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公開番号
2025007245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108518
出願日
2023-06-30
発明の名称
電子機器、その制御方法、プログラム、記憶媒体
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
48/20 20090101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】接続先となるアクセスポイントの変更を、より適切に行う電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器は、接続中のアクセスポイントからの接続先となるアクセスポイントの変更要求を受信する受信手段と、前記接続中のアクセスポイントを介して他の機器から印刷データを受信して印刷するように制御する印刷制御手段と、前記他の機器から前記印刷データを受信する状態ではない第1の状態では、前記変更要求に基づいた接続先の変更を行うように制御し、前記他の機器から前記印刷データの一部を受信し、残りの受信が完了していない第2の状態では、前記変更要求に基づいた接続先の変更を行わないように制御する制御手段とを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
接続中のアクセスポイントからの接続先となるアクセスポイントの変更要求を受信する受信手段と、
前記接続中のアクセスポイントを介して他の機器から印刷データを受信して印刷するように制御する印刷制御手段と、
前記他の機器から前記印刷データを受信する状態ではない第1の状態では、前記変更要求に基づいた接続先の変更を行うように制御し、
前記他の機器から前記印刷データの一部を受信し、残りの受信が完了していない第2の状態では、前記変更要求に基づいた接続先の変更を行わないように制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記印刷制御手段は、前記印刷データの受信を開始する前に印刷開始要求を受信し、
前記第1の状態は、前記印刷データの受信を開始しておらず、且つ前記印刷開始要求を受信済みの状態を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記第1の状態は、前記印刷データの受信が完了し、且つ印刷物を出力中である状態を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御手段は、前記印刷データに対応するジョブが実行中であれば、前記変更要求に基づいた接続先の変更を行わないように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記第1の状態は、前記他の機器からの受信を必要としない第2の印刷データに基づく印刷の実行中を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記第2の印刷データに基づく印刷は、メンテナンス印刷であることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記印刷データは、前記他の機器から無線通信を介して受信されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記制御手段は、前記第2の状態であっても、前記接続先の変更を行うための特定の条件を満たす場合に、前記変更要求に基づいた接続先の変更を行うように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
前記特定の条件は、前記印刷データに基づくジョブの実行に伴ってエラーが発生していることを含むことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記特定の条件は、前記印刷データに基づくジョブがキャンセルされていることを含むことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線LANでの接続が可能な電子機器、その制御方法、プログラム、記憶媒体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
複数のAP(Access Point)で構成されたESS(Extended Service Set)において、APとSTA(Station)が効率的にデータ交換するために接続先APを動的に切り替える技術がある。STAが接続しているAPの混み具合や他のAPの空き具合、電波状況などを元に、接続先のAPを切り替えるべきと判定されると、接続中のAPはSTAへ接続AP変更要求を送信する。STAはAP変更要求を受信した場合に要求に従って接続先APを切り替えることで適切なAPと接続することができる。
【0003】
特許文献1には、APの機能を備えるルータから、接続中の無線子機に対して、接続先の変更を要求する処理として、次のことが開示されている。複数の無線子機と接続可能なモバイルルータ(MR1)は、無線子機端末がIEEE802.11vに対応しているか確認する。無線子機端末がIEEE802.11vに対応しているかどうかは、無線子機端末がMR1に無線接続する際に送信するAssociation Requestフレームから判断する事が可能である。無線子機端末がIEEE802.11vに対応している場合、BTM(BSS Transition Management)Requestフレームを該当する無線子機端末へ送信する。BTM RequestフレームのBSS Transition Candidate List Entriesフィールドは、接続先として親機ルータRT2のBSSIDが指定されている。これにより無線子機端末の接続先切り替えが促され、無線子機端末は受信したBTM Requestフレームに従い、接続先をMR1からRT2へと切り替える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-175068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
STAには、AP切り替えをしても問題が発生しない状態と、AP切り替えや接続中のAPから切断されると問題が発生する状態がある。問題が発生する状態の時に、APからAP変更要求を受信し、要求に応じて接続先APを切り替えるとSTAに問題が発生してしまう。
【0006】
本発明は、接続先となるアクセスポイントの変更を、より適切に行う電子機器、その制御方法、プログラム、記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る電子機器は、接続中のアクセスポイントからの接続先となるアクセスポイントの変更要求を受信する受信手段と、前記接続中のアクセスポイントを介して他の機器から印刷データを受信して印刷するように制御する印刷制御手段と、前記他の機器から前記印刷データを受信する状態ではない第1の状態では、前記変更要求に基づいた接続先の変更を行うように制御し、前記他の機器から前記印刷データの一部を受信し、残りの受信が完了していない第2の状態では、前記変更要求に基づいた接続先の変更を行わないように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接続先となるアクセスポイントの変更を、より適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
システム構成を示す図である。
MFPの構成を示す図である。
MFPの操作表示部を示す図である。
携帯端末装置の構成を示す図である。
アクセスポイントの構成を示す図である。
APからの接続先の変更要求に応じた処理を説明するシーケンス図である。
MFPにおける処理を説明するための図である。
装置間の処理を示すシーケンス図である。
装置間の処理を示すシーケンス図である。
装置間の処理を示すシーケンス図である。
装置間の処理を示すシーケンス図である。
装置間の処理を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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