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公開番号
2025002738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103079
出願日
2023-06-23
発明の名称
管路の空気抜き弁装置
出願人
明和工業株式会社
代理人
個人
主分類
E03B
7/10 20060101AFI20241226BHJP(上水;下水)
要約
【課題】 農業用水等の管路における空気抜き装置に、凍結防止機能を付与するに際して、低コストを実現するために、既存部材や既設装置を採用できる構成を提供する。
【解決手段】 フロート体11を内装したフロート室12を有し、フロート室上面にフロート体で開閉される弁口13を設け、フロート室下面に管接続部を設けた空気弁機構部1と、上下に管接続部を設けた継ぎ管21に、低温時に開口して継ぎ管と外部を連通する低温作動弁23を付設した低温排水機構部2とを備え、空気弁機構部1と管路Aにおける空気抜き装置装着部Cとの間に低温排水機構部2を介装する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
フロート体を内装したフロート室を有し、フロート室上面にフロート体で開閉される弁口を設け、フロート室下面に管接続部を設けた空気弁機構部と、上下に管接続部を設けた継ぎ管に、低温時に開口して継ぎ管と外部を連通する低温作動弁を付設した低温排水機構部とを備え、前記空気弁機構部と管路における空気抜き装置装着部との間に前記低温排水機構部を介装してなることを特徴とする管路の空気抜き弁装置。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
上下に管接続を設けると共に上下通路を開閉する開閉弁と開閉弁の開閉操作を行う操作部を設けた開閉弁機構部を、低温排水機構部と管路における空気抜き装置装着部との間に介装してなる請求項1記載の管路の空気抜き弁装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は主として農工業用水等の管路内の空気を吸排気する空気抜き弁装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
液流体(水及び汚水等で以下「水」という)の流通路である管路内に存在する空気は、水の流れを阻害する大きな要因となるので、空気弁を介して管路内の空気の吸排気を行い、且つ水の管路外への流出を阻止すると共に、管路内充水後の水中混入空気の排出を行うものである。これらの空気弁装置は、管路に接続したフロート室内にフロート体を収納し、フロート室内の水位によってフロート体を上下動させて、弁の開閉を行うものである。
【0003】
また管路は屋外に設置されていることが多く、管路に付設されている空気抜き弁装置は寒冷な外気によってフロート室内が凍結する恐れがある。フロート室内が凍結すると管路内空気の排出は勿論のこと、凍結膨張によって弁装置自体を破損させてしまう場合もある。
【0004】
この対策として従前より耐寒性空気弁装置が提案されている。その基本的構成はフロート室の内容積が室内圧力に対応して変化する構造とし、フロート室内の凍結時の膨張を吸収するようにしている(特許文献1)。また管路空気の上昇路(空気抜き装置を装着する管路分岐管)の他に、フロート室内と管路中央との間に管路水の導入管を設けた構造とて、常時管路内の通水がフロート室内に流入するようにして、フロート室内の凍結を防止している(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭62-130273号公報。
特開昭57-134086号公報。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従前の管路の空気抜き弁装置の基本的な凍結対策は、凍結を前提とした構成(特許文献1)、凍結しないことを前提とし構成(特許文献2)であり、前者においてはフロート室内が凍結するので、凍結時の圧力上昇以外においてもフロート周囲の凍結によってフロートの破損の恐れもあり、また簡易な空気抜き機能を備えれば十分である簡易な構造の弁装置に複雑なフロート室内容積可変構造を組み込むことによってコスト高となる。
【0007】
また例えば冬季間の農業用水の管路においては、必要とする使用水量も少なく且つ積雪による排水すべき水量も少なく、管路内の水の流れが緩やかになり、フロート室内への循環水が微量となり、管路から突出して周囲全体を外気に晒されている弁装置が凍結する恐れも十分ある。
【0008】
しかも近年の地球温暖化によって冬期間における平年気温に対して低下が認められ、従前は必要となかった地域においても凍結対策が必要となってきた。その際に既設の空気抜き弁装置を凍結対策構造の弁装置に取り換えることは非常にコスト高となる。
【0009】
そこで本発明は、既設の空気抜き弁装置をそのまま採用して、凍結対策を実現する新規な空気抜き弁装置を提案したものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の請求項1記載に係る管路の空気抜き弁装置は、空気弁機構部と低温排水機構部を備え、空気弁機構部は、従前から公知のもので、フロート体を内装したフロート室を有し、フロート室上面にフロート体で開閉される弁口を設け、フロート室下面に管接続部を設けたものであり、低温排水機構部は、上下に管接続部を設けた継ぎ管に、低温時に開口して継ぎ管と外部を連通する低温作動弁を付設したもので、前記空気弁機構部と管路における空抜き装置装着部との間に前記低温排水機構部を介装してなることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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