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公開番号
2025004799
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023104628
出願日
2023-06-27
発明の名称
水素発生装置及び情報管理システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
C01B
3/06 20060101AFI20250108BHJP(無機化学)
要約
【課題】水素生成時に発生する副生成物を含む組成物を回収する回収容器14の回収量を把握できる構成を提供する。
【解決手段】水素発生部12は、水素キャリアと水を含む液体とを反応させて水素を発生させる。本体部10は、水素発生部12を有する。回収容器14は、本体部10に着脱可能であって、水素発生部12で水素と共に生成される副生成物を含む組成物を回収する。検出部13は、回収容器14が水素発生部12から回収した組成物の回収量を検出する。メモリ17は、回収容器14に設けられ、回収量に関する情報を記憶する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水素キャリアと水を含む液体とを反応させて水素を発生させる水素発生部と、
前記水素発生部を有する本体部と、
前記本体部に着脱可能であって、前記水素発生部で水素と共に生成される副生成物を含む組成物を回収する回収容器と、
前記回収容器が前記水素発生部から回収した組成物の回収量を検出する検出部と、
前記回収容器に設けられ、前記回収量に関する情報を記憶する記憶部と、を備えた
ことを特徴とする水素発生装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記検出部により検出された前記回収量に基づいて、前記回収容器に回収された組成物に含まれる前記副生成物の量を算出する算出部を更に備え、
前記回収量に関する情報は、前記算出部で算出した前記副生成物の量を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の水素発生装置。
【請求項3】
前記算出部は、水素キャリアと水を含む液体との反応比率、及び、前記検出部により検出された前記回収量から、前記副生成物の量を算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の水素発生装置。
【請求項4】
前記回収容器における収容可能量に関する情報を表示可能な表示部を更に備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の水素発生装置。
【請求項5】
前記収容可能量に関する情報は、その時点における前記回収容器で回収可能な前記組成物の量と、前記回収容器で回収した組成物の量が所定量を超えたことを示す情報とのうちの少なくとも何れかである
ことを特徴とする請求項4に記載の水素発生装置。
【請求項6】
前記収容可能量に関する情報は、その時点における前記回収容器の交換時期に関する情報である
ことを特徴とする請求項4に記載の水素発生装置。
【請求項7】
前記水素キャリアは、水素化ホウ素ナトリウムであり、
前記副生成物は、メタホウ酸ナトリウムである
ことを特徴とする請求項1に記載の水素発生装置。
【請求項8】
水素を発生させる水素発生装置と、前記水素発生装置と通信可能に接続された情報収集装置とを備えた情報管理システムであって、
前記水素発生装置は、
水素キャリアと水を含む液体とを反応させて水素を発生させる水素発生部と、
前記水素発生部を有する本体部と、
前記本体部に着脱可能であって、前記水素発生部で水素と共に生成される副生成物を含む組成物を回収する回収容器と、
前記回収容器に設けられた、該回収容器の識別に関する情報である識別情報部と、
前記回収容器が前記水素発生部から回収した組成物の回収量を検出する検出部と、
前記回収量に関する情報、及び、前記回収容器の識別に関する情報を送信する送信部と、を有し、
前記情報収集装置は、
前記送信部から送信された情報を受信する受信部と、
前記受信部で受信した情報に基づいて、前記回収容器と前記回収量に関する情報を関連付けて記憶する記憶部と、を有する
ことを特徴とする情報管理システム。
【請求項9】
前記情報収集装置は、前記回収容器が交換された場合には、前記回収容器の識別に関する情報に基づいて、交換後に前記受信部で受信した前記回収量に関する情報を、交換後の前記回収容器の情報として前記記憶部に記憶させる
ことを特徴とする請求項8に記載の情報管理システム。
【請求項10】
前記水素発生装置は、前記回収量に関する情報、及び、前記回収容器の識別に関する情報に基づいて、当該回収容器において回収された組成物に含まれる前記副生成物の量を算出する算出部を更に有し、
前記回収量に関する情報は、前記算出部で算出した前記副生成物の量を含む
ことを特徴とする請求項8に記載の情報管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素を発生させる水素発生装置、及び、水素発生装置を備えた情報管理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
水素発生装置として、着脱可能な燃料カートリッジを備え、供給された水量または、発生させることができる水素量の残量を記憶するようなメモリ部を有する燃料カートリッジが供えられた水素発生装置が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2010/026945号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、水素化ホウ素ナトリウムのような金属水素化物を燃料として利用している水素発生装置においては、水素生成時にメタホウ酸ナトリウムのような副生成物を含む組成物(反応生成物)も発生する。このような組成物は、回収容器に回収されることになる。ここで、特許文献1に記載の構成の場合、供給された水量または、発生させることができる水素量の残量から燃料カートリッジの交換タイミングを把握することは可能であるが、回収容器の交換タイミングはわからない。
【0005】
本発明は、水素生成時に発生する副生成物を含む組成物を回収する回収容器の回収量を把握できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の水素発生装置は、水素キャリアと水を含む液体とを反応させて水素を発生させる水素発生部と、前記水素発生部を有する本体部と、前記本体部に着脱可能であって、前記水素発生部で水素と共に生成される副生成物を含む組成物を回収する回収容器と、前記回収容器が前記水素発生部から回収した組成物の回収量を検出する検出部と、前記回収容器に設けられ、前記回収量に関する情報を記憶する記憶部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の情報管理システムは、水素を発生させる水素発生装置と、前記水素発生装置と通信可能に接続された情報収集装置とを備えた情報管理システムであって、前記水素発生装置は、水素キャリアと水を含む液体とを反応させて水素を発生させる水素発生部と、前記水素発生部を有する本体部と、前記本体部に着脱可能であって、前記水素発生部で水素と共に生成される副生成物を含む組成物を回収する回収容器と、前記回収容器に設けられた、該回収容器の識別に関する情報である識別情報部と、前記回収容器が前記水素発生部から回収した組成物の回収量を検出する検出部と、前記回収量に関する情報、及び、前記回収容器の識別に関する情報を送信する送信部と、を有し、前記情報収集装置は、前記送信部から送信された情報を受信する受信部と、前記受信部で受信した情報に基づいて、前記回収容器と前記回収量に関する情報を関連付けて記憶する記憶部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、水素生成時に発生する副生成物を含む組成物を回収する回収容器の回収量を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る水素発生装置の概略構成図。
第2の実施形態に係る情報管理システムの概略構成図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1を用いて説明する。まず、化石燃料に代わるエネルギー源として水素が注目されている。水素は化石燃料と異なり、燃焼時に地球温暖化につながる温室効果ガスの一種である二酸化炭素等を発生させないためである。水素をエネルギー源として用いるシステムとして実用化されているものの一つに、燃料電池車がある。燃料電池車は、水素を原料として発電し、発電した電気で電動機を動かして走る自動車である。燃料電池車の多くは、エネルギー源である水素を水素タンクに格納し、水素タンクから出た水素を燃料電池に入れて発電する。水素タンクは水素を、例えば70MPa(大気圧の700倍)などの高圧で圧縮して貯蔵するものである。
(【0011】以降は省略されています)
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