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公開番号
2025005486
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023105646
出願日
2023-06-28
発明の名称
索条牽引式傾斜輸送車両の過荷重検出装置
出願人
日本ケーブル株式会社
代理人
主分類
B61B
9/00 20060101AFI20250109BHJP(鉄道)
要約
【課題】索条牽引式傾斜輸送設備において車両を牽引する索条に作用する荷重を良好に監視することのできる、索条牽引式傾斜輸送車両の過荷重検出装置を提供することにある。
【解決手段】高低差を有する停留場10、11間にレール12を敷設し、このレール12上を走行する車両14を索条13で牽引して輸送を行う索条牽引式傾斜輸送設備において、索条13を巻き回しこの索条13の端部を掛止する索条ドラム22を車両14に回転自在に備え、索条ドラム14には外周側に膨出して荷重検出部30を形成し、荷重検出部30が回動して当接する位置にロードセル31を固着して荷重検出部30の当接荷重を計測するようにした。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
高低差を有する停留場間にレールを敷設し、該レール上を走行する車両を索条で牽引して輸送を行う索条牽引式傾斜輸送設備において、前期索条を巻き回し該索条の端部を掛止する索条ドラムを前期車両に回転自在に備え、該索条ドラムには外周側に膨出して荷重検出部を形成し、該荷重検出部が回動して当接する位置にロードセルを固着して前期荷重検出部の当接荷重を計測することを特徴とする索条牽引式傾斜輸送車両の過荷重検出装置。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前期ロードセルの信号を前期車両の運行を制御する制御装置に送信し、前期ロードセルの信号が前期制御装置に設定された荷重値を超過したときに、前期車両の運行ができないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の索条牽引式傾斜輸送車両の過荷重検出装置。
【請求項3】
前期ロードセルの信号を前期車両の運行を制御する制御装置に送信し、前期ロードセルの信号が前期制御装置に設定された荷重値を超過したときに、前期車両の扉が閉まらないようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の索条牽引式傾斜輸送車両の過荷重検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、傾斜地において索条により車両を牽引して乗客や物資を輸送する索条牽引式傾斜輸送車両の過荷重検出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
傾斜地において索条により客車や台車(以下、これらをまとめて車両という)を牽引して輸送を行う索条牽引式傾斜輸送設備は、旅客設備として人員の輸送を行うケーブルカーや、産業用設備として物資の輸送を行うインクライン等として知られている。索条牽引式傾斜輸送設備の一般的な構成としては、敷設されたレール上に車両を移動可能に設置し、この車両に接続された索条をウインチや滑車によって巻き掛け駆動することにより、車両がレールに沿って移動するように構成している。
【0003】
索条牽引式傾斜輸送設備の一般的な構成としては、山頂側の停留場に索条駆動用の滑車を配設してこの滑車に索条を巻き掛けて索条の両端に車両を連結するか、または索条の一端に車両を連結し他端にはカウンターウエイトを連結して、いわゆるつるべ式に運行を行う方式が多く採用されている(例えば、特許文献1参照)。また、このようなつるべ方式によらず、索条の端部に車両を連結し、山頂側の停留場に備えたウインチにより索条を巻き取り、または繰り出して運行を行う方式もある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
上記の索条駆動用の滑車やウインチドラムは、減速機を介して電動機に連結されており、電動機の回転数を制御することにより滑車を回転させ、索条により車両を牽引して運行が行われる。減速機の入力軸あるいは電動軸の出力軸には、ドラム式やディスク式の制動装置を備えており、車両が停留場に到着すると制動装置が動作するとともに、この制動装置の動作を検知して電動機への電力供給が遮断され、制動機の制動力によって索条ないし車両の停止状態が保持される(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-219131号公報
特開2007-190962号公報
特開2008-201390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上のように、索条牽引式傾斜輸送設備においては車両を索条により牽引して人員等の輸送を行う設備であることから、索条に過度な荷重(張力)が作用すると索条素線の断線や索条そのものの破断を引き起こす恐れがあり、索条の破断に至った場合には車両が逸走してしまう危険がある。したがって、索条牽引式傾斜輸送設備においては、索条に作用する荷重(張力)を監視して過大な荷重(張力)が索条に負荷されることなく運行が行われる必要がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、索条牽引式傾斜輸送設備において車両を牽引する索条に作用する荷重を良好に監視することのできる、索条牽引式傾斜輸送車両の過荷重検出装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、高低差を有する停留場間にレールを敷設し、該レール上を走行する車両を索条で牽引して輸送を行う索条牽引式傾斜輸送設備において、前期索条を巻き回し該索条の端部を掛止する索条ドラムを前期車両に回転自在に備え、該索条ドラムには外周側に膨出して荷重検出部を形成し、該荷重検出部が回動して当接する位置にロードセルを固着して前期荷重検出部の当接荷重を計測することを特徴としている。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の索条牽引式傾斜輸送車両の過荷重検出装置において、前期ロードセルの信号を前期車両の運行を制御する制御装置に送信し、前期ロードセルの信号が前期制御装置に設定された荷重値を超過したときに、前期車両の運行ができないようにしたことを特徴としている。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の索条牽引式傾斜輸送車両の過荷重検出装置において、前期ロードセルの信号を前期車両の運行を制御する制御装置に送信し、前期ロードセルの信号が前期制御装置に設定された荷重値を超過したときに、前期車両の扉が閉まらないようにしたことを特徴としている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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