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公開番号
2025002991
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103411
出願日
2023-06-23
発明の名称
タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
清流国際弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
11/01 20060101AFI20241226BHJP(車両一般)
要約
【課題】優れたブロック耐久性を確保しながら悪路走破性能を向上することを可能にしたタイヤを提供する。
【解決手段】
トレッド部1のショルダー領域に複数のショルダーブロック12を設け、ショルダー領域のタイヤ幅方向外側に隣接するサイド領域に複数のサイドブロック13を設け、タイヤ周方向に隣り合う2つ以上のショルダーブロック12からなるブロック群のタイヤ幅方向外側の位置に1つのサイドブロック13を配置し、ブロック群に含まれるショルダーブロック12の側面とサイドブロック13の頂面とからなる面を上層面としたとき、上層面の中心側に上層面よりも0.2mm以上窪んだ中層面を含む第一凹部15を設け、中層面の中心側に中層面よりも0.2mm以上窪んだ下層面を含む第二凹部16を設ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部とを備えたタイヤにおいて、
前記トレッド部の表面に、タイヤ赤道の両側でタイヤ周方向に沿って延在する一対の主溝を有し、
前記主溝のタイヤ幅方向外側に位置するショルダー領域に、前記主溝からタイヤ幅方向外側に向かって延在してタイヤ周方向に間隔を置いて配置された複数本のショルダーラグ溝と、前記主溝と前記ショルダーラグ溝とによって区画されてタイヤ周方向に沿って配列された複数のショルダーブロックとが設けられ、
前記ショルダー領域のタイヤ幅方向外側に隣接するサイド領域に前記サイドウォール部の外表面から隆起する複数のサイドブロックが設けられ、
タイヤ周方向に隣り合う2つ以上の前記ショルダーブロックからなるブロック群のタイヤ幅方向外側の位置に1つの前記サイドブロックが配置され、
前記ブロック群に含まれる前記ショルダーブロックの側面と前記サイドブロックの頂面とからなる面を上層面としたとき、前記上層面の中心側に前記上層面よりも0.2mm以上窪んだ中層面を含む第一凹部が設けられ、且つ、前記中層面の中心側に前記中層面よりも0.2mm以上窪んだ下層面を含む第二凹部が設けられたことを特徴とするタイヤ。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記第一凹部および前記第二凹部がそれぞれ前記ブロック群に含まれる前記ショルダーブロックの側面と前記サイドブロックの頂面とに跨るように設けられることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記上層面を構成する前記サイドブロックの頂面は、前記第一凹部のタイヤ周方向両側で前記ショルダーブロックの側面からタイヤ径方向内側に向かって延在する一対の径方向部分と、前記一対の径方向部分をタイヤ周方向に連結する周方向部分とで構成されることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ショルダーブロックの踏面からタイヤ幅方向外側の側面に亘って延在する細溝が設けられ、前記細溝はタイヤ幅方向外側の端部における溝底が前記中層面に接続することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のタイヤ。
【請求項5】
前記ブロック群に含まれる前記ショルダーブロックどうしの間に配置された前記ショルダーラグ溝はタイヤ幅方向外側の端部における溝底が前記下層面に接続することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第一凹部がタイヤ側面方向から見て多角形状を有することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のタイヤ。
【請求項7】
前記サイドブロックのタイヤ径方向最内側端がタイヤ赤道位置からタイヤ径方向内側に向かってタイヤ断面高さの20%~50%の範囲に存在することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のタイヤ。
【請求項8】
前記ブロック群に含まれる前記ショルダーブロックどうしの間に配置された前記ショルダーラグ溝の溝底に該溝底から隆起した凸部が設けられ、前記凸部は前記上層面と前記中層面跨いで延在するように配置されることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、未舗装路等を走行することを意図したタイヤに関し、更に詳しくは、優れたブロック耐久性を確保しながら悪路走破性能を向上することを可能にしたタイヤに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
