TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025050564
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159428
出願日2023-09-25
発明の名称電子機器
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類G10H 1/32 20060101AFI20250328BHJP(楽器;音響)
要約【課題】音響効果を高めることが可能な電子機器を提供する。
【解決手段】電子鍵盤楽器は、本体ケース30と、本体ケース30の右側に設けられ、主たる放音方向が互いに異なる複数の放音部材を有する右側ツイータ対60と、本体ケース30の左側に設けられ、主たる放音方向が互いに異なる複数の放音部材を有する左側ツイータ対60と、備える。右側ツイータ対60及び左側ツイータ対60の各々について、一対のツイータ60間で音の干渉が発生することが抑制され、各ツイータ60から放たれた音が演奏者に効果的に届くようにすることができる。このため、電子鍵盤楽器の音響効果を高めることができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体の左右方向における一方の側に設けられ、主たる放音方向が互いに異なる複数の放音部材を有する第1放音部と、
前記筐体の左右方向における他方の側に設けられ、主たる放音方向が互いに異なる複数の放音部材を有する第2放音部と、
を備える、
電子機器。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1放音部及び前記第2放音部の少なくとも一方の前記複数の放音部材の各々は、それぞれの主たる放音方向が前記左右方向に対して互いに異なる角度をなして設けられている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記第1放音部の前記複数の放音部材は一対の放音部材であり、
前記第2放音部の前記複数の放音部材は一対の放音部材であり、
前記第1放音部及び前記第2放音部の少なくとも一方の前記一対の放音部材の各々は、一方の放音部材の主たる放音方向が前記左右方向において前記筐体の中央側に向けられるように設けられ、他方の放音部材の主たる放音方向が前記左右方向において前記筐体の外側に向けられるように設けられている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記第1放音部の前記複数の放音部材は一対の放音部材であり、
前記第2放音部の前記複数の放音部材は一対の放音部材であり、
前記第1放音部及び前記第2放音部の少なくとも一方の前記一対の放音部材の各々は、前記左右方向において一方の放音部材の主たる放音方向と他方の放音部材の主たる放音方向のなす角度が90°より小さく60°より大きい角度をなすように設けられている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記第1放音部及び前記第2放音部の少なくとも一方の前記複数の放音部材の各々は、上下方向において上方側に傾いた形で設けられている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記第1放音部の前記複数の放音部材は一対の放音部材であり、
前記第2放音部の前記複数の放音部材は一対の放音部材であり、
前記第1放音部及び前記第2放音部の少なくとも一方の前記一対の放音部材の各々は、上下方向において放音方向が前記筐体の前後方向に対してなす角度が10°~30°の範囲内となるように上方側に傾いた形で設けられている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第1放音部及び前記第2放音部の少なくとも一方より低音域の音を放出する第3放音部をさらに備える、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第3放音部は、前記左右方向の一方側に設けられた一対の放音部材と、前記筐体内において前記左右方向の他方側に設けられた一対の放音部材と、を含む、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
前記第1放音部の前記複数の放音部材は一対の放音部材であり、
前記第2放音部の前記複数の放音部材は一対の放音部材であり、
前記第1放音部及び前記第2放音部の少なくとも一方の前記一対の放音部材間の前記左右方向における間隔は、前記左右方向の一方側に設けられた前記一対の放音部材間の前記左右方向の間隔及び前記左右方向の他方側に設けられた前記一対の放音部材間の前記左右方向の間隔の少なくとも一方よりも小さい、
請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記第1放音部及び前記第2放音部の一方は、上面視して、前記左右方向の一方側に設けられた前記一対の放音部材の一方の位置と他方の位置との間に位置し、
前記第1放音部及び前記第2放音部の他方は、上面視して、前記左右方向の他方側に設けられた前記一対の放音部材の一方の位置と他方の位置との間に位置している、
請求項8に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複数のスピーカが設けられた電子機器が知られている。例えば特許文献1には、高音域用のメインスピーカと、中低音域のメインスピーカを備える電子鍵盤楽器が開示されている。この電気鍵盤楽器では、高音域用のメインスピーカと中低音域のメインスピーカが左右方向に並列した形で設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
平9-212167号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子機器では、スピーカから放たれる音の範囲を広げて音響効果を高めるため、メインスピーカとは別にサブスピーカを配置したい場合がある。しかしながら、電子鍵盤楽器の内部にサブスピーカを複数設けると、音の発生個所がばらつき、音響効果を十分に高めることができない虞があった。
