TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025026933
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-26
出願番号2024200660,2024524243
出願日2024-11-18,2023-04-25
発明の名称バッテリー用緩衝材
出願人NOK株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類H01M 50/291 20210101AFI20250218BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】断熱部材を備えることによって断熱性能を有するバッテリー用緩衝材であって、その厚さ方向に外力を受けて圧縮された場合にも断熱性能が低下し難いバッテリー用緩衝材を提供する。
【解決手段】凸部22を有する弾性部材20と、貫通孔31が形成された板状の構造体である断熱部材30と、を備え、断熱部材30が、弾性部材20の一方の面側及び他方の面側にそれぞれ配置され、断熱部材30の貫通孔31から弾性部材20の凸部22が突出している、バッテリー用緩衝材100。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
凸部を有する弾性部材と、
貫通孔が形成された板状の構造体である断熱部材と、を備え、
前記断熱部材が、前記弾性部材の一方の面側及び他方の面側にそれぞれ配置され、前記断熱部材の前記貫通孔から前記弾性部材の前記凸部が突出している、バッテリー用緩衝材。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
少なくとも一方の物品が膨張及び収縮する2つの物品の間に配置され、
膨張及び収縮する前記物品の膨張による外力を受けて圧縮変形する弾性部材と、
前記弾性部材が圧縮変形した際にも前記物品からの外力を受けずに圧縮変形しない断熱部材と、を備える、バッテリー用緩衝材。
【請求項3】
前記弾性部材と前記断熱部材とが別体である、請求項2に記載のバッテリー用緩衝材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリー用緩衝材に関する。更に詳しくは、電気自動車などに用いられる二次電池などのバッテリーに使用されるバッテリー用緩衝材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車などのエネルギー源としてバッテリー(二次電池)が広く利用されている。このバッテリーは、複数の電池セルと緩衝材(バッテリー用緩衝材)などを備えている。この電池セルの構成としては、正極、負極、及びセパレータを積層させた電極組立体を有し、この電極組立体を収納ケースに収容したものなどが知られている。
【0003】
このバッテリーは、リチウムイオン電池などがある。そして、バッテリーは、このバッテリーを構成する電極組立体が収容された複数の収納ケース(電池セル)を積層させて、その積層方向に拘束する拘束部を備えている。この拘束部は、収納ケースの外側に配置され、収納ケースを外側から拘束するものである。
【0004】
そして、このようなバッテリーは、複数の収納ケース(電池セル)が上記拘束部に拘束された状態で配置され、充放電時に生じる発熱によって膨張したり収縮したりする。
【0005】
バッテリーは、上記充放電に伴う膨張と収縮による体積の変化に起因して電極(電極粒子)の破砕が生じることがあり、その場合、バッテリーの寿命が短くなる傾向がある。また、バッテリー内部の特定の電池セルが発熱し、この電池セルが発熱したことを契機に他の電池セルの発熱を引き起こすことで、バッテリー温度の上昇が続き、バッテリーが熱暴走したり火災を発生させたりする懸念もある。
【0006】
このようなことから、バッテリーは、その使用時における電池セルの膨張及び収縮の抑制と熱暴走時における電池セル間の断熱が重要である。そこで、隣り合う電池セルの間には、耐熱性を有する弾性体と断熱性を確保するための断熱材とを備える緩衝材(バッテリー用緩衝材)を配置することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-140968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1の電池用断熱材の図1Aに示すように断熱部と緩衝部とが積層された積層構造体(緩衝材)である場合、電池セルの膨張によって断熱部もその厚さ方向の外力を受けて圧縮される。そして、このように外力を受けて圧縮されると、断熱部は、その断熱性能が低下する懸念がある。
【0009】
特に、バッテリーを構成するセル同士の間隔(即ち、バッテリー用緩衝材の配置スペース)は非常に狭く、一のセルが発熱すると、その隣のセルにもその熱が伝わり易い状況にあるため、僅かな断熱性能の低下も抑制することが望ましい。そこで、断熱性能を有するバッテリー用緩衝材において、厚さ方向の外力を受けて圧縮された場合にも断熱性能を低下させ難いバッテリー用緩衝材の開発が望まれていた。
【0010】
本発明は、このような従来技術に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、断熱部材を備えることによって断熱性能を有するバッテリー用緩衝材において、その厚さ方向に外力を受けて圧縮された場合にも断熱性能が低下し難いバッテリー用緩衝材を開発することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

NOK株式会社
密封装置
24日前
NOK株式会社
圧力調整弁
1日前
NOK株式会社
緩衝シート
2日前