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公開番号2024179366
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098155
出願日2023-06-14
発明の名称ナイフ
出願人有限会社カルチエ
代理人
主分類B26B 1/02 20060101AFI20241219BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】柑橘の果皮を、刃でじょう嚢を傷付け果汁が流れ出たり周囲に飛び散ることなく切り開き果肉を取り出すことが可能で、洗浄して衛生的に使用可能な構成のナイフを提供する。
【解決手段】本発明のナイフは、片側に円弧状の刃を有する刀部と、前記刀部と接合させた柄部とを備え、前記刀部は先端側に優弧、柄側に劣弧を配置するとともに、前記刀部の軸と前記柄部の軸とが直線状に接続されていないことを特徴とするナイフで、刀部の先端は刃でない曲線に形成されており、柄部に指の力を加えるための凹部が備えられ、前記柄部に刀部を折り曲げて収納可能なスペースを設けてある。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
片側に円弧状の刃を有する刀部と、前記刀部と接合させた柄部とを備え、前記刀部は先端側に優弧、柄側に劣弧を配置するとともに、前記刀部の軸と前記柄部の軸とが直線状に接続されていないことを特徴とするナイフ。
続きを表示（約 98 文字）【請求項２】
前記刀部の先端は曲線で構成されており、前記柄部に指の力を加えるための凹部が備えられ、前記柄部に前記刀部を折り曲げて収納可能なスペースを設けた請求項１に記載のナイフ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、柑橘類の果皮を取り除くナイフに関するものである。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
柑橘類で外果皮が手指で取り除き易く、じょう嚢（内果皮）ごと砂じょう（果肉）を食べられる温州みかん以外の多くの柑橘類は外果皮が硬くじょう嚢も開くべき果芯付近の繊維が構成的に非常に強いので切り開くのに刃物を用いる。
【０００３】
柑橘の皮剥き具として、尖った鈎型の刃などで外果皮に筋状の切れ目を付けて、手指で中果皮（網の目のような白い筋の維管束）共に剥ぎ取りじょう嚢を取り出し、該じょう嚢の果芯の際を切り開き砂じょう（果肉）を食するのだが、前記刃は刃物用素材製であっても数回の使用で刃の切れ味が鈍り、該刃は一般家庭の砥ぎ具で砥ぐことが出来ない形状で、切れない刃で前記外果皮とじょう嚢を力に任せて切り開くことになり、果肉を傷付け果汁が流れ出たり飛び散り周囲までを汚すという不十分なものであった。
【０００４】
例えば、特許文献１の提案する複雑な構造の器具を果汁が飛び散る作業に用いると該器具の内部の洗浄が困難で衛生的にも不適当であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１０－５７８７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、上記問題を適切に解決するナイフを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、上記課題を解決するために、以下に記載の１）～２）の手段よりなる。すなわち、
１）片側に円弧状の刃を有する刀部と、前記刀部と接合させた柄部とを備え、前記刀部は先端側に優弧、柄側に劣弧を配置するとともに、前記刀部の軸と前記柄部の軸とが直線状に接続されていないことを特徴とするナイフ。
２）前記刀部の先端は曲線で形成されており、前記柄部に指の力を加えるための凹部が備えられ、前記柄部に前記刀部を折り曲げて収納可能なスペースを設けた１）に記載のナイフ。
【発明の効果】
【０００８】
本発明のナイフは、片側に円弧状の刃を有する刀部と、前記刀部と接合させた柄部とを備え、前記刀部は先端側に優弧、柄側に劣弧を配置するとともに、前記刀部の軸と前記柄部の軸とが直線状に接続されていないことを特徴とするナイフで、前記刀部の先端は刃でない曲線に形成されており、前記柄部に指の力を加えるための凹部が備えられ、刀部を折り曲げて収納可能なスペースを設けてある。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１はナイフの構成を示した説明図である。
図２は柑橘の断面より内部構造を示した説明図である。
図３は外果皮と中果皮の厚さを目視可能な柑橘と、柑橘から切り取ったへたとその周囲の上果皮を示した斜視図である。
図４はナイフを右手に持った斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【００１０】
本発明のナイフ（１）は、片側に円弧状の刃（４）を有する刀部（３）と、前記刀部と接合させた柄部（２）とを備え、前記刃（４）は円弧の一部で該円弧の頂点（６）から刃の先端までの距離は優弧（７）、刃の付根までは劣弧（８）で距離が異なる。
前記刃部の先端より１０ｍｍは刃でない曲線（５）で構成されていて柑橘の切り口の拡開を補うものとする。
（【００１１】以降は省略されています）

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