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公開番号2025003713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2024190078,2023150674
出願日2024-10-29,2019-11-19
発明の名称管継手
出願人株式会社タブチ
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類F16L 21/08 20060101AFI20241226BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】本発明によれば、十分に管体の引き抜きを規制することができる管継手を提供することを課題とする。
【解決手段】継手本体と、キャップ部材と、前記継手本体の軸心方向の奥側に配置される奥側ロックリング及び前記継手本体の軸心方向の手前側に配置される手前側ロックリング、を含む一対のロックリングと、を備え、前記一対のロックリングは、前記継手本体に挿し込まれた前記管体の外周面に係止して該管体の引き抜きを規制する爪を備え、前記一対のロックリングの間に配置される爪当接リングをさらに備え、前記爪当接リングは、該爪当接リングの径内側に位置し、前記継手本体の軸心方向に延びるリング底面を備え、前記リング底面は、前記奥側ロックリングの爪と前記手前側ロックリングの爪との間に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
管体を接続する管継手であって、
前記管体が挿入される開口部が設けられ、該開口部を介して前記管体が奥側へ挿し込まれる筒状の継手本体と、
前記開口部に組付けられる筒状のキャップ部材と、
前記継手本体に挿し込まれた前記管体の外周面に係止して該管体の引き抜きを規制する爪を有し、前記継手本体の軸心方向を中心とする環状に形成されるロックリングと、を備え、
前記爪は、前記環状の形状における径内側ほど奥側に向かうように傾斜して形成されており、
前記爪の手前側に配置され、かつ、該爪が手前側に変形したときに該爪に手前側から当接する爪当接面を備え、
該爪当接面は、前記径内側ほど奥側に向かうように傾斜して形成されている、
管継手。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記爪当接面は、前記爪のうち径外側の部位に対向するよう構成され、
前記爪は、前記爪当接面よりも前記径内側に延びている、
請求項1に記載の管継手。
【請求項3】
前記爪当接面の内側先端縁から前記径内側に延びる奥側接続面を備える、
請求項1または請求項2に記載の管継手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は管継手に関し、特に、挿し込まれた管体の引き抜きを規制するロックリングを備えた管継手に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
この種の管継手として、下記特許文献1に記載の技術が提案されている。この管継手101は、図6に示すように、内側奥部に管体の最奥端と当接する段付面を有する継手本体103と、継手本体103の開口部にねじ締結により組付けられる筒状のキャップ部材104と、継手本体103のロックリング収容部に収容されるロックリング105と、を備える。この管継手101では、継手本体103とキャップ部材104とが組付けられた状態で、管体2A、2Bが挿し込まれる。
【0003】
ロックリング105は、図7(a)及び図7(b)に示すように、軸心方向に沿う環状のフランジ150と、フランジ150の端部から中心側へ折曲して形成された環状の爪保持部151と、爪保持部151の内面側に折曲して形成された複数の爪152と、を備えている。また、ロックリング105は、フランジ150がロックリング収容部の内面に当たり、爪152が内径側ほど奥側に延出する状態で、継手本体103の奥側と手前側に並べて2つ配置され、ロックリング収容部の係止面とキャップ部材104の押え面とにより狭持されている(図6参照)。管継手101に挿し込まれた管体2A、2Bに引き抜き力が作用すると、ロックリング105の爪152が管体2A、2Bの外表面に食い込むため、管継手101からの管体2A、2Bの引き抜きが規制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-90503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、奥側に位置するロックリングでは、そのフランジが手前側のロックリングのフランジとロックリング収容部の係止面とで狭持されて固定されているため、管体に引き抜き力が作用したときに、ロックリングにおける爪だけではなく爪保持部自体も変形してしまい、爪の管体への食い込みが不十分となり、管体の引き抜きの規制が不十分となることがあった。
【0006】
そこで、本発明は、十分に管体の引き抜きを規制することができる管継手を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の管継手は、管体を接続する管継手であって、前記管体が挿入される開口部が設けられ、該開口部を介して前記管体が奥側へ挿し込まれる筒状の継手本体と、前記開口部に組付けられる筒状のキャップ部材と、前記継手本体に挿し込まれた前記管体の外周面に係止して該管体の引き抜きを規制する爪を有し、前記継手本体の軸心方向を中心とする環状に形成されるロックリングと、を備え、前記爪は、前記環状の形状における径内側ほど奥側に向かうように傾斜して形成されており、前記爪の手前側に配置され、かつ、該爪が手前側に変形したときに該爪に手前側から当接する爪当接面を備え、該爪当接面は、前記径内側ほど奥側に向かうように傾斜して形成されている。
【0008】
また、前記管継手では、前記爪当接面は、前記爪のうち径外側の部位に対向するよう構成され、前記爪は、前記爪当接面よりも前記径内側に延びていてもよい。
【0009】
また、前記管継手では、前記爪当接面の内側先端縁から前記径内側に延びる奥側接続面を備えてもよい。
【発明の効果】
【0010】
以上より、本発明によれば、十分に管体の引き抜きを規制することができる管継手を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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