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公開番号2025004912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023104807
出願日2023-06-27
発明の名称プロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 21/16 20060101AFI20250108BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】冷却性能に優れた小型のプロジェクターを提供する。
【解決手段】本発明のプロジェクターは、光源装置と、熱を発する第1発熱体と、光源装置から射出された光の光路を時間的に変位させる光学装置と、を備え、光学装置は、光源装置から入射した光を透過させて射出する第1透過光学素子と、第1透過光学素子に接続され、第1透過光学素子を回転させる第1駆動部と、第1透過光学素子に接続され、第1発熱体を冷却する気流を生成する第1羽根部と、を有し、第1透過光学素子は、光源装置から射出された光が入射する第1方向に交差する第2方向に沿う第1回転軸を中心として回転することで、光の光路を変位させ、第1駆動部は、第1透過光学素子とともに第1羽根部を回転させることで気流を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光源装置と、
熱を発する第1発熱体と、
前記光源装置から射出された光の光路を時間的に変位させる光学装置と、を備え、
前記光学装置は、
前記光源装置から入射した前記光を透過させて射出する第1透過光学素子と、
前記第1透過光学素子に接続され、前記第1透過光学素子を回転させる第1駆動部と、
前記第1透過光学素子に接続され、前記第1発熱体を冷却する気流を生成する第1羽根部と、を有し、
前記第1透過光学素子は、前記光源装置から射出された前記光が入射する第1方向に交差する第2方向に沿う第1回転軸を中心として回転することで、前記光の光路を変位させ、
前記第1駆動部は、前記第1透過光学素子とともに前記第1羽根部を回転させることで前記気流を生成する、
プロジェクター。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第1透過光学素子は、前記第1回転軸に交差する第1面および第2面と、前記第1面および前記第2面に接する2×m(m:2以上の自然数)個の側面と、を有し、
前記第1透過光学素子の入射面および射出面は、前記2×m個の前記側面のうちの互いに平行な2つの前記側面である、
請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項3】
前記第1駆動部は、前記第1透過光学素子の前記第1面または前記第2面に接続され、
前記第1羽根部は、前記第1透過光学素子の前記第1面または前記第2面に接続される、
請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項4】
表面から突出し前記光学装置を支持する凸部を有する支持筐体をさらに備え、
前記第1駆動部は、前記凸部に接続される本体部と、前記本体部に対して回転する回転軸部と、を有し、
前記凸部は前記本体部と接続される支持面を有し、
前記第1駆動部および前記第1羽根部は、前記第1透過光学素子の前記第1面に接続され、
前記回転軸部は、前記第1透過光学素子の前記第1面に接続され、
前記第1羽根部は、前記回転軸部の周囲を囲むように配置され、前記第1回転軸に沿う軸方向一方側に位置する第1端部が前記第1透過光学素子の前記第1面に接続され、
前記第1羽根部の前記軸方向他方側に位置する第2端部は、前記凸部の前記支持面よりも前記支持筐体の表面側に位置し、かつ、前記支持筐体の表面から離間している、
請求項3に記載のプロジェクター。
【請求項5】
前記光学装置は、前記第1羽根部を囲うように設けられたハウジングをさらに有し、
前記ハウジングは、前記第1羽根部により生成した前記気流を導く、
請求項1または請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項6】
前記光学装置を支持し、互いが対向して配置される第1ベース部および第2ベース部と、
前記第2ベース部に固定された軸受け部と、をさらに備え、
前記第1駆動部は、前記第1透過光学素子の前記第1面および前記第2面の一方に接続され、
前記第1羽根部は、前記第1透過光学素子の前記第1面および前記第2面の他方に接続され、
前記光学装置は、前記第1回転軸に沿う方向において、前記第1羽根部の前記第1透過光学素子と反対側に固定された軸部をさらに有し、
前記第1駆動部の前記第1透過光学素子と反対側が前記第1ベース部に接続され、
前記軸受け部は、前軸部を回転可能に支持する、
請求項3に記載のプロジェクター。
【請求項7】
熱を発する前記第1発熱体とは異なる第2発熱体をさらに備え、
前記光学装置は、
前記第1透過光学素子から入射した前記光を透過させて射出する第2透過光学素子と、
前記第2透過光学素子に接続され、前記第2透過光学素子を回転させる第2駆動部と、
前記第2透過光学素子に接続され、前記第2発熱体を冷却する気流を生成する第2羽根部と、をさらに有し、
前記第2透過光学素子は、前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に沿う第2回転軸を中心として回転することで、前記光の光路を変位させ、
前記第2駆動部は、前記第2透過光学素子とともに前記第2羽根部を回転させることで前記気流を生成する、
請求項1または請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項8】
前記光源装置は、前記第1発熱体を含み、
