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公開番号2025005790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106152
出願日2023-06-28
発明の名称印刷装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B41J 2/17 20060101AFI20250109BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷媒体の垂れ下がり部分が汚れるのを抑制する。
【解決手段】印刷装置は、印刷媒体を支持するプラテン12と、印刷媒体にインクを吐出するヘッドと、印刷媒体に処理液を吐出する吐出機と、トレイ37Aと、一対の隔板37Cとを含む。トレイ37Aは、プラテン12よりも下方であって、左右方向においてその両端がプラテン12の両端よりも外側に位置する底板37A1を有する。一対の隔板37Cは、左右方向において底板37A1の両端の間かつ上下方向において底板37A1とプラテン12との間に配置されている。そして、一対の隔板37Cの内側面37C1が、左右方向において、プラテン12の両端の間にある。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に移動可能に構成され、印刷媒体を支持する支持部と、
前記支持部に支持された印刷媒体にインクを吐出するヘッドと、
前記支持部に支持された印刷媒体にインクの下地又はインクの上地を形成するための処理液を、前記支持部における少なくとも前記第1方向と交差する第2方向の両端を含む領域に吐出する吐出機と、
前記支持部よりも下方であって、前記第2方向においてその両端が前記支持部の両端よりも外側に位置する底板と、
前記第2方向において前記底板の前記両端の間かつ上下方向において前記底板と前記支持部との間に配置され、前記第1方向に延びる一対の隔板と、を備えており、
前記第2方向において前記一対の隔板の内側面が前記支持部の前記両端の間にあることを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記一対の隔板の少なくとも一方は、前記第2方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記一対の隔板の少なくとも一方を、前記第2方向に移動させる移動機構と、
制御部と、をさらに備えており、
前記制御部は、前記支持部の前記第2方向の幅サイズを少なくとも含む支持部データに基づいて、前記第2方向において前記一対の隔板の前記内側面が前記支持部の前記両端の間に配置されるように、前記移動機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記底板の上面の少なくとも一部は、前記底板の中央又は外縁に向かうに連れて下方に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記底板の前記両端のそれぞれから上方に延びる一対の側板をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記隔板は、前記底板の上面から上方に延びていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記隔板は、前記第2方向に貫通する貫通部を有することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記吐出機の下方かつ前記底板の上方において前記一対の隔板よりも前記第2方向の外側に配置され、前記吐出機からの処理液を受ける受け部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記受け部に連通する廃液流路をさらに備えていることを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクの下地またはインクの上地を形成するための処理液を印刷媒体に吐出する吐出機を有する印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、Tシャツなどの印刷媒体を支持するトレイ(支持部)と、トレイに支持された印刷媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、トレイよりも下方に配置された基体部(底板)と、基体部とともにトレイを移動させる搬送部とを含む記録装置(印刷装置)について記載されている。トレイが搬送部により搬送方向(第1方向)に搬送されることで、印刷媒体が記録ヘッドに対して搬送方向に相対的に移動する。記録ヘッドから印刷媒体にインクが吐出されることで、印刷媒体に画像が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-2726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の基体部は、搬送方向と直交する幅方向(第2方向)において、トレイの幅よりも小さい。このため、トレイに支持される印刷媒体がTシャツなどの場合、例えば袖の部分がトレイよりも下方に垂れ下がると、その垂れ下がり部分を基体部で受けることができない。そこで、本発明者は、基体部を、幅方向においてその両端が支持部の両端よりも外側に配置された構成とすることを考えた。
【0005】
また、Tシャツなどの印刷媒体に画像を形成する際に、印刷媒体にインクの下地となる前処理液を印刷前に塗布することがある。また、印刷媒体に形成された画像をコーティングするためにインクの上地を形成する後処理液を印刷後に塗布することもある。これらより、本発明者は、処理液を印刷媒体に塗布するための処理液を吐出する吐出機を印刷装置に設けることも考えた。
【0006】
吐出機は、印刷媒体の幅方向の少なくとも両端に処理液を塗布可能な構成であると、吐出機から吐出された処理液が支持部の幅方向の外側にはみ出すことがある。つまり、幅方向において、底板の、支持部の両端よりも外側にある外側部分に処理液が付着することがある。このため、次回、支持部に印刷媒体を支持させるときに、底板の外側部分に付着した処理液などが印刷媒体の垂れ下がり部分に付着して汚れる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、印刷媒体の垂れ下がり部分が汚れるのを抑制することが可能な印刷装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の印刷装置は、第1方向に移動可能に構成され、印刷媒体を支持する支持部と、前記支持部に支持された印刷媒体にインクを吐出するヘッドと、前記支持部に支持された印刷媒体にインクの下地又はインクの上地を形成するための処理液を、前記支持部における少なくとも前記第1方向と交差する第2方向の両端を含む領域に吐出する吐出機と、前記支持部よりも下方であって、前記第2方向においてその両端が前記支持部の両端よりも外側に位置する底板と、前記第2方向において前記底板の前記両端の間かつ上下方向において前記底板と前記支持部との間に配置され、前記第1方向に延びる一対の隔板と、を備えており、前記第2方向において前記一対の隔板の内側面が前記支持部の前記両端の間にある。
【発明の効果】
【0009】
本発明の印刷装置によると、一対の隔板の内側面が支持部の両端の間にあるので、一対の隔板間は支持部の直下となり、吐出機から吐出された処理液が付着しにくい領域となる。この領域に、印刷媒体の支持部の両端からの垂れ下がり部分を配置することで、第2方向において底板の支持部の両端よりも外側部分に付着した処理液が当該部分に付着するのを抑制することができる。すなわち、印刷媒体の垂れ下がり部分が汚れるのを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係る印刷装置の概略斜視図である。
図1に示す印刷装置の内部構造を示す平面図である。
図1に示す印刷装置の要部正面図である。
図1に示すトレイ及び一対の隔板を示す斜視図である。
図4に示すトレイの横断面図である。
図2に示す吐出機の斜視図である。
図6に示すVII-VII線に沿った断面図である。
図6に示す吐出機の底板の斜視図である。
図1に示す印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。
図1に示す印刷装置に印刷開始指令が入力されたときに実行される処理手順の一例を示すフローチャートである。
(a)はプラテンがセット位置から処理液吐出領域に到達したときの状況を示す図であり、(b)はプラテンが処理液吐出領域を通過したときの状況を示す図である。
本発明の第2実施形態に係る印刷装置の一対の隔板、トレイ及びプラテンの概略構成図である。
図12に示す印刷装置に印刷開始指令が入力されたときに実行される処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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