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公開番号2024168867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085888
出願日2023-05-25
発明の名称打抜き部受支装置
出願人大創株式会社
代理人個人
主分類B26D 7/18 20060101AFI20241128BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】必要な打抜きストロークが大きくなる場合であっても、打抜き部を抜き屑として確実に除去することができる打抜き部受支装置を提供する。
【解決手段】受け部20を有する受支体11と、受け部20の位置が第一段位置から第二段位置及び第三段位置を経て第三段位置よりも下方位置へと変化し得るように受支体11を回動可能に支持する支持体12と、受支体11に装着される可動被吸着片25と、支持体12に配設される磁石体13とを備え、受支体11は、可動被吸着片25を介して磁石体13と吸着可能な被吸着部11bを含み、可動被吸着片25は、磁石体13に吸着された状態で受支体11の回動方向に相対変位可能であるとともに、磁石体13に吸着された状態で受支体11の回動方向に傾動可能であり、受け部20の位置が第三段位置よりも下方へと変化したときに磁石体13から可動被吸着片25が引き離されるように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シート材における、上型によって打ち抜かれる打抜き部を抜き屑として除去可能に受支する打抜き部受支装置であって、
前記打抜き部を受ける受け部を有する受支体と、
前記受け部の位置が第一段位置から当該第一段位置よりも下方の第二段位置及び当該第二段位置よりも下方の第三段位置を経て当該第三段位置よりも下方位置へと変化し得るように前記受支体を回動可能に支持する支持体と、
前記受支体に装着される可動被吸着片と、
前記可動被吸着片と吸着可能に前記支持体に配設される磁石体と、
を備え、
前記受支体は、前記受け部の位置が前記第一段位置であるときに、前記可動被吸着片を介して前記磁石体と吸着可能な被吸着部を含み、
前記可動被吸着片は、前記受け部の位置が前記第一段位置から前記第二段位置へと変化するときに、前記磁石体に吸着された状態で前記受支体に対し当該受支体の回動方向に相対変位可能であるとともに、前記受け部の位置が前記第二段位置から前記第三段位置へと変化するときに、前記磁石体に吸着された状態で前記受支体の回動方向に傾動可能であり、
前記受け部の位置が前記第三段位置よりも下方へと変化したときに前記磁石体から前記可動被吸着片が引き離されるように構成される打抜き部受支装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記受け部の位置が前記第一段位置であるときにおける前記受支体の上部が前記支持体に回動可能に支持され、
前記受け部の位置が前記第一段位置であるときにおける前記受支体の下部に前記可動被吸着片が配設される請求項1に記載の打抜き部受支装置。
【請求項3】
前記受支体の上部に錘部が形成される請求項2に記載の打抜き部受支装置。
【請求項4】
前記受け部は、
前記第一段位置において水平方向に延在する水平受け面部と、
前記第一段位置において前記受支体の回動中心に近づくように水平下向きに傾斜して延在するとともに、前記第二段位置において水平姿勢となり、且つ前記第三段位置において前記受支体の回動中心から離れるように水平下向きに傾斜する姿勢となる傾斜受け面部と、
を有する請求項1~3の何れか一項に記載の打抜き部受支装置。
【請求項5】
前記受支体は、
前記受け部の位置が前記第一段位置であるときにおいて、前記可動被吸着片の一端側に対し所定の隙間をあけて形成される第一係止爪部と、前記可動被吸着片の他端側に対し所定の隙間をあけて形成される第二係止爪部とを有し、
前記受け部の位置が前記第二段位置であるときにおいて、前記可動被吸着片の一端側が前記第一係止爪部に係合され、
前記受け部の位置が前記第三段位置であるときにおいて、さらに前記可動被吸着片の他端側が前記第二係止爪部に係合されるように構成される請求項1~3の何れか一項に記載の打抜き部受支装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート材における、上型によって打ち抜かれる打抜き部を抜き屑として除去可能に受支する打抜き部受支装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
箱体の展開形態であるシート状のブランクを製作する際において、突き押し片を具備する上型と、打抜き部を抜き屑として除去可能に受支する打抜き部受支装置を具備する下型との協働により、型打抜きされたシート材における打抜き部を打ち抜いて抜き屑として除去することが行われている(特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1には、打抜き部を受支する可動体と、可動体を移動可能に支持する支持体とを備え、支持体に固定された支持体側磁石の磁力により、可動体に装着された2枚の鉄板(固定磁性体、傾動磁性体)を介して可動体を吸着保持するように構成される打抜き部受支装置が開示されている。
【0004】