前記第2発熱体は、前記光学装置から入射した光を変調する光変調装置を含む、
請求項7に記載のプロジェクター。
【請求項9】
前記第1羽根部は、前記第1透過光学素子に向けて前記気流を供給する、
請求項1または請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項10】
前記第1発熱体は、前記光学装置から入射した光を変調する光変調装置を含み、
前記第1発熱体および前記光学装置を少なくとも密閉状態で収容する密閉筐体と、
前記第1発熱体を冷却した前記気流と熱交換する熱交換部と、をさらに備える、
請求項1または請求項2に記載のプロジェクター。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
プロジェクターに用いる光源装置として、発光素子から射出された光を液晶パネル等の光変調装置上で時間的に走査することにより、光変調装置を照明する光源装置が提案されている。
【0003】
下記の特許文献1には、光源ランプを含む光源装置と、液晶ライトバルブと、光源装置と液晶ライトバルブとの間に設けられたポリゴンミラーと、投射レンズと、を備えるプロジェクターが開示されている。このプロジェクターにおいて、ポリゴンミラーは、光源装置から射出される光を反射して、液晶ライトバルブの画像形成領域上で走査している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-225956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1のプロジェクターにおいて、例えば、光源装置からの光が入射する液晶ライトバルブは発熱体となるため、冷却装置を設けることも考えられる。しかしながら、新たに冷却装置を設ける場合、冷却装置を別途設けるスペースが必要となるため、プロジェクターの装置構成が大型化するという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の1つの態様によれば、
光源装置と、熱を発する第1発熱体と、前記光源装置から射出された前記光の光路を時間的に変位させる光学装置と、を備え、前記光学装置は、前記光源装置から入射した前記光を透過させて射出する第1透過光学素子と、前記第1透過光学素子に接続され、前記第1透過光学素子を回転させる第1駆動部と、前記第1透過光学素子に接続され、前記第1発熱体を冷却する気流を生成する第1羽根部と、を有し、前記第1透過光学素子は、前記光源装置から射出された前記光が入射する第1方向に交差する第2方向に沿う第1回転軸を中心として回転することで、前記光の光路を変位させ、前記第1駆動部は、前記第1透過光学素子とともに前記第1羽根部を回転させることで前記気流を生成する、プロジェクターが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
光源装置の概略構成を示す斜視図である。
第1駆動部、第1透過光学素子および第1ファンの接続構造図である。
透過光学素子が回転する際の光の挙動を説明するための模式図である。
図4Aの続きを示す模式図である。
図4Bの続きを示す模式図である。
図4Cの続きを示す模式図である。
図4Dの続きを示す模式図である。
図4Eの続きを示す模式図である。
第2実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
第3実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
第4実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
第4実施形態の光変調装置の断面図である。
第5実施形態のプロジェクターの要部構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光変調装置として液晶パネルを用いた液晶プロジェクターの一例である。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
【0009】
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す平面図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、光源装置10と、光学装置20と、第1ダクト部材35と、第2ダクト部材36と、光変調装置21と、射出側偏光板22と、投射光学装置23と、を備える。
光源装置10は、第1発光素子11Bと、第2発光素子11Gと、第3発光素子11Rと、光合成光学系12と、第1吸熱部材31と、第2吸熱部材32と、第3吸熱部材33と、を備える。光学装置20は、第1透過光学素子13と、第2透過光学素子14と、第1駆動部15と、第2駆動部16と、第1ファン17と、第2ファン18と、を備える。
【0010】
以下、図面において、必要に応じてXYZ直交座標系を用いて説明する。X軸は、光源装置10の照明光軸AXに平行な軸である。光源装置10の照明光軸AXは、光源装置10から射出される光の主光線に沿う軸と定義する。Y軸は、X軸に直交する軸であり、第1透過光学素子13の第1回転軸C1に沿う軸である。Z軸は、X軸およびY軸に直交する軸であり、第2透過光学素子14の第2回転軸C2に沿う軸である。
本実施形態のX軸方向は、特許請求の範囲の「第1方向」に対応する。本実施形態のY軸方向は、特許請求の範囲の「第2方向」に対応する。本実施形態のZ軸方向は、特許請求の範囲の「第3方向」に対応する。
以下の説明において、第1回転軸C1、第2回転軸C2等の各軸に沿う方向を単に「軸方向」、各軸を中心とする周方向を単に「周方向」と称すことがある。
(【0011】以降は省略されています)

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