舗装路面に加えて、未舗装路(不整地、泥濘地、砂地、岩場等)を走行することを想定したタイヤ(例えば、オールテレーンタイヤ、全地形型タイヤ等)は、様々な路面における走行性能に優れることが求められ、特に、優れたオフロード性能(悪路走破性能)を備えることが求められる。このようなタイヤでは、舗装路面で路面に接触するトレッド部だけでなく、未舗装路で路面上の泥、雪、砂、石、岩等(以下、これらを総称して「泥等」と言う)と接触する可能性のあるサイド領域(トレッド部とサイドウォール部の間に位置する領域)に凹凸(サイドブロック等)を設け、これによって泥等を噛み込んでトラクション性能を得ることが行われている(例えば、特許文献1,2を参照)。近年、タイヤに対する要求性能が高度化しており、悪路走破性能の更なる改善が求められている。また、サイドブロックは未舗装路(悪路)において路面上の石、岩、異物等によって損傷を受けやすい傾向があるので耐久性を確保することも求められている。そのため、耐久性(特にブロック耐久性)を確保しながら悪路走破性能を向上し、これら性能を高度に両立することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017‐124733号公報
特開2020‐044882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、優れたブロック耐久性を確保しながら悪路走破性能を向上することを可能にしたタイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための本発明のタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部とを備えたタイヤにおいて、前記トレッド部の表面に、タイヤ赤道の両側でタイヤ周方向に沿って延在する一対の主溝を有し、前記主溝のタイヤ幅方向外側に位置するショルダー領域に、前記主溝からタイヤ幅方向外側に向かって延在してタイヤ周方向に間隔を置いて配置された複数本のショルダーラグ溝と、前記主溝と前記ショルダーラグ溝とによって区画されてタイヤ周方向に沿って配列された複数のショルダーブロックとが設けられ、前記ショルダー領域のタイヤ幅方向外側に隣接するサイド領域に前記サイドウォール部の外表面から隆起する複数のサイドブロックが設けられ、タイヤ周方向に隣り合う2つ以上の前記ショルダーブロックからなるブロック群のタイヤ幅方向外側の位置に1つの前記サイドブロックが配置され、前記ブロック群に含まれる前記ショルダーブロックの側面と前記サイドブロックの頂面とからなる面を上層面としたとき、前記上層面の中心側に前記上層面よりも0.2mm以上窪んだ中層面を含む第一凹部が設けられ、且つ、前記中層面の中心側に前記中層面よりも0.2mm以上窪んだ下層面を含む第二凹部が設けられたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明のタイヤは、サイド領域に複数のサイドブロックを設けるにあたって、タイヤ周方向に隣り合う2つ以上のショルダーブロックからなるブロック群のタイヤ幅方向外側の位置に1つのサイドブロックが配置されているので、ブロック群およびサイドブロックからなる全体が実質的に大きなブロックとして機能し、これによりブロック耐久性を向上することができる。一方で、ブロック群に含まれるショルダーブロックの側面とサイドブロックの頂面とからなる上層面に第一凹部および第二凹部が設けられて、ブロック群およびサイドブロックからなる実質的なブロックはその中心側に向かって中層面、下層面へと段階的に窪んでいく。この複雑な凹凸形状によって、未舗装路では泥等を効率的に噛み込むことができ、トラクション性能を向上し、優れた悪路走破性能を発揮することができる。このとき、第一凹部および第二凹部は、ブロック群およびサイドブロックからなる実質的なブロックの中心側に向かって段階的に窪む構造を有し、上層面は第一凹部および第二凹部の周囲に確保されるので、第一凹部および第二凹部を設けることによってブロック剛性が低下することを抑制することができ、ブロック耐久性を向上することができる。これらの協働により、ブロック耐久性と悪路走破性能を高度に両立することができる。
【0007】
本発明においては、第一凹部および第二凹部がそれぞれブロック群に含まれるショルダーブロックの側面とサイドブロックの頂面とに跨るように設けられることが好ましい。このとき、上層面を構成するサイドブロックの頂面は、第一凹部のタイヤ周方向両側でショルダーブロックの側面からタイヤ径方向内側に向かって延在する一対の径方向部分と、一対の径方向部分をタイヤ周方向に連結する周方向部分とで構成されることが好ましい。これにより、ブロック群およびサイドブロックからなる実質的なブロックと第一凹部および第二凹部とによって形成される凹凸形状が良好になり、ブロック耐久性と悪路走破性能を両立するには有利になる。
【0008】
本発明においては、ショルダーブロックの踏面からタイヤ幅方向外側の側面に亘って延在する細溝が設けられ、この細溝はタイヤ幅方向外側の端部における溝底が中層面に接続することが好ましい。これにより細溝によるエッジ効果を確保しながら、細溝に起因するブロック剛性の低下を抑制することができ、ブロック耐久性と悪路走破性能を両立するには有利になる。
【0009】
本発明においては、ブロック群に含まれるショルダーブロックどうしの間に配置されたショルダーラグ溝はタイヤ幅方向外側の端部における溝底が下層面に接続することが好ましい。これにより細溝によるエッジ効果を確保しながら、細溝に起因するブロック剛性の低下を抑制することができ、ブロック耐久性と悪路走破性能を両立するには有利になる。
【0010】
本発明においては、第一凹部がタイヤ側面方向から見て多角形状を有することが好ましい。これにより、第一凹部によるエッジ効果を良好に発揮することができ、悪路走破性能を向上するには有利になる。
(【0011】以降は省略されています)
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