特許文献1に開示された打抜き部受支装置においては、突き押し片と可動体とによって打抜き部が挟まれた状態で、可動体が突き押し片によって押し下げられると、固定磁性体に対し傾動磁性体が開放され、次いで、支持体側磁石に対し傾動磁性体が開放され、可動体が2段階で下降される。このように、可動体が2段階で下降されることにより、型打抜きされたシート材におけるブランクと打抜き部とを繋ぎ止めている繋ぎ部を引き千切り、その後、打抜き部を抜き屑として除去することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7070962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、シート材の厚みや材質等によっては、シート材における、上型(突き押し片)によって打ち抜かれる打抜き部を抜き屑として除去するのに必要な打抜きストロークが大きくなる場合がある。この場合、可動体が2段階で下降される上記の打抜き部受支装置では、打抜き部が突き押し片と可動体とによって挟まれた状態で押し下げられる動作が十分に行われず、所要箇所に設けられた繋ぎ部の一部が引き千切られずに、打抜き部がシート材に残留してしまう虞があり、改善の余地があった。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、シート材における、上型によって打ち抜かれる打抜き部を抜き屑として除去するのに必要な打抜きストロークが大きくなる場合であっても、打抜き部を抜き屑として確実に除去することができる打抜き部受支装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明に係る打抜き部受支装置の特徴構成は、
シート材における、上型によって打ち抜かれる打抜き部を抜き屑として除去可能に受支する打抜き部受支装置であって、
前記打抜き部を受ける受け部を有する受支体と、
前記受け部の位置が第一段位置から当該第一段位置よりも下方の第二段位置及び当該第二段位置よりも下方の第三段位置を経て当該第三段位置よりも下方位置へと変化し得るように前記受支体を回動可能に支持する支持体と、
前記受支体に装着される可動被吸着片と、
前記可動被吸着片と吸着可能に前記支持体に配設される磁石体と、
を備え、
前記受支体は、前記受け部の位置が前記第一段位置であるときに、前記可動被吸着片を介して前記磁石体と吸着可能な被吸着部を含み、
前記可動被吸着片は、前記受け部の位置が前記第一段位置から前記第二段位置へと変化するときに、前記磁石体に吸着された状態で前記受支体に対し当該受支体の回動方向に相対変位可能であるとともに、前記受け部の位置が前記第二段位置から前記第三段位置へと変化するときに、前記磁石体に吸着された状態で前記受支体の回動方向に傾動可能であり、
前記受け部の位置が前記第三段位置よりも下方へと変化したときに前記磁石体から前記可動被吸着片が引き離されるように構成されることにある。
【0009】
本構成の打抜き部受支装置によれば、打抜き部を受ける受け部がその打抜き部を介して上型により相対的に押し下げられて、受け部の位置が第一段位置から第二段位置に変化するように受支体が回動する間においては、受支体に装着された可動被吸着片が、支持体に配設された磁石体に吸着された状態で、受支体に対し当該受支体の回動方向に相対変位する。さらに、受け部が打抜き部を介して上型により相対的に押し下げられて、受け部の位置が第二段位置から第三段位置に変化するように受支体が回動する間においては、受支体に装着された可動被吸着片が、支持体に配設された磁石体に吸着された状態で、受支体の回動方向に傾動する。受支体に対し当該受支体の回動方向に可動被吸着片が相対変位するときには、相対変位する前の状態に戻そうとする磁力が、受支体における被吸着部と可動被吸着片との間に作用する。受支体の回動方向に可動被吸着片が傾動するときには、傾動する前の状態に戻そうとする磁力が、受支体における被吸着部と可動被吸着片との間に作用する。これらの磁力は何れも、受け部を押し上げる方向に受支体を付勢する。こうして、打抜き部が上型によって打ち抜かれる際、上型から打抜き部を介して受け部に作用する押圧力に対抗する反力が確保される。このようにして、上型からの押圧力に対抗する反力が確保され、且つ打抜き部が上型と受け部とに挟まれた状態で、打抜き部が第一段位置から第二段位置に、続いて第二段位置から第三段位置に受け部と共に押し下げられる。そして、受け部の位置が第三段位置よりも下方へと変化するように受支体が回動し、磁石体から可動被吸着片が引き離されると、急速に磁力による吸着力が失われるので、受支体の回動がある回動角度範囲を過ぎると、受け部による抜き屑を受支する作用力が消滅し、その結果、抜き屑は落下して除去される。こうして、受け部を3段階で下降させることにより、シート材における、上型によって打ち抜かれる打抜き部を抜き屑として除去するのに必要な打抜きストロークが大きくなる場合であっても、打抜き部に対し打抜き力を確実に作用させることができ、打抜き前において打抜き部をその周りのシート材部分に繋ぎ止めている所要の繋ぎ部を確実に引き千切ることができ、その後、打抜き部を抜き屑として確実に除去することができる。
【0010】
本発明に係る打抜き部受支装置において、
前記受け部の位置が前記第一段位置であるときにおける前記受支体の上部が前記支持体に回動可能に支持され、
前記受け部の位置が前記第一段位置であるときにおける前記受支体の下部に前記可動被吸着片が配設されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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