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公開番号2025005881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106296
出願日2023-06-28
発明の名称ゴム組成物
出願人横浜ゴム株式会社,国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 7/00 20060101AFI20250109BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】硬化物となったときに良好な破断物性が得られる、ホウ素含有シランカップリング剤を含有するゴム組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】ジエン系ゴムと、シリカと、式(I)で表される構造を有するホウ素含有シランカップリング剤とを含有し、上記シリカの含有量が上記ジエン系ゴム100質量部に対して5~200質量部であり、上記ホウ素含有シランカップリング剤の含有量が上記シリカの含有量に対して0.2~20質量%である、ゴム組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025005881000023.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">27</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">69</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ジエン系ゴムと、シリカと、下記式(I)で表される構造を有するホウ素含有シランカップリング剤とを含有し、
前記シリカの含有量が、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、5~200質量部であり、
前記ホウ素含有シランカップリング剤の含有量が、前記シリカの含有量に対して、0.2~20質量%である、ゴム組成物。
JPEG
2025005881000021.jpg
27
69
式(I)において、Aは、それぞれ独立に、ヘテロ原子を有していてもよい、2価の、飽和脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基又はこれらの組合せを表し、Bはホウ素を表し、Xは水素又は置換基を表し、Hは水素を表し、mは1又は2であり、nは0又は1であり、m+nは2又は3であり、R

、R

及びR

は、それぞれ独立に、置換基を表す。ただし、R

、R

及びR

のうち少なくとも1つはアルコキシ基である。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記ホウ素含有シランカップリング剤が、下記式(II)で表される化合物を含む、請求項1に記載のゴム組成物。
JPEG
2025005881000022.jpg
43
86
式(II)において、Aは、それぞれ独立に、ヘテロ原子を有していてもよい、2価の、飽和脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基又はこれらの組合せを表し、Bはホウ素を表し、Hは水素を表し、R

、R

及びR

は、それぞれ独立に、置換基を表す。ただし、各-SiR





で表される基において、R

、R

及びR

のうち少なくとも1つはアルコキシ基である。
【請求項3】
前記Aが、それぞれ独立に、シクロヘキサン環を有する、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記ジエン系ゴムが天然ゴムを含有し、
前記ジエン系ゴム中の前記天然ゴムの含有量が、20質量%以上である、請求項1又は2に記載のゴム組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ジエン系ゴムとカーボンブラック及び/又は白色充填剤とホウ素含有シランカップリング剤とを含有するゴム組成物が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6459201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、ジエン系ゴムと白色充填剤(特にシリカ)とを含有するゴム組成物に適用できる新規なホウ素含有シランカップリング剤が求められている。
また、ジエン系ゴムとシリカとホウ素含有シランカップリング剤とを含有するゴム組成物から得られるゴム(硬化物)について、例えば破断物性が良好であることが求められている。
【0005】
そこで、本発明は、硬化物となったときに良好な破断物性が得られる、ホウ素含有シランカップリング剤を含有するゴム組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、ジエン系ゴムとシリカとを含有するゴム組成物が特定の構造を有するホウ素含有シランカップリング剤を更に含有することによって上記課題を解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者らは、以下の構成によって上記課題を解決できることを見出した。
【0007】
[1]
ジエン系ゴムと、シリカと、下記式(I)で表される構造を有するホウ素含有シランカップリング剤とを含有し、
上記シリカの含有量が、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、5~200質量部であり、
上記ホウ素含有シランカップリング剤の含有量が、上記シリカの含有量に対して、0.2~20質量%である、ゴム組成物。
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2025005881000001.jpg
26
69
式(I)において、Aは、それぞれ独立に、ヘテロ原子を有していてもよい、2価の、飽和脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基又はこれらの組合せを表し、Bはホウ素を表し、Xは水素又は置換基を表し、Hは水素を表し、mは1又は2であり、nは0又は1であり、m+nは2又は3であり、R

、R

及びR

は、それぞれ独立に、置換基を表す。ただし、R

、R

及びR

のうち少なくとも1つはアルコキシ基である。
[2]
上記ホウ素含有シランカップリング剤が、下記式(II)で表される化合物を含む、[1]に記載のゴム組成物。
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2025005881000002.jpg
43
86
式(II)において、Aは、それぞれ独立に、ヘテロ原子を有していてもよい、2価の、飽和脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基又はこれらの組合せを表し、Bはホウ素を表し、Hは水素を表し、R

、R

及びR

は、それぞれ独立に、置換基を表す。ただし、各-SiR





で表される基において、R

、R

及びR

のうち少なくとも1つはアルコキシ基である。
[3]
上記Aが、それぞれ独立に、シクロヘキサン環を有する、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[4]
上記ジエン系ゴムが天然ゴムを含有し、
上記ジエン系ゴム中の上記天然ゴムの含有量が、20質量%以上である、[1]~[3]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、硬化物となったときに良好な破断物性が得られる、ホウ素含有シランカップリング剤を含有するゴム組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明について以下詳細に説明する。
なお、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を含む範囲を意味する。
また、各成分は、1種を単独でも用いても、2種以上を併用してもよい。ここで、各成分について2種以上を併用する場合、その成分について含有量とは、特段の断りが無い限り、合計の含有量を指す。
本明細書において、得られる硬化物の破断物性がより優れることを、本発明の効果がより優れると言うことがある。
本明細書において、式(*)で表される化合物を「化合物(*)」と言うことがある。
【0010】
[ゴム組成物]
本発明のゴム組成物(以下、これを「本発明の組成物」とも言う)は、
ジエン系ゴムと、シリカと、後述する式(I)で表される構造を有するホウ素含有シランカップリング剤(以下、これを「特定シランカップリング剤」とも言う)とを含有し、
上記シリカの含有量が、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、5~200質量部であり、
上記ホウ素含有シランカップリング剤の含有量が、上記シリカの含有量に対して、0.2~20質量%である、ゴム組成物である。
(【0011】以降は省略されています)

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