TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025006575
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107458
出願日2023-06-29
発明の名称切換弁ブロックアセンブリ及びこれに用いられる給排気ブロック
出願人SMC株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16K 27/00 20060101AFI20250109BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】給排気ブロックに異なるタイプの切換弁ブロックを混載可能な切換弁ブロックアセンブリ及び給排気ブロックを提供する。
【解決手段】切換弁ブロックアセンブリ1は、出力ポート64a、64bを有する第1及び第2切換弁ブロック60A、60Bと給気及び排気ポート12,13を有する第1給排気ブロック10とが連結される。第1給排気ブロックは一側面に第1給気用及び第1排気用開口を有し、他側面に第2給気用及び第2排気用開口を有する。第1及び第2給気用開口、給気ポートが連通し、第1及び第2排気用開口、排気ポートが連通する。これらの開口の中心は異なる軸線上に配される。第1切換弁ブロックを第1給排気ブロックの一側面に結合すると、給気及び排気流路が第1給気用及び第2排気用開口に連結され、第2切換弁ブロックを第1給排気ブロックの他側面に結合すると、給気及び排気流路が第2給気用及び第2排気用開口に連結される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
出力ポートを有する複数の切換弁ブロックと、給気ポート及び排気ポートを有する給排気ブロックとが、相互に側面を当接させた状態で幅方向に沿って一列に連結され、前記幅方向の両端に第1端及び第2端を有する切換弁ブロックアセンブリであって、
前記給排気ブロックは、前記幅方向に互いに背向する一対の側面のうちの前記第1端側の側面にエアを吐出するための第1給気用開口、及びエアを排気するための第1排気用開口が開設され、前記一対の側面のうちの前記第2端側の側面に第2給気用開口及び第2排気用開口が開設されたボディを有し、
前記第1給気用開口、前記第2給気用開口及び前記給気ポートは、給気用連通流路を介して相互に連通し、
前記第1排気用開口、前記第2排気用開口及び前記排気ポートは、排気用連通流路を介して相互に連通しており、
前記第1及び第2給気用開口のそれぞれの中心が、前記幅方向に沿って延びる互いに異なる軸線上に配置され、
前記第1及び第2排気用開口のそれぞれの中心が、前記幅方向に沿って延びる互いに異なる軸線上に配置されており、
前記複数の切換弁ブロックは、前記幅方向に互いに背向する両側面間に貫設された給気流路及び排気流路を有し、前記出力ポートに対して前記給気流路及び前記排気流路を選択的に連通可能な第1及び第2切換弁ブロックの中から選択された複数のものから構成され、
前記第1切換弁ブロックを前記給排気ブロックの前記第1端側の側面に結合させた際に、前記第1切換弁ブロックの前記給気流路及び前記排気流路が、前記給排気ブロックの前記第1給気用開口及び前記第2排気用開口に連結可能であり、
前記第2切換弁ブロックを前記給排気ブロックの前記第2端側の側面に結合させた際に、前記第2切換弁ブロックの前記給気流路及び前記排気流路が、前記給排気ブロックの前記第2給気用開口及び前記第2排気用開口に連結可能である、
ことを特徴とする切換弁ブロックアセンブリ。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記給排気ブロックの前記第1給気用開口及び前記第1排気用開口は、前記第1端側の側面において第1距離を有して配され、
前記第2給気用開口及び前記第2排気用開口は、前記第2端側の側面において第1距離とは異なる第2距離を有して配されており、
前記第1給気用開口の開口面積は、前記第2給気用開口の開口面積と異なり、
前記第1排気用開口の開口面積は、前記第2排気用開口の開口面積と異なる、
ことを特徴とする請求項1に記載の切換弁ブロックアセンブリ。
【請求項3】
前記第1及び第2切換弁ブロックは、パイロット式切換弁であり、