【0005】
本発明は、音響効果を高めることが可能な電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子機器は、筐体と、前記筐体の左右方向における一方の側に設けられ、主たる放音方向が互いに異なる複数の放音部材を有する第1放音部と、前記筐体の左右方向における他方の側に設けられ、主たる放音方向が互いに異なる複数の放音部材を有する第2放音部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、音響効果を高めることが可能な電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る電子鍵盤楽器を前方側から見た全体斜視図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の本体部の断面図であって、図1におけるII-II断面の断面図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の前方側天板、覆い板、有孔部材、及びツイータ対を下側から見た下面図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の本体部において、前方側天板、後方側天板、及び覆い板を外した状態の上面図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の一方側のツイータ対とその近傍を後方側且つ下方側から見た斜視図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の本体部の断面を側方向から見た図であって、図4におけるVI-VI断面の断面図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の一方側のツイータ対を上方から見た上面図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の一方側のツイータ対を右方向斜め前側から見た側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に示す電子鍵盤楽器(電子機器)1は、本体部10と、脚部100とを備えている。図1に示すように、本体部10は、白鍵22W及び黒鍵22Bからなる複数の鍵22を有し、打鍵部分が露出して設けられた鍵盤(操作子)20と、鍵盤20を囲んで保持する本体ケース(筐体)30とを備えている。脚部100は、一対の側板部材110と、ペダルフレーム120と、ペダル装置130とを備えている。なお、以下では、鍵盤20の複数の鍵22の配列方向を左右方向(図1の左側を左方向とする)とし、各鍵22の延在方向を前後方向(図1手前側を前方向とする)とし、電子鍵盤楽器1の上下方向を上下方向(図1の上側を上方向とする)として説明する。
【0010】
図1に示すように、一対の側板部材110は、両板面を左右方向に向けた姿勢で、電子鍵盤楽器1の左右両側で設置面上に立設される板状部材であり、本体部10又は本体ケース30を支持する。ペダルフレーム120は、各側板部材110の下側で各側板部材110の間を接続する。ペダル装置130は、ペダルフレーム120の左右方向略中央部に設けられている。電子鍵盤楽器1では、外部に露出する本体部10の本体ケース30、及び脚部100の各側板部材110がそれぞれ木製又は表面が木目調の部材とされており、質感に特徴を持たせている。以下、本体部10の構成について詳しく説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

カシオ計算機株式会社
演奏情報取得装置、演奏情報取得方法、及び、プログラム
2日前
株式会社SOU
保護具
5日前
三井化学株式会社
防音構造体
今日
三井化学株式会社
遮音構造体
6日前
東レ・セラニーズ株式会社
混繊不織布
5日前
株式会社エクシング
カラオケシステム
14日前
スマートライフサプライ合同会社
楽器スタンド
5日前
ヤマハ株式会社
楽器用響板および弦楽器
23日前
株式会社ルミカ
カード型保安用品
14日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両の制御装置
14日前
リオン株式会社
雑音抑制処理方法及び聴取装置
16日前
横浜ゴム株式会社
多層空洞音響材
13日前
中強光電股ふん有限公司
電子システム及びその制御方法
5日前
株式会社第一興商
カラオケ装置
1日前
ヤマハ株式会社
ギターのボディ構造体およびギター
23日前
ヤマハ株式会社
板材、楽器及び弦楽器
21日前
ドリックス株式会社
消音パネル
2日前
カシオ計算機株式会社
電子機器
5日前
本田技研工業株式会社
車載音響制御装置
23日前
株式会社JVCケンウッド
聴音装置、聴音方法及びプログラム
5日前
株式会社第一興商
カラオケシステム
15日前
本田技研工業株式会社
能動型騒音低減装置
23日前
アルプスアルパイン株式会社
能動騒音制御システム
14日前
カシオ計算機株式会社
電子鍵盤楽器
5日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
5日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
5日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
5日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
5日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
5日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
5日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
今日
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
続きを見る