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公開番号
2025003293
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2024030620
出願日
2024-02-29
発明の名称
集合継手
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E03C
1/12 20060101AFI20241226BHJP(上水;下水)
要約
【課題】継手本体の内周面に旋回羽根が設けられても、射出成形により容易に製造できる集合継手を提供する。
【解決手段】集合継手25は、自身の第1軸線O1が上下方向に沿うように配置された継手本体51と、継手本体の外周面27aに設けられた横管接続部28と、継手本体の内周面27bに、第1軸線方向において、横管接続部の開口28aに少なくとも一部が重なるように設けられた旋回羽根30と、を備え、内周面は、下方に向かうに従い漸次、第1軸線に接近するように傾斜した第1内面27b1と、旋回羽根よりも下方に配置された第2内面27b2と、を有し、継手本体における少なくとも旋回羽根が設けられた部分27、横管接続部、及び旋回羽根は一体に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
自身の第1軸線が上下方向に沿うように配置された継手本体と、
前記継手本体の外周面に設けられた横管接続部と、
前記継手本体の内周面に、前記第1軸線方向において、前記横管接続部の開口に少なくとも一部が重なるように設けられた旋回羽根と、
を備え、
前記内周面は、
下方に向かうに従い漸次、前記第1軸線に接近するように傾斜した第1内面と、
前記旋回羽根よりも下方に配置された第2内面と、
を有し、
前記継手本体における少なくとも前記旋回羽根が設けられた部分、前記横管接続部、及び前記旋回羽根は一体に構成されている、集合継手。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記内周面は、前記横管接続部に接近するに従い漸次、前記横管接続部の第2軸線から離間するように傾斜した第3内面を有する、請求項1に記載の集合継手。
【請求項3】
前記第2内面は、下方に向かうに従い漸次、径方向外側に向かうように傾斜している、請求項1又は2に記載の集合継手。
【請求項4】
前記内周面は、前記第1内面及び前記第2内面にそれぞれ連なるように形成された第4内面を有し、
前記第4内面は、上方に向かうに従い漸次、径方向外側に向かうように傾斜している、請求項1又は2に記載の集合継手。
【請求項5】
前記外周面に、凹みが設けられ、
前記凹みは、前記第2内面の径方向外側の少なくとも一部に形成されている、請求項3に記載の集合継手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、集合継手に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、縦管と横管とを接続し、内部に排水等を流す集合継手が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の集合継手は、継手本体と、横管接続部と、縦管接続部と、第1旋回羽根(旋回羽根)と、を備えている。
【0003】
継手本体は、筒状に形成され、継手本体の軸線が上下方向に沿うように配置されている。
横管接続部は、継手本体の外周面に設けられている。横管接続部には、水平面に沿って延びる横管が接続されている。縦管接続部は、継手本体の上端部及び下端部に設けられている。縦管接続部には。上下方向に沿って延びる縦管が接続されている。
第1旋回羽根は、継手本体の内周面に設けられている。第1旋回羽根は、軸線方向において、横管接続部の開口に少なくとも一部が重なるように設けられている。
集合継手の継手本体、第1旋回羽根は、合成樹脂でそれぞれ形成され、互いに嵌合されている。
【0004】
以上のように構成された集合継手では、例えば、縦管及び横管を通して、集合継手内に排水が流れ込む。排水は、第1旋回羽根に当たり、軸線回りに旋回しながら継手本体内を下方に向かって流れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-236676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
集合継手に排水が流れる際に静音化させるために、継手本体及び第1旋回羽根を一体化して製造することが検討されている。
しかしながら、継手本体及び第1旋回羽根を一体化して射出成形で製造すると、集合継手を製造するのに、金型にスライドが必要なアンダーカット部が集合継手に形成される。このため、集合継手が製造し難くなる虞がある。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、継手本体の内周面に旋回羽根が設けられても、射出成形により容易に製造できる集合継手を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明の態様1は、自身の第1軸線が上下方向に沿うように配置された継手本体と、前記継手本体の外周面に設けられた横管接続部と、前記継手本体の内周面に、前記第1軸線方向において、前記横管接続部の開口に少なくとも一部が重なるように設けられた旋回羽根と、を備え、前記内周面は、下方に向かうに従い漸次、前記第1軸線に接近するように傾斜した第1内面と、前記旋回羽根よりも下方に配置された第2内面と、を有し、前記継手本体における少なくとも前記旋回羽根が設けられた部分、前記横管接続部、及び前記旋回羽根は一体に構成されている、集合継手である。
【0009】
この発明では、例えば、集合継手は、射出成形により、継手本体における少なくとも旋回羽根が設けられた部分、横管接続部、及び旋回羽根は一体に構成して製造される。例えば、横管接続部に接続された横管を通して継手本体内に流れ込んだ排水は、旋回羽根に当たる。この排水を、旋回羽根により第1軸線回りに旋回させながら継手本体内を下方に向かって流すことができる。
継手本体の内周面は第2内面を有するため、継手本体に対して下方に向かって引き抜くコアにより、第2内面を形成することができる。
継手本体の内周面は、下方に向かうに従い漸次、軸線に接近するように傾斜した第1内面を有するため、継手本体に対して上方に向かって引き抜くコアにより、引き抜く際の第1内面とコアとの摩擦を抑えて、第1内面を形成することができる。
以上のように、継手本体の内周面に旋回羽根が設けられても、射出成形により容易に製造できる集合継手を提供することができる。
【0010】
(2)本発明の態様2は、前記内周面は、前記横管接続部に接近するに従い漸次、前記横管接続部の第2軸線から離間するように傾斜した第3内面を有する、(1)に記載の集合継手であってもよい。
この発明では、射出成形により集合継手を製造する際に、継手本体に対する径方向外側に引き抜くコアにより、第3内面を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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