前記給排気ブロックは、外部から導入されるパイロットエアを前記第1及び又は第2切換弁ブロックに供給する外部モード、又は、前記給気ポートから導入されるエアの一部をパイロットエアとして前記第1及び又は第2切換弁ブロックに供給する内部モードに、選択的に切換可能であり、
前記給排気ブロックは、外部モードにおいて前記ボディに装着される第1切換部材と、内部モードにおいて前記ボディに装着される第2切換部材と、前記ボディに形成されこれら切換部材を選択的に装着する取付面と、を有し、
前記ボディの前記一対の側面には、前記第1及び又は第2切換弁ブロックにパイロットエアを供給する第1及び第2パイロット供給用開口と、前記第1及び又は第2切換弁ブロックから排出されるパイロットエアを導入する第1及び第2パイロット排気用開口と、が開設され、
前記取付面には、前記給気ポートに連通する給気用連通口と、前記第1及び第2パイロット供給用開口に連通するパイロット供給用連通口と、前記第1及び第2パイロット排気用開口に連通するパイロット排気用連通口と、が開設され、
前記第1切換部材は、パイロットエアを供給するパイロット供給口と、パイロットエアを排出するパイロット排出口とを有し、前記取付面に装着された際に、前記パイロット供給口と前記パイロット供給用連通口とを連通し、且つ前記パイロット排出口と前記パイロット排気用連通口とを連通し、さらに前記給気用連通口を閉塞するように構成され、
前記第2切換部材は、前記取付面に装着された際に、前記給気用連通口と前記パイロット供給用連通口とを連通し、さらに前記パイロット排気用連通口を閉塞するように構成され、
それにより、外部モードにおいては、前記パイロット供給口から供給されるパイロットエアが前記第1及び又は第2切換弁ブロックに供給され、そのパイロットエアが供給された切換弁ブロックから排出されるパイロットエアが前記パイロット排出口から排出され、
内部モードにおいては、前記給気ポートからのパイロットエアが前記第1及び又は第2切換弁ブロックに供給され、そのパイロットエアが供給された前記第1及び又は第2切換弁ブロックから排出されるパイロットエアが、当該切換弁ブロックの前記排気流路を通じて排出されるように構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の切換弁ブロックアセンブリ。
【請求項4】
前記第1及び第2パイロット供給用開口のそれぞれの中心が、互いに前記幅方向に沿って延びる異なる軸線上に配置され、
前記第1及び第2パイロット排気用開口のそれぞれの中心が、互いに前記幅方向に沿って延びる異なる軸線上に配置されており、
前記第1パイロット供給用開口及び前記第1パイロット排気用開口は、前記第1端側の側面において第3距離を有して配され、
前記第2パイロット供給用開口及び前記第2パイロット排気用開口は、前記第2端側の側面において前記第3距離と異なる第4距離を有して配されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の切換弁ブロックアセンブリ。
【請求項5】
前記第1及び第2切換弁ブロックのそれぞれは、幅方向に互いに背向する両側面間に貫設された切換弁パイロット供給流路及び切換弁パイロット排気流路を有し、
前記第1切換弁ブロックを前記給排気ブロックの前記第1端側の側面に結合させた際に、前記第1切換弁ブロックの前記切換弁パイロット供給流路及び前記切換弁パイロット排気流路が、前記給排気ブロックの前記第1パイロット供給用開口及び前記第1パイロット排気用開口に連結され、
前記第2切換弁ブロックを前記給排気ブロックの前記第2端側の側面に結合させた際に、前記第2切換弁ブロックの前記切換弁パイロット供給流路及び前記切換弁パイロット排気流路が、前記給排気ブロックの前記第2パイロット供給用開口及び前記第2パイロット排気用開口に連結される、
ことを特徴とする請求項4に記載の切換弁ブロックアセンブリ。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の前記切換弁ブロックアセンブリに用いられる前記給排気ブロック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の切換弁ブロックとこれらブロックに対して空気を給排する給排気ブロックとを幅方向に一列に連結して成る切換弁ブロックアセンブリ及びこれに用いられる給排気ブロックに関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
