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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025006942
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107997
出願日
2023-06-30
発明の名称
シール装置
出願人
NOK株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16J
15/08 20060101AFI20250109BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】製造工数を減らし、製造の簡略化を図ることができるシール装置を得る。
【解決手段】シール装置11は、金属製の分割ガスケット31を挟んで、二つの部材51であるケース51Aとカバー51Bとを接合させて構成されている。分割ガスケット31は、弾性体32がコーティングされた平坦なシール面33を表裏面に有する複数のピースP1、P2に分割され、全体として環状形状をなしている。ケース51Aとカバー51Bとは、分割ガスケット31のシール面33を挟んで互いに接合されている。ケース51Aには、分割ガスケット31の二つのピースP1、P2が互いに隣接する領域に、ガスケット結合部54を設けられている。ガスケット結合部54は、シール面33に対面する位置に凹部55、例えば格子パターンの凹部55を有している。ガスケット結合部54には液状ガスケット71が充填され、分割ガスケット31との間や凹部55に回りこんでいる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
弾性体を被覆した平坦なシール面を表裏面に有する複数のピースに分割され、全体として環状形状をなす金属製の分割ガスケットと、
前記分割ガスケットのシール面を挟んで互いに接合される二つの部材と、
を備え、
前記二つの部材の少なくとも一方のうち、前記分割ガスケットの二つのピースが互いに隣接する領域に設けられ、前記シール面に対面する位置に凹部を有するガスケット結合部と、
前記ガスケット結合部に充填された液状ガスケットと、
を備えるシール装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記ガスケット結合部は、前記凹部にパターンを与えている、
請求項1に記載のシール装置。
【請求項3】
前記パターンは、格子パターンである、
請求項2に記載のシール装置。
【請求項4】
前記格子は、斜め格子である、
請求項3に記載のシール装置。
【請求項5】
前記弾性体は、前記シール面にコーティングされている、
請求項2に記載のシール装置。
【請求項6】
前記二つの部材の一つはケースであり、
前記二つの部材の他の一つは、前記ケースの開口部を覆うカバーである、
請求項2ないし5のいずれか一に記載のシール装置。
【請求項7】
前記ガスケット結合部は、前記ケースに設けられている、
請求項6に記載のシール装置。
【請求項8】
前記ガスケット結合部は、前記カバーに設けられている、
請求項6に記載のシール装置。
【請求項9】
前記ガスケット結合部は、前記ケースと前記カバーとの双方に設けられている、
請求項6に記載のシール装置。
【請求項10】
前記ガスケットをなす二つのピースの互いに隣接する端部は、前記ガスケット結合部の方向に屈曲し、
前記ガスケット結合部は、前記二つのピースの互いに隣接する屈曲した先端部をともに受け入れる位置に前記凹部を設けている、
請求項1に記載のシール装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、シール装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ガスケットは、接合される二つの部材、例えばケースとカバーとの間に介在し、二つの部材をシールする。使用用途としては、内燃機関に用いられるオイルパン(ケース)と、オイルパンの開口部を遮蔽するシリンダブロック(カバー)との間のシール、あるいは各種配管の接合部分のシールなどである。いずれにしてもガスケットは、二つの部材をシールするという目的から、環状形状を有している。
【0003】
ところがオイルパンなどの比較的面積が大きい部材をシールする用途では、ガスケットも大型化し、その製造から組付けにいたる過程での取り扱いが煩雑になる。またガスケットは、一枚の金属板を打ち抜き加工して製造するわけであるが、環状をなす内側部分の材料は廃却材となるため、ガスケットが大きくなればなるほど、コスト面からも環境面からも望ましくない。
【0004】
そこでガスケットを複数のピースに分割し、全体として環状形状をなすようにした分割ガスケットが案出されている。
【0005】
特許文献1は、自動車用エンジンのオイルパンガスケットに適用されるガスケットの例を開示している(段落0014、図1参照)。このガスケットは、二つのピース(構成材5a、5b)に分割され、レーザスポット溶接によって二つのピースを接合している(段落0015、図2-3参照)。二つのピースは、接合後に加圧処理されて平滑化され(段落0016、図3、図7(a)(b)参照)、その後に弾性体(ゴムコンパウンドシート30)を接着固定されて(段落0017、図3、図6参照)、ガスケット(オイルパンガスケット1)となる。
【0006】
特許文献2も、第1分割片(100A)と第2分割片(100B)という二つのピースにガスケットを二分割し、各ピースを接合してガスケット(ガスケット100)としている(段落0020-0021、図1-2参照)。特許文献1に記載されたガスケットと相違するのは、各ピースの接合手法、それに弾性体を各ピースに固定する手法である。
【0007】
特許文献2では、ガスケットを構成する二つのピース、つまり第1分割片(100A)と第2分割片(100B)とは、液状ガスケット(FIPG)によってそれぞれ固定されている(段落0020参照)。特許文献1のように、レーザスポット溶接によって接合されたものではない。
【0008】
また第1分割片(100A)及び第2分割片(100B)は、金属板の両面にゴム製の膜が設けられたラバーコーテッドメタル(RCM)を打ち抜き加工することによって得られた材料である(段落0022参照)。したがって弾性体は、接合後の二つのピースに固定されるのではなく、二つのピースに予め成膜されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2007-155043号公報
特開2020-076467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1、2に記載されたガスケットは、いずれも各ピースを接合して環状のガスケットを製造し、その後互いに接合される二つの部材の間に配置される。このため二つの部材の間にガスケットを介在させたシール装置として見たとき、ガスケットを挟んで二つの部材を接合する工程に先立ち、二つのピースを連結してガスケットを製造する工程が必要になり、製造工程が繁雑である。改善が求められる。
(【0011】以降は省略されています)
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