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公開番号2025054892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164106
出願日2023-09-27
発明の名称緩衝シート
出願人NOK株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類F16F 7/00 20060101AFI20250401BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】安定的に反力を生じさせることのできる緩衝シートを提供する。
【解決手段】平板部110と、平板部110から突出し、その内部が突出方向とは反対側に開口する空洞である複数の突出部120と、を備える弾性体により構成される緩衝シート100であって、突出部120の内面及び外面のうちの少なくともいずれか一方には、突出部120が圧縮されることで変形する際の変形起点となる溝が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
平板部と、
前記平板部から突出し、その内部が突出方向とは反対側に開口する空洞である複数の突出部と、
を備える弾性体により構成される緩衝シートであって、
前記突出部の内面及び外面のうちの少なくともいずれか一方には、前記突出部が圧縮されることで変形する際の変形起点となる溝が設けられていることを特徴とする緩衝シート。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記突出部は、
突出方向の先端に向かうにつれて対向面間の距離が短くなる一対の平板状部分と、
前記一対の平板状部分の先端同士を繋ぐ湾曲板状部分と、
を備え、
前記溝は前記平板状部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の緩衝シート。
【請求項3】
前記突出部は、突出方向の先端に向かうにつれて対向面間の距離が短くなる二対の平板状部分により構成される側面部と、前記二対の平板状部分の先端同士を全て繋ぐ湾曲板状部分とからなり、
前記溝は、前記側面部の全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の緩衝シート。
【請求項4】
前記溝は、前記平板部と平行に伸びるように設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の緩衝シート。
【請求項5】
前記溝は、前記内面であって、前記平板状部分における前記突出方向の長さの中心位置から前記平板部に至る範囲内に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の緩衝シート。
【請求項6】
前記溝は、前記外面であって、前記平板状部分における前記突出方向の長さの中心位置よりも前記平板部側の範囲内に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の緩衝シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緩衝シートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、台座に積載される積載物への振動伝達を抑制するために、台座と積載物との間に配される緩衝シートが知られている。この緩衝シートは弾性体により構成されており、積載物から作用する荷重に対して弾性的な反力が生ずる。このような性質を利用して、近年、リチウムイオン電池などのセルの劣化を抑制するために、緩衝シートが用いられている。例えば、リチウムイオン電池は、充放電を繰り返した際に生じるリチウム金属の針状結晶(デンドライト)の発生が課題となっている。この結晶が成長し続けると、正極と負極の短絡を引き起こしてしまう。また、全固体電池の場合、膨張収縮に伴う面圧のばらつきが、性能のばらつきとなり、寿命にも影響することが知られている。そこで、セルを適度な力で押圧することで、セルの膨張を抑制したり、リチウムイオン電池において、上記の結晶の成長を機械的に抑制する対策が取られている。
【0003】
緩衝シートにおいては、所望の反力を生じさせるために、緩衝シートの圧縮量が所定の範囲となるように圧縮される必要がある。平板状の緩衝シートの場合には、圧縮量の増加に伴い、反力が急激に上昇してしまう。そこで、複数の突出部を設ける技術が知られているが、この場合でも、圧縮量の増加に伴う反力の急激な上昇の抑制には限度があるため、突出部の内部を空洞にする技術も知られている。しかしながら、このような技術においては、突出部が圧縮される際に所望の姿勢が維持されないことがあり、所望の反力が生じないおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7165760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、安定的に反力を生じさせることのできる緩衝シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
【0007】
すなわち、本発明の緩衝シートは、
平板部と、
前記平板部から突出し、その内部が突出方向とは反対側に開口する空洞である複数の突出部と、
を備える弾性体により構成される緩衝シートであって、
前記突出部の内面及び外面のうちの少なくともいずれか一方には、前記突出部が圧縮されることで変形する際の変形起点となる溝が設けられていることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、突出部が圧縮されて変形する際には、溝を起点として変形し始めるため、圧縮により変形した際の姿勢を安定させることが可能となる。
【0009】
前記突出部は、
突出方向の先端に向かうにつれて対向面間の距離が短くなる一対の平板状部分と、
前記一対の平板状部分の先端同士を繋ぐ湾曲板状部分と、
を備え、
前記溝は前記平板状部分に設けられているとよい。
【0010】
このような構成を採用することで、突出部が圧縮により変形した際の姿勢をより確実に安定させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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