複数の切換弁ブロックと給排気ブロックとを幅方向に一列に連結して成る切換弁ブロックアセンブリは、例えば特許文献1に開示されている。この切換弁ブロックアセンブリは、複数の切換弁ブロックと給排気ブロックとを相互に側面を当接させた状態で幅方向に一列に連結されている。
【0003】
給排気ブロックの幅方向に互いに背向する一対の側面には、切換弁ブロックに空気を供給するための給気用開口と、複数の切換弁ブロックから排出される空気を導入するための排気用開口とが形成されている。これら給気用開口はそれぞれの中心が幅方向に沿った同一軸線上に配され、且つ同一形状を有している。また、これら排気用開口は、それぞれの中心が幅方向に沿った同一軸線上に配され、且つ同一形状を有している。
【0004】
ところで、切換弁ブロックは、例えば、その容量(流量サイズ)が異なると、給排気ブロックから供給される空気の給気用開口や給排気ブロックに排出する空気の排気用開口のそれぞれの大きさや位置が変わる。このため、異なるタイプの切換弁ブロックを1つの給排気ブロックに混載することは困難になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-355755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明の技術的課題は、1つの給排気ブロックに異なるタイプの切換弁ブロックを混載可能な切換弁ブロックアセンブリ及びこれに用いられる給排気ブロックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る切換弁ブロックアセンブリは、出力ポートを有する複数の切換弁ブロックと、給気ポート及び排気ポートを有する給排気ブロックとが、相互に側面を当接させた状態で幅方向に沿って一列に連結され、前記幅方向の両端に第1端及び第2端を有する切換弁ブロックアセンブリであって、前記給排気ブロックは、前記幅方向に互いに背向する一対の側面のうちの前記第1端側の側面にエアを吐出するための第1給気用開口、及びエアを排気するための第1排気用開口が開設され、前記一対の側面のうちの前記第2端側の側面に第2給気用開口及び第2排気用開口が開設されたボディを有し、前記第1給気用開口、前記第2給気用開口及び前記給気ポートは、給気用連通流路を介して相互に連通し、前記第1排気用開口、前記第2排気用開口及び前記排気ポートは、排気用連通流路を介して相互に連通しており、前記第1及び第2給気用開口のそれぞれの中心が、前記幅方向に沿って延びる互いに異なる軸線上に配置され、前記第1及び第2排気用開口のそれぞれの中心が、前記幅方向に沿って延びる互いに異なる軸線上に配置されており、前記複数の切換弁ブロックは、前記幅方向に互いに背向する両側面間に貫設された給気流路及び排気流路を有し、前記出力ポートに対して前記給気流路及び前記排気流路を選択的に連通可能な第1及び第2切換弁ブロックの中から選択された複数のものから構成され、前記第1切換弁ブロックを前記給排気ブロックの前記第1端側の側面に結合させた際に、前記第1切換弁ブロックの前記給気流路及び前記排気流路が、前記給排気ブロックの前記第1給気用開口及び前記第2排気用開口に連結可能であり、前記第2切換弁ブロックを前記給排気ブロックの前記第2端側の側面に結合させた際に、前記第2切換弁ブロックの前記給気流路及び前記排気流路が、前記給排気ブロックの前記第2給気用開口及び前記第2排気用開口に連結可能である、ことを特徴とする。
【0008】
この場合において、好ましくは、前記給排気ブロックの前記第1給気用開口及び前記第1排気用開口は、前記第1端側の側面において第1距離を有して配され、前記第2給気用開口及び前記第2排気用開口は、前記第2端側の側面において第1距離とは異なる第2距離を有して配されており、前記第1給気用開口の開口面積は、前記第2給気用開口の開口面積と異なり、前記第1排気用開口の開口面積は、前記第2排気用開口の開口面積と異なる。
【0009】
