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公開番号2025006922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107973
出願日2023-06-30
発明の名称成形用材料
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 1/02 20060101AFI20250109BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】成形熱履歴がある場合であっても、発塵をより優れて抑制できる成形用材料を提供すること。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る成形用材料は、セルロース繊維と、樹脂とを含む、成形用材料であって、前記樹脂は、バインダーと、ウレタン繊維とを含み、前記樹脂は、クロロホルムを溶離液としたGPC法による分子量分布曲線において、重量平均分子量が50000~150000に極大値1と、重量平均分子量が75000~300000に極大値2とを有し、前記極大値2における面積値は、前記極大値1における面積値より小さいものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
セルロース繊維と、樹脂とを含む、成形用材料であって、
前記樹脂は、バインダーと、ウレタン繊維とを含み、
前記樹脂は、クロロホルムを溶離液としたGPC法による分子量分布曲線において、重量平均分子量が50000~150000に極大値1と、重量平均分子量が75000~300000に極大値2とを有し、
前記極大値2における面積値は、前記極大値1における面積値より小さい、成形用材料。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記成形用材料は、さらに架橋剤を含む、請求項1に記載の成形用材料。
【請求項3】
前記架橋剤は、カルボジイミド、アミン、エポキシ、イソシアネート、保護イソシアネート、カルボン酸無水物、カルボン酸から選択される反応基を有する、請求項2に記載の成形用材料。
【請求項4】
前記セルロース繊維の含有量が、前記成形用材料の総質量に対して2質量%以上40質量%以下である、請求項1又は請求項2に記載の成形用材料。
【請求項5】
前記セルロース繊維の平均長さが3mm未満である、請求項1又は請求項2に記載の成形用材料。
【請求項6】
前記セルロース繊維の平均径が100μm未満である、請求項1又は請求項2に記載の成形用材料。
【請求項7】
前記バインダーの含有量が、前記成形用材料の総質量に対して35質量%以上94質量%以下である、請求項1又は請求項2に記載の成形用材料。
【請求項8】
前記ウレタン繊維の含有量が、前記成形用材料の総質量に対して2質量%以上40質量%以下である、請求項1又は請求項2に記載の成形用材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、成形用材料に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、セルロース繊維および樹脂を含む材料を用いて製造された成形体が知られている。例えば、特許文献1には、十分に高い曲げ弾性率(剛性)と優れた衝撃強度とを両立した成形体を提供することを目的として、熱可塑性樹脂と、セルロース繊維と、該セルロース繊維とは異なる有機繊維とを含有するセルロース繊維強化熱可塑性樹脂成形体が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7097521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術の材料では、例えば、成形品や成形時のゲート材を溶融させてペレット化し再度成形する場合などの成形熱履歴があると、繊維が脱落し発塵が発生してしまうことがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る成形用材料の一態様は、
セルロース繊維と、樹脂とを含む、成形用材料であって、
前記樹脂は、バインダーと、ウレタン繊維とを含み、
前記樹脂は、クロロホルムを溶離液としたGPC法による分子量分布曲線において、重量平均分子量が50000~150000に極大値1と、重量平均分子量が75000~300000に極大値2とを有し、
前記極大値2における面積値は、前記極大値1における面積値より小さいものである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
各実施例及び各比較例の成形用材料に関する、原材料の組成、成形方法及び成形品の評価結果を示す図(表1)。
各実施例及び各比較例の成形用材料に関する、原材料の組成、成形方法及び成形品の評価結果を示す図(表2)。
各実施例及び各比較例の成形用材料に関する、原材料の組成、成形方法及び成形品の評価結果を示す図(表3)。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の実施形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の例を説明するものである。本発明は以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形形態も含む。なお、以下で説明される構成の全てが本発明の必須の構成であるとは限らない。
【0008】
1.成形用材料
本発明の一実施形態に係る成形用材料は、セルロース繊維と、樹脂とを含む、成形用材料であって、樹脂は、バインダーと、ウレタン繊維とを含み、樹脂は、クロロホルムを溶離液としたGPC法による分子量分布曲線において、重量平均分子量が50000~150000に極大値1と、重量平均分子量が75000~300000に極大値2とを有し、極大値2における面積値は、極大値1における面積値より小さいものである。
【0009】
熱可塑性樹脂と、セルロース繊維と、該セルロース繊維とは異なる有機繊維とを含有するセルロース繊維強化熱可塑性樹脂成形体においては、成形体からの繊維の脱落が顕著であり、発塵等が問題となる環境で使用されるもの、例えば、流体の流路を有する部材や当該部材の周辺に配置される部材、インクカートリッジ、各種容器、各種什器等には、適さないという問題がある。
【0010】
今般、セルロース繊維と、バインダーと、ウレタン繊維とを含む成形用材料は、セルロース繊維を含み、かつ、衝撃強さおよび曲げ強さの両方に優れ、かつ、発塵が抑制された成形体の製造に好適に用いることができることが判明した。
(【0011】以降は省略されています)

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