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公開番号2025106789
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024181483
出願日2024-10-17
発明の名称カット装置、カット判断方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B26D 5/00 20060101AFI20250709BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】カットデータに合わせたカットを行う前に、カッター刃がカット対象物を充分に突き刺した状態でカット可能であるか否かを判断することである。
【解決手段】カット装置は、シート32、カッター刃174、載置台31、電圧検知部、制御部を備える。シート32は、紙60を載置し、シート導電部を有する。カッター刃174は、紙60をカットする。載置台31は、シート導電部に電気的に接続可能な本体導電部を有し、シート32が載置される。電圧検知部は、本体導電部に生じる電圧を検知する。制御部は、導電部312に重なる位置でカッター刃174にカット動作を行わせ、カット動作中に電圧検知部により検知された電圧に基づいて、カッター刃174が紙60をカット可能か否かを判断する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シート導電部を有し、カット対象物が載置されるシートと、
前記カット対象物をカットするためのカッター刃と、
前記シート導電部に電気的に接続可能な本体導電部を有し、前記シートが載置される載置台と、
前記本体導電部に生じる電圧を検知する電圧検知部と、
前記本体導電部に重なる位置で前記カッター刃にカット動作を行わせ、前記カット動作中に前記電圧検知部により検知された電圧に基づいて、前記カッター刃が前記カット対象物をカット可能か否かを判断する制御部と、
を備えることを特徴とするカット装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記カッター刃は、接地され、
前記本体導電部は、電源電圧が印加され、
前記制御部は、
前記カット動作中に前記電圧検知部により検知された電圧が接地電位である場合に、前記カッター刃が前記カット対象物をカット可能と判断し、
前記カット動作中に前記電圧検知部により検知された電圧が前記電源電圧である場合に、前記カッター刃が前記カット対象物をカット可能でないと判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載のカット装置。
【請求項3】
前記制御部は、ユーザにより入力設定されたカット形状の少なくとも一部が前記本体導電部に重なる場合には、ユーザが意図する形状とは異なる形状にカットしてしまう可能性があることを報知する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカット装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記カッター刃が前記カット対象物をカット可能でないと判断する場合に、当該カッター刃が当該カット対象物をカット可能でないことを報知する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカット装置。
【請求項5】
シート導電部を有し、カット対象物が載置されるシートと、
前記カット対象物をカットするためのカッター刃と、
前記シート導電部に電気的に接続可能な本体導電部を有し、前記シートが載置される載置台と、
前記本体導電部に生じる電圧を検知する電圧検知部と、
を備えたカット装置が実行するカット判断方法であって、
前記本体導電部に重なる位置で前記カッター刃にカット動作を行わせ、前記カット動作中に前記電圧検知部により検知された電圧に基づいて、前記カッター刃が前記カット対象物をカット可能か否かを判断する制御処理、
を含むことを特徴とするカット判断方法。
【請求項6】
シート導電部を有し、カット対象物が載置されるシートと、
前記カット対象物をカットするためのカッター刃と、
前記シート導電部に電気的に接続可能な本体導電部を有し、前記シートが載置される載置台と、
前記本体導電部に生じる電圧を検知する電圧検知部と、
を備えたカット装置のコンピュータを、
前記本体導電部に重なる位置で前記カッター刃にカット動作を行わせ、前記カット動作中に前記電圧検知部により検知された電圧に基づいて、前記カッター刃が前記カット対象物をカット可能か否かを判断する制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カット装置、カット判断方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、カット対象物をカットするカット装置が知られている。例えば、カッター刃を有し、まずカッター刃がカット対象物としてのシート状の媒体を突き刺して貫通させたのち、その貫通部分からカットを開始する媒体切断装置が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-74854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、媒体の厚みが厚い場合や媒体の硬さが硬い場合には、カッター刃が媒体を充分に突き刺すことができないところ、上記従来の媒体切断装置は、カッター刃が媒体を充分に突き刺せているか否かを判断できず、カッター刃が媒体を充分に突き刺せていないにもかかわらず切断動作を最後まで実行してしまい無駄な時間を消費してしまうおそれがあった。
【0005】
本発明の課題は、カットデータに合わせたカットを行う前に、カッター刃がカット対象物を充分に突き刺した状態でカット可能か否かを判断できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決のために、本発明のカット装置は、シート導電部を有し、カット対象物が載置されるシートと、前記カット対象物をカットするためのカッター刃と、前記シート導電部に電気的に接続可能な本体導電部を有し、前記シートが載置される載置台と、前記本体導電部に生じる電圧を検知する電圧検知部と、前記本体導電部に重なる位置で前記カッター刃にカット動作を行わせ、前記カット動作中に前記電圧検知部により検知された電圧に基づいて、前記カッター刃が前記カット対象物をカット可能か否かを判断する制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、カットデータに合わせたカットを行う前に、カッター刃がカット対象物を充分に突き刺した状態でカット可能か否かを判断できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態のカット装置及びPCを示すブロック図である。
カット装置の機能構成を示すブロック図である。
紙が貼り付けられたシートが載置された載置台を示す斜視図である。
シート及び載置台を示す分解斜視図である。
カット処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
【0010】
まず、図1~図4を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に示すように、カット装置10は、カット対象物としての矩形などの平面状の媒体を、ユーザの意図した平面形状にカット(カッティング)する装置である。媒体の厚みが厚い場合や媒体の硬さが硬い場合には、カッター刃が媒体を充分に突き刺すことができないおそれがある。カット装置10は、事前確認のため、カッター刃が媒体を突き刺す(貫通させる)ことを試行して、充分に突き刺せているか否かを判断する。カット装置10は、充分に突き刺せている場合に、上記ユーザの意図した平面形状に媒体をカットしてカット生成品を生成する。これにより、カッター刃が媒体を充分に突き刺せていないにもかかわらずカット動作を最後まで実行してしまい無駄な時間を消費してしまうことを防ぐ。本実施の形態において、媒体として、A4などの用紙である紙60(図3)を用いる例を説明するが、これに限定されるものではない。媒体としては、樹脂などのシート、シール、皮など、カッター刃でカット可能な他の媒体でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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