また、好ましくは、前記第1及び第2切換弁ブロックは、パイロット式切換弁であり、前記給排気ブロックは、外部から導入されるパイロットエアを前記第1及び又は第2切換弁ブロックに供給する外部モード、又は、前記給気ポートから導入されるエアの一部をパイロットエアとして前記第1及び又は第2切換弁ブロックに供給する内部モードに、選択的に切換可能であり、前記給排気ブロックは、外部モードにおいて前記ボディに装着される第1切換部材と、内部モードにおいて前記ボディに装着される第2切換部材と、前記ボディに形成されこれら切換部材を選択的に装着する取付面と、を有し、前記ボディの前記一対の側面には、前記第1及び又は第2切換弁ブロックにパイロットエアを供給する第1及び第2パイロット供給用開口と、前記第1及び又は第2切換弁ブロックから排出されるパイロットエアを導入する第1及び第2パイロット排気用開口と、が開設され、前記取付面には、前記給気ポートに連通する給気用連通口と、前記第1及び第2パイロット供給用開口に連通するパイロット供給用連通口と、前記第1及び第2パイロット排気用開口に連通するパイロット排気用連通口と、が開設され、前記第1切換部材は、パイロットエアを供給するパイロット供給口と、パイロットエアを排出するパイロット排出口とを有し、前記取付面に装着された際に、前記パイロット供給口と前記パイロット供給用連通口とを連通し、且つ前記パイロット排出口と前記パイロット排気用連通口とを連通し、さらに前記給気用連通口を閉塞するように構成され、前記第2切換部材は、前記取付面に装着された際に、前記給気用連通口と前記パイロット供給用連通口とを連通し、さらに前記パイロット排気用連通口を閉塞するように構成され、それにより、外部モードにおいては、前記パイロット供給口から供給されるパイロットエアが前記第1及び又は第2切換弁ブロックに供給され、そのパイロットエアが供給された切換弁ブロックから排出されるパイロットエアが前記パイロット排出口から排出され、内部モードにおいては、前記給気ポートからのパイロットエアが前記第1及び又は第2切換弁ブロックに供給され、そのパイロットエアが供給された前記第1及び又は第2切換弁ブロックから排出されるパイロットエアが、当該切換弁ブロックの前記排気流路を通じて排出されるように構成されている。
【0010】
また、好ましくは、前記第1及び第2パイロット供給用開口のそれぞれの中心が、互いに前記幅方向に沿って延びる異なる軸線上に配置され、前記第1及び第2パイロット排気用開口のそれぞれの中心が、互いに前記幅方向に沿って延びる異なる軸線上に配置されており、前記第1パイロット供給用開口及び前記第1パイロット排気用開口は、前記第1端側の側面において第3距離を有して配され、前記第2パイロット供給用開口及び前記第2パイロット排気用開口は、前記第2端側の側面において前記第3距離と異なる第4距離を有して配されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
流路体
11日前
個人
クラッチ装置
15日前
個人
固着具と成形品部材
8日前
株式会社アイシン
駆動装置
11日前
カヤバ株式会社
緩衝器
22日前
カヤバ株式会社
緩衝器
22日前
株式会社不二工機
電動弁
14日前
株式会社ナジコ
自在継手
1日前
矢崎化工株式会社
連結具
22日前
株式会社不二工機
逆止弁
7日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
株式会社PILLAR
継手
1か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
24日前
株式会社ニフコ
ダンパー装置
1か月前
日本精工株式会社
転がり軸受
1か月前
因幡電機産業株式会社
取付具
1か月前
株式会社アイシン
波動歯車装置
1か月前
株式会社オンダ製作所
管継手用カバー
1か月前
住友理工株式会社
積層チューブ
22日前
住友理工株式会社
積層チューブ
22日前
株式会社SUBARU
油圧回路
7日前
株式会社ジオ設計
緩み止め楔座金装置
1か月前
株式会社西部技研
気密ブースの避圧弁
1か月前
NTN株式会社
深溝玉軸受
11日前
株式会社ミヤワキ
計測装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
リンク機構
24日前
NOK株式会社
シール装置
14日前
クリナップ株式会社
接合部材
1か月前
日本システムバンク株式会社
万能取付金具
22日前
株式会社オンダ製作所
管継手用アダプター
22日前
トヨタ自動車株式会社
流量測定装置
24日前
株式会社 アイダ
安全フック
14日前
THK株式会社
運動案内装置
1か月前
THK株式会社
運動案内装置
1か月前
積水ハウス株式会社
制振装置
1日前
株式会社テイエルブイ
弁装置
23日前
続きを見る