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公開番号
2025002786
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103133
出願日
2023-06-23
発明の名称
電子時計
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
G04C
3/00 20060101AFI20241226BHJP(時計)
要約
【課題】照度環境に応じた高精度の針位置検出を、外光を用いて行う。
【解決手段】時計100が、外光を検出する「第1の光検出部」としての針位置検出部5及び「第2の光検出部」としての参考照度検出部6と、「第1の光検出部」としての針位置検出部5が検出する外光の光量を制限する「第1光絞り機構」としての歯車37(歯車の貫通孔371)と、「第2の光検出部」としての参考照度検出部6が検出する外光の光量を制限する機構であって、「第1光絞り機構」とは異なる構造を有する「第2光絞り機構」として、貫通孔25よりも小さい大きさの貫通孔21と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外光を検出する第1の光検出部及び第2の光検出部と、
前記第1の光検出部が検出する外光の光量を制限する第1光絞り機構と、
前記第2の光検出部が検出する外光の光量を制限する機構であって、前記第1光絞り機構とは異なる構造を有する第2光絞り機構と、
を備えることを特徴とする電子時計。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
第1領域に第1の穴が設けられ、第2領域に第3の穴が設けられた板状部材と、
前記板状部材の前記第1領域に対応する位置に配置され、前記第1の穴に入射する外光を通過させる第2の穴を有する第1不透過部材と、
を備え、
前記第1の光検出部は、前記板状部材及び前記第1不透過部材よりも、前記外光の入射方向における下側に配置されて、当該板状部材の第1領域に設けられた第1の穴から入射した外光を検出し、
前記第2の光検出部は、前記板状部材よりも前記外光の入射方向における下側に配置され、当該板状部材の前記第2領域に設けられた前記第3の穴から入射した外光を検出し、
前記第3の穴は、前記第1の穴よりも小さい大きさで形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
【請求項3】
第1領域に第1の穴が設けられ、第2領域に第3の穴が設けられた板状部材と、
前記板状部材の前記第1領域に対応する位置に配置され、前記第1の穴に入射する外光を通過させる第2の穴を有する第1不透過部材と、
前記板状部材の前記第2領域に設けられた前記第3の穴に入射する外光を通過させる第4の穴を有する第2不透過部材と、
を備え、
前記第1の光検出部は、前記板状部材及び前記第1不透過部材よりも、外光の入射方向における下側に配置されて、当該板状部材の第1領域に設けられた第1の穴から入射した外光を検出し、
前記第2の光検出部は、前記板状部材及び前記第2不透過部材よりも、外光の入射方向における下側に配置されて、当該板状部材の第2領域に設けられた第3の穴から入射した外光を検出し、
前記第2の穴の大きさ及び前記第4の穴の大きさは、前記第1の穴及び前記第2の穴から前記第1の光検出部に入射する外光の光量と、前記第3の穴及び第4の穴を通過して前記第2の光検出部に入射する外光の光量と、が略同等となるように形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
【請求項4】
前記第2の光検出部に入射する外光を通過させる前記第3の穴は、前記第1の穴よりも径の小さな複数の穴から構成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子時計。
【請求項5】
少なくとも前記第3の穴は、当該第3の穴の内側面が光の反射を抑えるような色で形成されている、
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子時計。
【請求項6】
前記板状部材は、輪列受け部材である、
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子時計。
【請求項7】
前記第2の光検出部の上側に配置される前記第2不透過部材における前記第4の穴の周囲は肉厚部となっている、
ことを特徴とする請求項3に記載の電子時計。
【請求項8】
前記第2の光検出部は、針を帰零させて所定の時刻位置に針が位置したときに、当該針によって上方を塞がれない位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子時計。
【請求項9】
軸を中心に回転駆動する時針を備え、
前記第2の光検出部は、前記時針における先端部の移動範囲よりも外側に配置されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子時計。
【請求項10】
軸を中心に回転駆動する秒針、分針及び時針を備え、
前記第2の光検出部は、秒針、分針及び時針における尾部の移動範囲よりも外側に配置されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子時計。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子時計に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、指針を回転駆動させて時刻表示等を行う時計において、時計が強磁界の影響を受けたり、強い衝撃が加えられたりした場合等に、指針の駆動系に狂いが生じて、実際の針位置が制御部において認識されている針位置からずれてしまうことがある。
このような針位置のずれを検出するために、例えば、指針を回転駆動させる輪列機構を構成し指針と連動して回転する複数の歯車に、光を透過させる貫通孔を設け、この貫通孔が所定位置で重なった状態を各種受光素子等により検出することで、針位置が特定の時刻位置に配置されていることを確認する針位置検出機能が設けられた時計が知られている。
【0003】
針位置検出は、一般的にLED等、時計等の機器内に設けられた光源からの光を検出することで行われるが、外光(自然光)を用いて針位置検出を行う技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-066054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
外光(自然光)を用いて針位置検出を行う場合、正確な検出結果を得るためには、できるだけ時計の表示面(視認側の面)に対して垂直に入射する光だけを受光素子等の検出手段で検出することが望ましい。また機器内の照度環境を検出して、その検出結果に応じた針位置検出を行うことが好ましく、照度環境の検出もできるだけ垂直に入射する光だけを検出して行われることが望ましい。
しかしながら、特許文献1に記載の時計には、斜めから入射してくる光を防ぐ手段が設けられていない。このため、照度環境に応じた高精度の針位置検出を行うことが難しかった。
【0006】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、照度環境に応じた高精度の針位置検出を、外光を用いて行うことのできる電子時計を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明に係る電子時計は、
外光を検出する第1の光検出部及び第2の光検出部と、
前記第1の光検出部が検出する外光の光量を制限する第1光絞り機構と、
前記第2の光検出部が検出する外光の光量を制限する機構であって、前記第1光絞り機構とは異なる構造を有する第2光絞り機構と、
を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、照度環境に応じた高精度の針位置検出を、外光を用いて行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る時計を模式的に示す正面図である。
針位置検出の透光部が貫通状態となった場合の輪列機構及び板状部材と検出部との関係を模式的に示す要部断面図である。
本実施形態における板状部材と参考照度検出部との関係を模式的に示す要部断面図である。
参考照度検出部の一例を示す要部平面図である。
図4に示す参考照度検出部に対応する貫通孔の一例を示す要部平面図である。
図5に示す貫通孔と図4に示す参考照度検出部との関係を模式的に示す要部断面図である。
針位置検出の貫通孔と同じ大きさの貫通孔が設けられている場合の板状部材と参考照度検出部検出部との関係を模式的に示す要部断面図である。
一変形例における参考照度検出部と板状部材等との関係を模式的に示す要部断面図である。
各針の移動範囲と参考照度検出部との位置関係を示す時計の模式的正面図である。
針(指針)の一変形例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1から図7等を参照して、本発明に係る電子時計(以下の実施形態において、単に「時計100」とする。)の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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