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公開番号2025004254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-14
出願番号2024181906,2023051181
出願日2024-10-17,2023-03-28
発明の名称積層成形方法
出願人株式会社日本製鋼所
代理人個人
主分類B29C 65/20 20060101AFI20250106BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】熱板の温度調節を低コストで実行する。
【解決手段】積層成形装置は、前後方向に搬送されるワークの上方に配され、下面がワークを押圧するように配される上側熱板22と、前後方向に搬送されるワークの下方に配され、上面がワークを押圧するように配される下側熱板24と、からなる1対の熱板と、夫々の熱板22,24に挿通されており、ワークに当接する面に対して平行、かつ、ワークの搬送方向とは異なる方向に延在し、熱板22,24の左右方向の側面から端部が突出するヒータ25a,25bと、夫々の熱板22,24において、左右方向の側面の少なくとも一部を覆う断熱部26a,26bと、を備え、断熱部26a,26bは、夫々の熱板22,24の端部から突出するヒータ25a,25bとの干渉を避けて、熱板22,24の左右方向の側面を覆っている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
前後方向に搬送されるワークの上方に配され、下面がワークを押圧するように配される上側熱板と、
前記前後方向に搬送されるワークの下方に配され、上面がワークを押圧するように配される下側熱板と、を含む1対の熱板をヒータにより加熱する工程と、
1対の前記熱板により前記ワークを押圧する工程と、を有する積層成形品の製造方法において、
前記ヒータは、夫々の前記熱板に挿通されており、前記ワークを押圧する面に対して平行、かつ、前記ワークの搬送方向とは異なる方向に延在し、前記熱板の左右方向の側面から端部が突出しており、
前記上側熱板と前記下側熱板との少なくとも一方の前記熱板は、左右方向の側面の少なくとも一部を覆う断熱部と、を備え、
前記断熱部は、前記熱板の端部から突出するヒータとの干渉を避けて、前記熱板の左右方向の側面を覆っている、
積層成形方法。
続きを表示(約 72 文字)【請求項2】
前記熱板は、前記熱板の前記ワークに対向する面に、金属製プレートを備える、
請求項1に記載の積層成形方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層成形装置および積層成形システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、減圧可能なチャンバを備えた真空積層装置と、第1の平坦化プレス装置と、第2の平坦化プレス装置が連続して配置された積層成形システムが利用されている。この積層成形システムでは、積層成形品が、真空積層装置から第1の平坦化プレス装置へ、第1の平坦化プレス装置から第2の平坦化プレス装置へと、移送手段を用いて移動しながら積層成形される。
【0003】
特許文献1には、減圧可能なチャンバを備えた真空積層装置(真空加圧式ラミネータ)とプレス装置が連続して配置された積層成形システムが開示されている。
【0004】
また特許文献2には、減圧可能なチャンバを備えた真空積層手段と、第1の平面プレス手段と、第2の平面プレス手段が連続して配置された積層成形システムが開示されている。特に特許文献2では、移送手段を用いて真空積層装置から第1の平坦化プレス装置へ、第1の平坦化プレス装置から第2の平坦化プレス装置に積層成形品が移動する際に、真空積層手段にてワークに対してかける圧力の強さや、圧力をかける時間について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-66967号公報
特開2020-28980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
真空積層装置では、上側と下側にそれぞれ設けられた熱板によりワークを挟み込むことにより、ワークを加熱する。ここで熱板には、略水平かつワークの運搬方向に対して略直交方向に延在する方向に複数本のヒータが設けられており、このヒータの加熱によって、積層成形が好適に実行できる温度となるように熱板の温度調節が行われている。しかしながら、これらの熱板では、ヒータの延在方向から熱が逃げやすく、さらに、この熱の逃げによって積層成形時の面内温度のばらつきが大きくなるという恐れがあった。そのため積層成形装置では、ワークを加熱するための熱板の温度調節を低コストで実行することが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる積層成形装置は、前後方向に搬送されるワークの上方に配され、下面がワークを押圧するように配される上側熱板と、前記前後方向に搬送されるワークの下方に配され、上面がワークを押圧するように配される下側熱板と、からなる1対の熱板と、夫々の前記熱板に挿通されており、前記ワークに当接する面に対して平行、かつ、前記ワークの搬送方向とは異なる方向に延在し、左右方向の側面から端部が突出するヒータと、夫々の前記熱板において、左右方向の側面の少なくとも一部を覆う断熱部と、を備え、前記断熱部は、夫々の前記熱板の端部から突出するヒータとの干渉を避けて、前記熱板の左右方向の側面を覆っている。
【0008】
また、本開示にかかる積層成形装置は、前後方向に搬送されるワークの上方に配され、下面がワークを押圧するように配される上側熱板と、前記前後方向に搬送されるワークの下方に配され、上面がワークを押圧するように配される下側熱板と、からなる1対の熱板と、前記上側熱板及び前記下側熱板に対して左右方向における直線上の位置、かつ、前記上側熱板及び前記下側熱板の間の高さに配置されているとともに、左右方向に動作を行う熱板である左右移動熱板と、を備え、前記左右移動熱板は、前記上側熱板と前記下側熱板との間に挟まれていない位置において加熱され、前記上側熱板と前記下側熱板との間に前記ワークが無い場合に、前記上側熱板と前記下側熱板との間に挟まれる位置に左右方向に移動し、前記上側熱板の下面及び前記下側熱板の上面に当接された状態となることで、前記上側熱板及び前記下側熱板の熱の補充を行う。
【0009】
また、本開示にかかる積層成形システムは、積層成形装置と、前記積層成形装置の後段に設けられ、前記積層成形装置で成形されたワークに対して、更に加圧を行う、少なくとも1つ以上の平坦化プレス装置と、を備え、前記積層成形装置は、前後方向に搬送されるワークの上方に配され、下面がワークを押圧するように配される上側熱板と、前記前後方向に搬送されるワークの下方に配され、上面がワークを押圧するように配される下側熱板と、からなる1対の熱板と、夫々の前記熱板に挿通されており、前記ワークに当接する面に対して平行、かつ、前記ワークの搬送方向とは異なる方向に延在し、前記熱板の左右方向の側面から端部が突出するヒータと、夫々の前記熱板において、左右方向の側面の少なくとも一部を覆う断熱部と、を備え、前記断熱部は、夫々の前記熱板の端部から突出するヒータとの干渉を避けて、前記熱板の左右方向の側面を覆っている。
【発明の効果】
【0010】
本開示によると、熱板の温度調節を低コストで実行することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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