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公開番号2025007010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108128
出願日2023-06-30
発明の名称ガスケットおよび外壁目地構造
出願人大和ハウス工業株式会社,株式会社フジタ
代理人個人
主分類E04F 13/08 20060101AFI20250109BHJP(建築物)
要約【課題】縦目地に入り込んだ水を空洞部分に取り込んで当該空洞部分を排水経路にして排水でき、また、横目地部分でも排水経路を的確に確保できるガスケットおよび外壁目地構造を提供する。
【解決手段】ガスケット1は、止水箇所に接触する裏面部1aおよび両側の側面部1bと、止水箇所に接触しない表面部1cとを有するとともに、長手方向に連通する空洞部1dと、側面部1bから空洞部1dへ貫通して水を当該空洞部1d内へ導く横孔部1eと、を備える。そして、外壁目地構造は、上記のガスケット1が、左右に隣り合う外壁パネルユニット5,5の上記止水箇所となる縦目地Jに、上記長手方向を縦にして取り付けられた構造を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
止水箇所に接触して止水する裏面部および両側の側面部と、止水箇所に接触しない表面部とを有するとともに、長手方向に連通する空洞部と、上記側面部から上記空洞部へ貫通して水を当該空洞部内へ導く横孔部と、を備えることを特徴とするガスケット。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のガスケットにおいて、上記両側の側面部に上記横孔部が互いに対向しないでずれて形成されていることを特徴とするガスケット。
【請求項3】
請求項1に記載のガスケットにおいて、上記横孔部よりも上記裏面部の側の位置に、上記裏面部への水の浸入を遮る突起部を有することを特徴とするガスケット。
【請求項4】
請求項1に記載のガスケットにおいて、上記裏面部に対向して位置し、当該裏面部との間に上記止水箇所の部材が差し込まれる差し込み部を備えることを特徴とするガスケット。
【請求項5】
請求項1に記載のガスケットにおいて、上記表面部に、当該ガスケットの本体部を形成する素材と異なる素材または同一の素材からなる表層部を備えることを特徴とするガスケット。
【請求項6】
請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のガスケットが、左右に隣り合う外壁面材または外壁パネルユニットの上記止水箇所となる縦目地に、上記長手方向を縦にして取り付けられることを特徴とする外壁目地構造。
【請求項7】
請求項6に記載の外壁目地構造において、上下に位置する外壁面材または外壁パネルユニットの上記縦目地に取り付けられる上下のガスケット間に、上記空洞部に連通する縦孔部を有する短尺ガスケットが装着されることを特徴とする外壁目地構造。
【請求項8】
請求項7に記載の外壁目地構造において、上記ガスケットの空洞部に嵌る筒状のガイド部材が上記短尺ガスケットの上記縦孔部に装着されることを特徴とする外壁目地構造。
【請求項9】
請求項2に記載のガスケットが、左右に隣り合う外壁面材または外壁パネルユニットの上記止水箇所となる縦目地に、上記長手方向を縦にして取り付けられるとともに、当該ガスケットの一方の側面部の上記横孔部から上記空洞部内に挿入されたビスが他方の側面部を貫通し当該他方の側面部が接する縦目地部分にねじ込まれることを特徴とする外壁目地構造。
【請求項10】
請求項5に記載のガスケットが、左右に隣り合う外壁面材または外壁パネルユニットの上記止水箇所となる縦目地に、上記長手方向を縦にして取り付けられるとともに、上下に位置する外壁面材または外壁パネルユニットの上記縦目地に取り付けられる上下のガスケット間に、上記空洞部に連通する縦孔部を有する短尺ガスケットが介在し、且つ上記本体部の下端よりも下側に上記表層部が垂下されており、この垂下部分が上記短尺ガスケットの表側を覆うことを特徴とする外壁目地構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、建物の目地に装着できるガスケットおよび外壁目地構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、左右に隣り合う外壁面材の側面部から突出する止水板部同士が重なり合ってなる目地に、中空構造を有する止水部材が設けられる目地構造が開示されている。また、特許文献2には、目地に嵌め込まれて変形することによって、中空状の排水経路を形成できるガスケットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-60064号公報
特許第481788号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の目地構造で用いられる止水部材は、当該止水部材と縦目地との間に入り込んだ水を空洞部分に取り込んで当該空洞部分を排水路として利用する構造にはなっていない。一方、上記特許文献2のガスケットは、中空状の排水経路を形成できるものの、横目地に位置する箇所のガスケット部分は変形されないので、上記中空状の排水経路を形成することができず、この横目地部分での排水経路の確保が難しいという欠点がある。
【0005】
この発明は、上記の事情に鑑み、縦目地に入り込んだ水を空洞部分に取り込んで当該空洞部分を排水経路にして排水でき、また、横目地部分でも排水経路を的確に確保できるガスケットおよび外壁目地構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明のガスケットは、上記の課題を解決するために、止水箇所に接触して止水する裏面部および両側の側面部と、止水箇所に接触しない表面部とを有するとともに、長手方向に連通する空洞部と、上記側面部から上記空洞部へ貫通して水を当該空洞部内へ導く横孔部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
上記の構成であれば、上記止水箇所と当該ガスケットの側面部との間に入り込んだ水を、上記横孔部から上記空洞部へ導いて、この空洞部の下方へ排水できるので、上記水が当該ガスケットの裏面側に回り込むのを抑制して、高い止水性能を発揮することができる。また、上記裏面部および上記側面部による広い面で当該ガスケットを上記止水箇所に接着可能となるので、当該ガスケットのずれ動きを抑制することができる。また、当該ガスケットは、その長手方向に連通する空洞部を有する中空形状であるので、横目地が存在する箇所でも、上記空洞部による排水経路が確保されることになる。
【0008】
上記両側の側面部に上記横孔部が互いに対向しないでずれて形成されていてもよい。これによれば、当該ガスケットの一方の側面部の上記横孔部から上記空洞部内にビスを挿入し、このビスを、他方の側面部に貫通させて当該他方の側面部が接する上記止水箇所にねじ込むことができるので、当該ガスケットのずれ動きをさらに抑制することができる。
【0009】
上記横孔部よりも上記裏面部の側の位置に、上記横孔部よりも上記裏面部の側の位置に、上記裏面部への水の浸入を遮る突起部を有してもよい。これによれば、上記突起部によって、上記裏面部への水の浸入を抑制でき、また、当該水を上記横孔部へと導くことも可能になる。
【0010】
上記裏面部に対向して位置し、当該裏面部との間に上記止水箇所の部材が差し込まれる差し込み部を備えてもよい。これによれば、上記止水箇所の部材の裏側における止水も可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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