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公開番号2025005143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105192
出願日2023-06-27
発明の名称収音装置
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人,個人,個人
主分類H04R 1/00 20060101AFI20250108BHJP(電気通信技術)
要約【課題】外耳道内に挿入装着したときに挿入深さのばらつきが少ない収音装置を提供する。
【解決手段】収音装置(91)は、収音面(11a)を有するマイクユニット(1)と、マイクユニット(1)を保持し、保持したマイクユニット(1)の収音面(11a)の側から見たときに、外形が外耳道(Ea)の横断面形状に包含される本体部(21)と可撓性を有し自然状態で本体部(21)から放射状に横断面形状の外側に達する長さで延出する複数の腕部(22)と、を有する保持体(2)と、を備え、複数の腕部(22)を撓ませることで本体部(21)を外耳道(Ea)に挿入可能であり、複数の腕部(22)の少なくとも1本が、外耳道(Ea)への本体部(21)の挿入を妨げる抵抗力を発生させる抵抗部5を有する。
【選択図】図1E
特許請求の範囲【請求項1】
収音面を有するマイクユニットと、
前記マイクユニットを保持し、保持した前記マイクユニットの前記収音面の側から見たときに、外形が外耳道の横断面形状に包含される本体部と可撓性を有し自然状態で前記本体部から放射状に前記横断面形状の外側に達する長さで延出する複数の腕部と、を有する保持体と、
を備え、
前記複数の腕部を撓ませることで前記本体部を前記外耳道に挿入可能であり、前記複数の腕部の少なくとも1本が、前記外耳道への前記本体部の挿入を妨げる抵抗力を発生させる抵抗部を有する収音装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記複数の腕部は十字状に配置された4本であって、4本のうちの対向する第1の一対の長さが残りの第2の一対の長さよりも長く、前記第1の一対に前記抵抗部を有する1本が含まれる請求項1記載の収音装置。
【請求項3】
前記抵抗部は、前記本体部の前記外耳道への挿入の際に撓んで前記外耳道の開口縁部から内壁において接触する部位に形成されている請求項1又は請求項2記載の収音装置。
【請求項4】
前記抵抗部は、前記腕部が前記外耳道に挿入された際の弾性変形の反発力、及び前記腕部が前記外耳道の内壁を摺動する際の摺動抵抗力の少なくとも一方を生じさせる請求項1又は請求項2記載の収音装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収音装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
頭部伝達関数HRTF或いは外耳道伝達関数ECTFを測定するために、外耳道内にマイクを配置して収音する技術が知られている。特許文献1には、この収音に用いる収音装置として、ドーム状で弾性を有するフレーム部と、フレーム部の頂部に設けられたマイク部とを有する収音装置が記載されている。このフレーム部は、開口部を有する半球状の枠組みとして形成され、フレーム部の外径は外耳道の内径と同程度、又は若干大きいサイズとされている。そのため、特許文献1に記載された収音装置は、フレーム部を弾性変形させて外耳道内に挿入装着することで、マイク部を外耳道内の入り口近傍に配置して収音することができる。
【0003】
これにより、特許文献1に記載された収音装置は、収音位置のずれを防ぐことができ、フレーム部に開口部を有しているため外耳道は塞がれず、外耳道伝達関数などを適切に測定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6903933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された収音装置は、外耳道内へ挿入装着する際の挿入深さの限度がないため、繰り返して装着したときの挿入深さのばらつきが大きくなる可能性がある、という点で改善の余地がある。
【0006】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、外耳道内に挿入装着したときに、挿入深さのばらつきが少ない収音装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。すなわち、収音面を有するマイクユニットと、前記マイクユニットを保持し、保持した前記マイクユニットの前記収音面の側から見たときに、外形が外耳道の横断面形状に包含される本体部と可撓性を有し自然状態で前記本体部から放射状に前記横断面形状の外側に達する長さで延出する複数の腕部と、を有する保持体と、を備え、前記複数の腕部を撓ませることで前記本体部を前記外耳道に挿入可能であり、前記複数の腕部の少なくとも1本が、前記外耳道への前記本体部の挿入を妨げる抵抗力を発生させる抵抗部を有する収音装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、外耳道内に挿入装着したときの、挿入深さのばらつきが少ない、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1Aは、本発明の第1の一態様の収音装置91を示す斜視図である。
図1Bは、収音装置91の部分断面による組み立て図である。
図1Cは、収音装置91が備える保持体2の正面図である。
図1Dは、図1AにおけるS1D-S1D位置での断面図である。
図1Eは、収音装置91を左耳の外耳道Eaに装着した状態での頭部の左側面図である。
図1Fは、図1EにおけるS1F-S1F位置での模式的断面図である。
図2Aは、収音装置91の上腕部221の変形例1である上腕部221Aを示す図であり、図2A(a)は側面図、図2A(b)は背面図である。
図2Bは、収音装置91の上腕部221の変形例2である上腕部221Bを示す図であり、図2B(a)は側面図、図2B(b)は背面図である。
図2Cは、上腕部221Aを有する収音装置91を外耳道Eaに装着した状態を示す図である。
図3Aは、本発明の第2の一態様の収音装置92を示す斜視図である。
図3Bは、収音装置92を左耳の外耳道Eaに装着した状態を示す模式的断面図である。
図4Aは、収音装置91,92を外耳道Eaに装着する際に用いるサポート部材95が有するグリッパ7の図であり、図4A(a)は正面図、図4A(b)は側面図、図4A(c)は下面図である。
図4Bは、サポート部材95が有するケース8の図であり、図4B(a)は半断面の正面図、図4B(b)は側面図である。
図4Cはサポート部材95の使用方法を示す図である。
図5Aは、サポート部材95によって収音装置91を挟持した状態を示す正面図である。
図5Bは、サポート部材95によって収音装置91を挟持した状態を示す側面図である。
図5Cは、サポート部材95と収音装置91との挟持構造の変形例を示す図であり、図5C(a)は図5BにおけるS5C-S5C位置での断面図に対応する図であり、図5C(b)は部分背面図である。
図6Aは、サポート部材95によって収音装置91を外耳道Eaに装着する方法を示す第1の図である。
図6Bは、サポート部材95によって収音装置91を外耳道Eaに装着する方法を示す第2の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一態様を、第1の一態様である収音装置91及び第2の一態様である収音装置92などによって説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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