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公開番号2025007242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108515
出願日2023-06-30
発明の名称電子機器及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 48/20 20090101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】接続先となるアクセスポイントの変更を、より適切に行う。
【解決手段】電子機器は、アクセスポイントから、接続先の変更要求を受信し、受信した変更要求に基づく処理を行う機能を有する。電子機器は、アクセスポイントからの変更要求に基づく処理の有効または無効を設定し、無効が設定されたことに応じて、接続中のアクセスポイントとの接続を切断し、当該アクセスポイントに、変更要求に対応していない旨の情報を通知して、再接続するように制御する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
アクセスポイントから、接続先の変更要求を受信する受信手段と、
アクセスポイントからの前記変更要求に基づく処理の有効または無効を設定する設定手段と、
前記設定手段で前記無効が設定されたことに応じて、接続中のアクセスポイントとの接続を切断し、前記アクセスポイントに、前記変更要求に対応していない旨の情報を通知して、再接続するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする電子機器。
続きを表示（約 980 文字）【請求項２】
前記設定手段は、ユーザからの指示に応じて、前記変更要求に基づく処理の前記無効を設定する、ことを特徴とする請求項１に記載の電子機器。
【請求項３】
前記設定手段は、所定の条件が満たされると前記アクセスポイントからの前記変更要求に基づく処理の前記無効を設定する、ことを特徴とする請求項１に記載の電子機器。
【請求項４】
前記所定の条件は、ネットワークに常時接続することを前提とした特定の機能が有効であること、前記電子機器の設置環境が特定の設置環境であること、省電力状態へ移行する状態になったこと、の少なくともいずれか一つの条件を含み、
前記設定手段は、前記所定の条件に含まれる条件の少なくとも一つが満たされる場合に、前記アクセスポイントからの前記変更要求に基づく処理の前記無効を設定する、ことを特徴とする請求項３に記載の電子機器。
【請求項５】
前記特定の機能は、前記アクセスポイントを経由して受信される印刷データを印刷する印刷機能を含む、ことを特徴とする請求項４に記載の電子機器。
【請求項６】
前記特定の機能は、前記アクセスポイントを経由してスキャンデータを送信しながら原稿をスキャンするスキャン機能を含む、ことを特徴とする請求項４に記載の電子機器。
【請求項７】
前記特定の設置環境は、前記電子機器と接続可能なアクセスポイントの数が所定数以下である設置環境、または、前記アクセスポイントに接続される機器の台数が所定数以下である設置環境を含む、ことを特徴とする請求項４に記載の電子機器。
【請求項８】
前記特定の設置環境であることが、前記電子機器の操作画面から設定されることを特徴とする請求項４に記載の電子機器。
【請求項９】
前記設定手段は、前記所定の条件が満たされた場合に、ユーザからの了承を待って前記変更要求に基づく処理の前記無効を設定する、ことを特徴とする請求項３に記載の電子機器。
【請求項１０】
所定の時間が経過しても前記ユーザからの了承が得られない場合は、前記変更要求に基づく処理の前記無効を設定しないことを特徴とする請求項９に記載の電子機器。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、無線ＬＡＮでの接続が可能な電子機器、その制御方法、プログラム、記憶媒体に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
複数のＡＰ（ＡｃｃｅｓｓＰｏｉｎｔ）で構成されたＥＳＳ（ＥｘｔｅｎｄｅｄＳｅｒｖｉｃｅＳｅｔ）において、ＡＰとＳＴＡ（Ｓｔａｔｉｏｎ）が効率的にデータ交換するために接続先ＡＰを動的に切り替える技術がある。ＳＴＡが接続しているＡＰの混み具合や他のＡＰの空き具合、電波状況などを元に、接続先のＡＰを切り替えるべきと判定されると、接続中のＡＰはＳＴＡへ接続ＡＰ変更要求を送信する。ＳＴＡはＡＰ変更要求を受信した場合に要求に従って接続先ＡＰを切り替えることで適切なＡＰと接続することができる。
【０００３】
特許文献１には、ＡＰの機能を備えるルータから、接続中の無線子機に対して、接続先の変更を要求する処理として、次のことが開示されている。複数の無線子機と接続可能なモバイルルータ（ＭＲ１）は、無線子機端末がＩＥＥＥ８０２．１１ｖに対応しているか確認する。無線子機端末がＩＥＥＥ８０２．１１ｖに対応しているかどうかは、無線子機端末がＭＲ１に無線接続する際に送信するＡｓｓｏｃｉａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔフレームから判断する事が可能である。無線子機端末がＩＥＥＥ８０２．１１ｖに対応している場合、ＢＴＭ（ＢＳＳＴｒａｎｓｉｔｉｏｎＭａｎａｇｅｍｅｎｔ）Ｒｅｑｕｅｓｔフレームを該当する無線子機端末へ送信する。ＢＴＭＲｅｑｕｅｓｔフレームのＢＳＳＴｒａｎｓｉｔｉｏｎＣａｎｄｉｄａｔｅＬｉｓｔＥｎｔｒｉｅｓフィールドは、接続先として親機ルータＲＴ２のＢＳＳＩＤが指定されている。これにより無線子機端末の接続先切り替えが促され、無線子機端末は受信したＢＴＭＲｅｑｕｅｓｔフレームに従い、接続先をＭＲ１からＲＴ２へと切り替える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－１７５０６８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ＳＴＡには、ＡＰ切り替えを実行しても問題が発生しない状態と、ＡＰ切り替えの実行により接続中のＡＰから切断されると問題が発生し得る状態と、が存在する場合がある。問題が発生し得る状態において、ＳＴＡがＡＰから接続先の変更要求を受信し、要求に応じて接続先ＡＰを切り替えると、ＳＴＡに問題が発生することがある。
【０００６】
本発明は、接続先となるアクセスポイントの変更を、より適切に行う電子機器、その制御方法、プログラム、記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の一態様による電子機器は以下の構成を有する。すなわち、
アクセスポイントから、接続先の変更要求を受信する受信手段と、
アクセスポイントからの前記変更要求に基づく処理について有効または無効を設定する設定手段と、
前記設定手段で前記無効が設定されたことに応じて、接続中のアクセスポイントとの接続を切断し、前記アクセスポイントに、前記変更要求に対応していない旨の情報を通知して、再接続するように制御する制御手段と、を有する。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、接続先となるアクセスポイントの変更を、より適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
システム構成を示す図である。
ＭＦＰの構成を示す図である。
ＭＦＰの操作表示部を示す図である。
携帯端末装置の構成を示す図である。
アクセスポイントの構成を示す図である。
ＡＰからの接続先の変更要求に基づく処理を説明するシーケンス図である。
ＭＦＰの動作を説明するフローチャートである。
ＭＦＰのＡｇｉｌｅＭｕｌｔｉｂａｎｄ設定画面の一例を示す図である。
変形例によるＭＦＰの動作を示すフローチャートである。
ＡｇｉｌｅＭｕｌｔｉｂａｎｄ設定の変更を確認する画面の一例を示す図である。
ＭＦＰの動作を説明するフローチャートである。
ＭＦＰの動作を説明するフローチャートである。
ＡｇｉｌｅＭｕｌｔｉｂａｎｄ設定の変更を確認する画面の一例を示す図である。
ＡｓｓｏｃｉａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔフレームのデータ構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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