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公開番号
2025005937
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106395
出願日
2023-06-28
発明の名称
潤滑剤供給部品
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
F16N
21/00 20060101AFI20250109BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】簡易な構成でありながら、向き及び寸法の調整が容易な潤滑剤供給部品を提供できる。
【解決手段】リニアガイド装置を構成するスライダに開口する潤滑剤路の第一雌ねじ部に、潤滑剤供給部品の管状体に設けた第一雄ねじ部が螺合される。潤滑剤供給部品は、管状体と、管状体に螺合可能である継手部であって、管状体に対して相対回転することで管状体に対する相対位置及び周方向位相を調整可能な継手部と、管状体と継手部とに螺合して、管状体と継手部とを固定するナットと、を有する
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
リニアガイド装置を構成するスライダに開口する潤滑剤路の第一雌ねじ部に、潤滑剤供給部品の管状体に設けた第一雄ねじ部が螺合される、潤滑剤供給部品であって、
前記潤滑剤供給部品は、
前記管状体と、
前記管状体に螺合可能である継手部であって、前記管状体に対して相対回転することで前記管状体に対する相対位置及び周方向位相を調整可能な継手部と、
前記管状体と前記継手部とに螺合して、前記管状体と前記継手部とを固定するナットと、
を有する
ことを特徴とする潤滑剤供給部品。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記管状体の外周面は、軸方向一方側に形成された前記第一雄ねじ部と、軸方向他方側に形成された第二雄ねじ部と、を有し、
前記管状体の内周面は、軸方向他方側に形成された第二雌ねじ部を有し、
前記継手部の外周面は、軸方向一方側に形成された第三雄ねじ部と、軸方向他方側に形成された第四雄ねじ部と、を有し、
前記ナットの内周面は、軸方向一方側に形成された第三雌ねじ部と、軸方向他方側に形成された第四雌ねじ部と、を有し、
前記管状体の前記第二雌ねじ部と、前記継手部の前記第三雄ねじ部と、が螺合し、
前記管状体の前記第二雄ねじ部と、前記ナットの前記第三雌ねじ部と、が螺合し、
前記継手部の前記第四雄ねじ部と、前記ナットの第四雌ねじ部と、が螺合する
請求項1に記載の潤滑剤供給部品。
【請求項3】
前記管状体の前記第二雄ねじ部と、前記ナットの前記第三雌ねじ部と、は左ねじ及び右ねじの一方であり、
前記管状体の前記第二雌ねじ部と、前記継手部の前記第三雄ねじ部と、前記継手部の前記第四雄ねじ部と、前記ナットの第四雌ねじ部と、は左ねじ及び右ねじの他方である
請求項2に記載の潤滑剤供給部品。
【請求項4】
前記管状体の前記第二雌ねじ部と、前記継手部の前記第三雄ねじ部と、前記管状体の前記第二雄ねじ部と、前記ナットの前記第三雌ねじ部と、は左ねじ及び右ねじの一方であり、
前記継手部の前記第四雄ねじ部と、前記ナットの第四雌ねじ部と、は左ねじ及び右ねじの他方である
請求項2に記載の潤滑剤供給部品。
【請求項5】
前記第二~第四雄ねじ部及び前記第二~第四雌ねじ部は、左ねじ及び右ねじの一方であり
前記管状体の前記第二雄ねじ部及び前記ナットの前記第三雌ねじ部のねじピッチと、
前記継手部の前記第四雄ねじ部及び前記ナットの第四雌ねじ部とのねじピッチと、
が異なる
請求項2に記載の潤滑剤供給部品。
【請求項6】
前記第二~第四雄ねじ部及び前記第二~第四雌ねじ部は、左ねじ及び右ねじの一方であり
前記管状体の前記第二雌ねじ部及び前記継手部の前記第三雄ねじ部のねじピッチと、
前記管状体の前記第二雄ねじ部、前記ナットの前記第三雌ねじ部、前記継手部の前記第四雄ねじ部、及び前記ナットの第四雌ねじ部と、のねじピッチと、
が異なる
請求項2に記載の潤滑剤供給部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばリニアガイド装置に潤滑剤を供給する、潤滑剤供給部品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
リニアガイド装置は、案内レールおよびスライダに設けた両転動面で構成される転動通路を、転動体が負荷状態で転動することで、スライダが案内レールに沿って相対的に直線移動(直動)する装置である。そして、スライダは転動通路の終点から始点へ転動体を移動させる循環部(方向転換路と戻し通路)を有する。これら循環部及び転動通路により転動体が無限循環する循環経路が構成されている。
【0003】
一般的に、スライダは、本体とエンドキャップとサイドシールとを有する。本体の直動方向両端にはエンドキャップが配置される。各エンドキャップの外側(直動方向両端)には、サイドシールが配置される。エンドキャップの本体側の面には、潤滑剤を方向転換路に導く油路が形成されている。エンドキャップとサイドシールには、油路に連通するグリースニップル(潤滑剤供給部品)の取り付け穴が形成されている。
【0004】
この取り付け穴にグリースニップルを取り付けることで、潤滑剤がグリースニップルからエンドキャップの油路に導入されて方向転換路に供給される。そして、この方向転換路内で転動体に潤滑剤が付着し、この転動体が循環経路内を循環することで、リニアガイド装置の潤滑が行われている。
【0005】
特許文献1には、図17に示すリニアガイド装置が記載されている。この例では、スライダ1を構成するエンドキャップ14の胴部(案内レール2の上側に配置される部分)の中心に、グリースニップル20の先端の雄ねじ部20aが螺合する雌ねじ部18が形成される。エンドキャップ14の両脚部(案内レール2の幅方向両側に配置される部分)にはそれぞれ、貫通孔16が形成されている。スライダ本体12には、エンドキャップ14の貫通孔16に対応する位置に雌ねじ部が形成されている。サイドシール28には、エンドキャップ14の雌ねじ部18に対応する位置に貫通孔26が形成され、エンドキャップ14の一対の貫通孔16に対応する位置に一対の貫通孔24が形成されている。
【0006】
ボルト22を、サイドシール28の貫通孔24とエンドキャップ14の貫通孔16を通して、スライダ本体12の雌ねじに螺合することで、サイドシール28とエンドキャップ14がスライダ本体12に固定される。グリースニップル20の先端の雄ねじ部20aを、サイドシール28の貫通孔26を通してエンドキャップ14の雌ねじ18に螺合することで、グリースニップル20がサイドシール28を介してエンドキャップ14に固定される。
【0007】
サイドシール28は、案内レール2の外面(転動溝2a,2bを含む)に対して摺動自在に接触するシールリップ30を有している。シールリップ30は、案内レール2とスライダ1との間に形成される隙間を閉塞している。
【0008】
特許文献1に記載されたリニアガイド装置では、グリースニップル20の先端の雄ねじ部20aがエンドキャップ14の雌ねじ部18に螺合されているため、グリースニップル20の向きが固定されている。
【0009】
これに対し、特許文献2のリニアガイド装置のスライダに対する潤滑剤供給部品の取付構造は、潤滑剤供給部品が指定された向きでスライダに確実に固定することを目的としている。この目的を達成するため、スライダの凹部の底面とこれに対向する給脂部品の平面との間に、固定部品の一方の脚部の第一面および第二面を押圧挿入する。これにより、固定部品の第一面および第二面からなるテーパによる締め付け力で、給脂部品をスライダ本体の凹部に固定し、給脂部品の向きを確実に保持することを図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平11-287245号公報
特開2013-113349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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