチャートを前記画像形成装置に印刷させ、当該チャートを読み取って前記色パッチの平均色差と最大色差を算出し、当該平均色差と最大色差と、色基準が有する許容値の平均色差と最大色差とを比較することで前記品質状態を検証することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記算出した平均色差と最大色差と、前記色基準が有する平均色差と最大色差との差分に基づいて品質レベルを決定し、当該品質レベルに基づいて前記複数の色調整処理のいずれかを前記色調整手段により実行させるよう決定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記第1色調整処理は、前記画像形成装置の印刷ジョブの実行を停止して色の品質状態を調整する色調整処理であり、前記第2色調整処理は、前記画像形成装置の印刷ジョブの実行を継続しながら色の品質状態を調整する色調整処理であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記算出した平均色差と最大色差が前記色基準が有する許容値を満たしている場合でも、前記品質状態に応じて前記複数の色調整処理のいずれかを前記色調整手段に実行させるよう決定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記算出した平均色差と最大色差が前記色基準が有する許容値を満たしていない場合、前記ダウンタイムが所定時間に等しいか、それよりも長い第1色調整処理を前記色調整手段により実行させるよう決定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記複数の色調整処理は、更に所定間隔で色検証用のチャートを挿入して前記印刷時の色の品質状を調整する第一調整モードと、印刷ジョブで印刷される印刷シート面の上下左右の余白領域に色検証のための色パッチを印刷して前記印刷時の色の品質状を調整する第二調整モードとを有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記算出した平均色差と最大色差と、前記色基準が有する平均色差と最大色差との差分に基づいて品質レベルを決定し、当該品質レベルに基づいて、前記色調整手段により実行させる色調整処理及び前記第一調整モード又は前記第二調整モードを決定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記制御手段により決定された前記品質レベルに基づいて前記色調整手段により実行させる色調整処理、及び前記第一調整モードと前記第二調整モードを設定する設定手段を、更に有することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷システム、画像処理装置及びプログラムに関するものである
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
商業印刷では、印刷機の印刷における色味を正確に再現することが求められる。そのため印刷現場では、印刷機の色味の状態を定期的に検証し、印刷機が正確な色味が再現できない状態の場合は色味の状態の調整を実施することで、その印刷機が正確な色味が再現できる状態を維持している。
【0003】
印刷物の色品質を検証するための方法として、いくつかの色パッチを印刷したチャートを測色機で読み取り、読み取った情報を、印刷業界の色標準・基準や、印刷会社が独自に定めた色標準・基準と比較する方法がある。この方法では、比較した結果から、一般的には全パッチの平均の色差や全パッチ内の最大の色差を算出し、その色差がユーザが事前に定めた許容値以下であるかを判定することで色品質の検証を行う。平均色差や最大色差以外にも、様々な観点で検証条件を定めることもある。
【0004】
また、色味の状態の調整方法としては、一般的に印刷機での印刷ジョブの実行を停止して、濃度や色の階調性を色標準・基準に合うように補正する方法が存在する。色調整の作業には一定の時間を要し、色調整中は印刷ジョブの実行ができないため、印刷機のダウンタイムが大きくなる。一方、近年ではこの色調整のダウンタイムを抑えるために、印刷機内に測色センサを搭載して、印刷ジョブを実行しながら一定間隔で色パッチを挿入し、簡易的に濃度を補正する方法も提案されている。また特許文献1には、ユーザの操作数が予め定められた数よりも大きくなる操作が開始される状態になった場合に印刷部の画質を調整することで、色調整中のユーザの待ち時間を軽減することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-21820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されている技術によれば、ユーザが印刷機で時間を要する操作をしている間に、時間のかかる色調整を実行できるようになる。そのため、ユーザの待ち時間を軽減することが可能となる。しかし、ユーザが時間がかかる操作を行わない限りは、待ち時間を軽減することはできない。
【0007】
本来は、印刷機の色味の状態に応じて、なるべくダウンタイムが少なくなる簡易的な色調整機能を実行して現在の色味の状態を維持することで、ダウンタイムが大きい色調整機能の実行回数を少なくすることが好ましい。しかし、ユーザの判断でどの色調整機能をどのタイミングで実行するのが適切か判断することは困難である。
【0008】
本発明の目的は、上記従来技術の課題の少なくとも一つを解決することにある。
【0009】
本発明の目的は、色検証の結果に応じて、自動的に適切な色調整処理を実行できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像形成装置における印刷時の色の品質状態を検証する色検証手段と、
前記画像形成装置の色の品質状態を調整する色調整処理であって、前記画像形成装置のダウンタイムが互いに異なる複数の色調整処理を前記画像形成装置に実施させることができる色調整手段と、
前記色検証手段で検証された前記品質状態に応じて、前記色調整手段により前記画像形成装置に実施させる色調整処理を前記複数の色調整処理のいずれかに決定するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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