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公開番号2025004485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104203
出願日2023-06-26
発明の名称画像形成装置及び画像形成システム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250107BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】カートリッジの再生を効果的に促進可能である。
【解決手段】制御部40は、インクカートリッジ2が再生可能であるか否かを所定のタイミングで判定する。インクカートリッジ2が再生可能であると判定すると、制御部40は、インクカートリッジ2の再生処理に誘導する内容を有する再生誘導メッセージをタッチパネルディスプレイ30に表示させる。一方、インクカートリッジ2が再生可能でないと判定すると、制御部40は、インクカートリッジ2のサーマルリサイクルに誘導する内容を有するリサイクル誘導メッセージをタッチパネルディスプレイ30に表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成用の着色剤を貯留するカートリッジが着脱される画像形成装置であって、
前記カートリッジ内の前記着色剤を使用して媒体上に画像を形成する画像形成部と、
情報を報知する報知部と、
制御部とを備えており、
前記制御部は、
前記カートリッジが再生可能であるか否かを所定のタイミングで判定する再生可否判定処理と、
前記再生可否判定処理において再生可能であると判定した場合に、前記カートリッジの再生処理に誘導する内容を有するメッセージを前記報知部に報知させる再生誘導報知処理とを実行することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記カートリッジの再生処理に誘導する内容は、前記カートリッジを回収するための方法及び前記カートリッジの回収を手配してよいかの確認の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記カートリッジは、再生が行われた回数を記憶するカートリッジ記憶部を有しており、
前記制御部は、前記再生可否判定処理において、前記カートリッジ記憶部の記憶内容が示す前記回数に少なくとも基づいて前記カートリッジが再生可能であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記カートリッジは、所定の基準時を記憶するカートリッジ記憶部を有しており、
前記制御部は、前記再生可否判定処理において、前記カートリッジ記憶部の記憶内容が示す前記所定の基準時からの経過時間に少なくとも基づいて前記カートリッジが再生可能であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記カートリッジは、前記着色剤の性質と対応する情報を記憶するカートリッジ記憶部を有しており、
前記制御部は、前記再生可否判定処理において、前記カートリッジ記憶部の記憶内容が示す前記情報に少なくとも基づいて前記カートリッジが再生可能であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記カートリッジが装着される複数の装着部と、
前記再生可否判定処理の判定内容を記憶する本体記憶部とをさらに備えており、
前記着色剤の性質には第1の性質及び第2の性質があり、
前記再生可否判定処理は、
前記カートリッジ記憶部の記憶内容が示す前記情報が前記第1の性質及び前記第2の性質のうち前記第1の性質と対応する前記カートリッジについて再生が可能でないと判定する第1判定処理と、
前記複数の装着部のそれぞれと関連付けて前記第1判定処理の判定結果を前記本体記憶部に記憶させる記憶処理と、
前記本体記憶部の記憶内容において再生が可能でないとの前記第1判定処理の判定結果と関連付けられた前記装着部である再生不可装着部に装着された前記カートリッジについて再生が可能でないと判定し、前記再生不可装着部以外の前記装着部に装着された前記カートリッジについて、少なくとも、前記カートリッジ記憶部の記憶内容が示す前記情報が前記第1の性質及び前記第2の性質のうち前記第2の性質と対応する場合に再生が可能であると判定する第2判定処理とを含んでいることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記再生可否判定処理において再生可能でないと判定した場合に、前記カートリッジの再生以外の処理に誘導する内容を有するメッセージを前記報知部に報知させる再生外誘導報知処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記カートリッジにおける前記着色剤の残量を検知する残量検知部をさらに備えており、
前記所定のタイミングは、前記残量検知部に検知された前記着色剤の残量に基づくタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記所定のタイミングは、前記残量検知部により検知された前記着色剤の残量が所定の閾値以下となるタイミングであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記カートリッジが取り外されたことを検知する着脱検知部をさらに備えており、
前記所定のタイミングは、前記カートリッジが取り外されたことが前記着脱検知部により検知されたタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成用の着色剤を貯留するカートリッジが着脱される画像形成装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、着色剤を収容したカートリッジが着脱される画像形成装置において、使用済みのカートリッジを再生、つまり、着色剤を充填し直して再利用することがある。特許文献1は、カートリッジの再生が想定された画像形成装置の一例に関する。特許文献1では、カートリッジが装置に装着されると、そのカートリッジが再生可能であるか否かが判定される。そして、再生可能であると判定されると、装置のディスプレイにその旨が表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-94715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、カートリッジの再生率を高めることが益々重要になっている。そのため、カートリッジの再生をより効果的に促進することが求められている。
【0005】
本発明の目的は、カートリッジの再生を効果的に促進可能な画像形成装置及び画像形成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成装置は、画像形成用の着色剤を貯留するカートリッジが着脱される画像形成装置であって、前記カートリッジ内の前記着色剤を使用して媒体上に画像を形成する画像形成部と、情報を報知する報知部と、制御部とを備えており、前記制御部は、前記カートリッジが再生可能であるか否かを所定のタイミングで判定する再生可否判定処理と、前記再生可否判定処理において再生可能であると判定した場合に、前記カートリッジの再生処理に誘導する内容を有するメッセージを前記報知部に報知させる再生誘導報知処理とを実行する。
【0007】
本発明の別の観点に係る画像形成システムは、画像形成用の着色剤を貯留するカートリッジが着脱される画像形成装置と、前記画像形成装置と通信可能である端末装置とを備えている画像形成システムであって、前記画像形成装置は、前記カートリッジ内の前記着色剤を使用して媒体上に画像を形成する画像形成部と、制御部とを備えており、前記制御部は、前記カートリッジが再生可能であるか否かを所定のタイミングで判定する再生可否判定処理と、前記再生可否判定処理において再生可能であると判定した場合に、前記端末装置にその旨を送信する送信処理とを実行し、前記端末装置は、再生可能である旨を前記画像形成装置から受信すると、前記カートリッジの再生処理に誘導する内容を有するメッセージを報知する。
【発明の効果】
【0008】
所定のタイミングでカートリッジの再生可否の判定を行うと共に、再生可能であると判定すると、再生処理に誘導する内容を有するメッセージを報知する。つまり、カートリッジの再生を効果的に促すように再生処理に誘導する報知を行うという、ユーザに対する積極的な働きかけを行う。このため、単に再生可能である旨を表示するのみである従来技術と比べ、カートリッジの再生を効果的に促進可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るプリンタの構成を示すブロック図である。
図1に示す制御部が実行する処理の流れを表すフローチャートである。
本発明の別の一実施形態に係るプリンタの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1の実施形態]
本発明の好適な一実施形態である第1の実施形態に係るプリンタ1について図1及び図2を参照しつつ、以下に説明する。プリンタ1は、印刷用紙にインク(本発明の「着色剤」に相当する)を付着させることにより印刷用紙上に画像を形成する装置(本発明の「画像形成装置」に相当する)である。プリンタ1には、画像形成に用いられるインクをプリンタ1に供給するインクカートリッジ2(本発明の「カートリッジ」に相当する)が装着される。インクカートリッジ2には、内部に収容するインクの色に応じ、インクカートリッジ2Bk、2C、2M及び2Yがある。インクカートリッジ2Bkは黒色のインクを、インクカートリッジ2Cはシアン色のインクを、インクカートリッジ2Mはマゼンタ色のインクを、インクカートリッジ2Yはイエロー色のインクをそれぞれ収容している。
(【0011】以降は省略されています)

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