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公開番号
2025085177
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023198866
出願日
2023-11-24
発明の名称
中空成形機
出願人
株式会社タハラ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29C
49/56 20060101AFI20250529BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】金型の開閉方向における設備(中空成形機)の大型化を抑制することができる中空成形機を提供する。
【解決手段】本発明に係る中空成形機1では、駆動機構DMが、第1プラテン451ないし第2プラテン452に対して鉛直方向に重なるように配置されている。このため、駆動機構DMが第1プラテン451に対して水平方向に直列に配置される従来の中空成形機に比べて、中空成形機1の水平方向(成形金型3の開閉方向)の大型化を抑制することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
水平方向に対向して設けられ、それぞれ中間部を支点として回動する一対のリンク機構である第1リンク機構及び第2リンク機構と、
前記第1リンク機構及び前記第2リンク機構の各一端側をそれぞれ押し引きすることにより前記第1リンク機構及び前記第2リンク機構を回動させる駆動機構と、
前記第1リンク機構の他端側に連係し、一対の金型である第1成形金型及び第2成形金型のうち前記第1成形金型を支持する第1プラテンと、
前記第1プラテンに対して水平方向に対向して設けられ、前記第2リンク機構の他端側に連係し、前記第2成形金型を支持する第2プラテンと、
前記駆動機構と前記第1プラテンとの間に構成される、前記一対の金型の型開閉力の伝達経路に設けられ、前記一対の金型が当接して型閉じされた状態で型締力を発生させる型締力発生機構と、
を備え、
前記駆動機構は、前記第1プラテン又は前記第2プラテンに対して鉛直方向に重なるように配置される、
ことを特徴とする中空成形機。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の中空成形機であって、
前記一対の金型の上部に挿入されてブロー成形に供するブローピンを有し、
前記第1プラテン及び前記第2プラテンを、それぞれ水平方向へ移動可能な可動台の上に載置した、
ことを特徴とする中空成形機。
【請求項3】
請求項2に記載の中空成形機であって、
前記第1プラテン及び前記第2プラテンは、前記一対の金型の開閉移動を同期させる同調機構と連動する、
ことを特徴とする中空成形機。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の中空成形機であって、
前記型締力発生機構を、前記第1プラテンと前記第1リンク機構との間に、前記第1プラテンに隣接して設けた、
ことを特徴とする中空成形機。
【請求項5】
請求項1に記載の中空成形機であって、
前記型締力発生機構は、
前記第1リンク機構の他端側に連係され、前記第1リンク機構の回動に連動して水平方向に進退移動するシャフト部材と、
前記シャフト部材の外周側に配置され、前記シャフト部材の進退移動に伴い弾性変形する付勢部材と、
前記付勢部材の外周側に設けられ、前記付勢部材の弾性変形により発生した反力を第1プラテンに伝達する付勢力伝達部材と、
を備えた、
ことを特徴とする中空成形機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、中空成形機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の中空成型機の一例として、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
概略を説明すれば、この中空成形機は、水平方向に分割された一対の金型の開閉方向において一方の金型の側方に設けられたクランク状の型締駆動機構を有し、型締駆動機構に連係する金型側の第1リンクと反金型側の第2リンクが屈曲状態から水平方向へ伸展することで型締めを行う。また、上記中空成形機は、第2リンクの側方に型締力発生機構を有し、この型締力発生機構は、金型同士が当接すると皿ばねが圧縮され、当該皿ばねの反力によって型締力を発生させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4384879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の中空成形機では、前記型締駆動機構が金型の開閉方向において、型締駆動機構に対して直列に配置されている。このため、中空成形機が金型の開閉方向へ大型化してしまう点で、改善の余地が残されていた。
【0006】
そこで、本発明は、前記従来の中空成形機の技術的課題に鑑みて案出されたもので、金型の開閉方向における設備(中空成形機)の大型化を抑制することができる中空成形機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る中空成形機は、その一態様として、水平方向に対向して設けられ、それぞれ中間部を支点として回動する一対のリンク機構である第1リンク機構及び第2リンク機構と、前記第1リンク機構及び前記第2リンク機構の各一端側をそれぞれ押し引きすることにより前記第1リンク機構及び前記第2リンク機構を回動させる駆動機構と、前記第1リンク機構の他端側に連係し、一対の金型である第1成形金型及び第2成形金型のうち前記第1成形金型を支持する第1プラテンと、前記第1プラテンに対して水平方向に対向して設けられ、前記第2リンク機構の他端側に連係し、前記第2成形金型を支持する第2プラテンと、前記駆動機構と前記第1プラテンとの間に構成される、前記一対の金型の型開閉力の伝達経路に設けられ、前記一対の金型が当接して型閉じされた状態で型締力を発生させる型締力発生機構と、を備え、前記駆動機構は、前記第1プラテン又は前記第2プラテンに対して鉛直方向に重なるように配置されている。
【0008】
このように、本発明によれば、駆動機構が、第1プラテン又は第2プラテンに対して鉛直方向に重なるように配置されている。このため、駆動機構がプラテンに対して水平方向に直列に配置される従来の中空成形機に比べて、中空成形機の水平方向の大型化を抑制することができる。
【0009】
また、前記中空成形機の別の態様として、前記一対の金型の上部に挿入されてブロー成形に供するブローピンを有し、前記第1プラテン及び前記第2プラテンは、それぞれ水平方向へ移動可能な可動台の上に載置されている、ことが望ましい。
【0010】
このように、本発明では、第1プラテン及び第2プラテンの下部が水平方向へ移動可能な可動台の上に支持されている。このため、金型に対して鉛直下方へ作用するブローピンの打ち込み力を、可動台によって支持することが可能となる。これにより、前記ブローピンの打ち込み力が各リンク機構に作用せず、各リンク機構における部品の偏摩耗を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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