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公開番号2025050507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159339
出願日2023-09-25
発明の名称印刷装置、制御方法、及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類B41J 11/42 20060101AFI20250328BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】テープ状の被印刷媒体をカットして個片化された被印刷媒体が搬送経路上に残留してしまうことを抑制する。
【解決手段】印刷装置(1)は、搬送経路上の被印刷媒体(13)を切断する切断部(800)と、切断部により被印刷媒体を切断して個片化された被印刷媒体を搬送経路の下流側に送り出す排出部(1000、1010)と、排出部により個片化された被印刷媒体を送り出すことが可能な搬送経路上の位置に被印刷媒体があるか否かを検出する検出部(1030、1040)と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
搬送経路上の被印刷媒体を切断する切断部と、
前記切断部により前記被印刷媒体を切断して個片化された被印刷媒体を前記搬送経路の下流側に送り出す排出部と、
前記排出部により前記個片化された被印刷媒体を送り出すことが可能な前記搬送経路上の位置に被印刷媒体があるか否かを検出する検出部と、
を備える印刷装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記排出部は、前記被印刷媒体の印刷面と向かい合う排出ローラと、前記被印刷媒体を挟んで前記排出ローラと向かい合う位置に配置される補助ローラと、を含み、前記切断部により前記被印刷媒体を切断するときに前記排出ローラと前記補助ローラにより前記被印刷媒体を挟持するように構成されており、
前記検出部は、前記搬送経路における、前記排出ローラと前記補助ローラにより前記被印刷媒体を挟持する排出ローラ位置と、前記排出ローラ位置よりも搬送経路上流側の前記切断部により前記被印刷媒体の切断を実施する切断実施位置と、の間に配置されたセンサを含む、
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記検出部は、前記排出ローラ位置で前記排出ローラと前記補助ローラにより前記被印刷媒体を挟持しているときと、挟持していないときとで前記センサの出力が切り替わるように作動する出力切替部材を更に含む、
請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記センサは、光センサであり、
前記出力切替部材は、前記被印刷媒体を挟持しているときと挟持していないときのいずれか一方であるときに前記光センサの光路を遮断する位置に移動し、いずれか他方であるときに前記光センサの光路を開放する位置に移動するように前記排出部の支持体に支持されている、
請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記補助ローラは、前記切断部における前記被印刷媒体を切断するカッターを含む切断機構と、前記カッターによる前記被印刷媒体の切断が開始される前に前記排出ローラとともに前記被印刷媒体を挟持するように連結されている、
請求項2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記検出部により前記被印刷媒体があると検出された場合に、前記切断部による前記被印刷媒体の切断を実施し、前記被印刷媒体がないと検出された場合には、前記切断部による前記被印刷媒体の切断を実施しないように前記切断部の動作を制御する制御部、
を更に備える請求項1に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記切断部は、搬送経路における第1の位置で被印刷媒体の全体を切断して個片化する第1のカッターと、搬送経路における第2の位置で被印刷媒体が個片化されないように切断する第2のカッターとを含み、
前記制御部は、前記第1のカッターにより前記被印刷媒体を切断する前に、前記検出部による検出結果を取得する
請求項6に記載の印刷装置。
【請求項8】
搬送経路上の被印刷媒体を切断する切断部と、前記切断部により前記被印刷媒体を切断して個片化された被印刷媒体を前記搬送経路の下流側に送り出す排出部と、を備える印刷装置が、
検出部によって、前記排出部により前記個片化された被印刷媒体を送り出すことが可能な前記搬送経路上の位置に被印刷媒体があるか否かを検出する
処理を実行する制御方法。
【請求項9】
搬送経路上の被印刷媒体を切断する切断部と、前記切断部により前記被印刷媒体を切断して個片化された被印刷媒体を前記搬送経路の下流側に送り出す排出部と、を備える印刷装置に、
検出部によって、前記排出部により前記個片化された被印刷媒体を送り出すことが可能な前記搬送経路上の位置に被印刷媒体があるか否かを検出する
処理を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置、制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
被印刷媒体に印刷を行う印刷装置には、印刷データに基づいて印刷(印字)された被印刷媒体を装置外部に排出するための排出ローラを備えたものがある(例えば、特許文献1を参照)。このような排出ローラは、例えば、テープ状の被印刷媒体に印刷する印刷部と、被印刷媒体をカットするカッターと、を備えた印刷装置に設けられることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-196536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した印刷装置では、カッターにより被印刷媒体をカットしたときに、個片化された被印刷媒体を排出ローラにより搬送経路下流側に送り出すことができず、個片化された被印刷媒体が搬送経路上に残留してしまうことがある。
【0005】
本発明は、テープ状の被印刷媒体をカットして個片化された被印刷媒体が搬送経路上に残留してしまうことを抑制することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る印刷装置は、搬送経路上の被印刷媒体を切断する切断部と、前記切断部により前記被印刷媒体を切断して個片化された被印刷媒体を前記搬送経路の下流側に送り出す排出部と、前記排出部により前記個片化された被印刷媒体を送り出すことが可能な前記搬送経路上の位置に被印刷媒体があるか否かを検出する検出部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上記の態様によれば、テープ状の被印刷媒体をカットして個片化された被印刷媒体が搬送経路上に残留してしまうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る印刷装置の外観構成の例を示す平面図である。
図1の印刷装置における蓋を開いた状態の部分平面図である。
第1の実施の形態に係る印刷装置における被印刷媒体の搬送経路の例を説明する図である。
第1の実施の形態に係る印刷装置における被印刷媒体の検出方法の例を説明する図である。
被印刷媒体の検出に利用するセンサの例を説明する図である。
第1の実施の形態に係る印刷装置における切断機構及び排出機構の構成例を説明する斜視図である。
切断機構及び排出機構の初期位置を説明する図である。
被印刷媒体を検出するときの切断機構及び排出機構の状態を例示する図である。
フルカット完了時の切断機構及び排出機構の状態を例示する図である。
排出ローラ及び補助ローラの構成例を説明する図である。
第1の実施の形態に係る印刷装置の機能構成例を説明するブロック図である。
第1の実施の形態に係る印刷装置が行う切断制御処理の例を説明するフローチャートである。
第2の実施の形態に係る印刷装置における被印刷媒体の搬送経路の例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下の説明では、本発明に係る印刷装置の一例として、テープ状の被印刷媒体に感熱方式による印刷を行い、かつカッターにより被印刷媒体をカットすることが可能な、ラベルプリンタ等と呼ばれる印刷装置を挙げる。例示する印刷装置及び類似する印刷装置における既知の構成、機能、及び動作等に関する詳細な説明は省略する。
【0010】
参照する図面のいくつかにおけるX軸、Y軸、及びZ軸は、例示する切断機構、排出機構等における平面や方向を定義する目的で示されている。X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交し、右手系を成している。参照する図面では、便宜上、X軸の正の方向を被印刷媒体の順送方向とし、Y軸の方向を被印刷媒体の幅方向とし、Z軸の方向を被印刷媒体の厚さ方向としている。順送方向は、搬送経路上の被印刷媒体を搬送経路下流側に搬送する方向とする。
(【0011】以降は省略されています)

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