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公開番号2025102138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219396
出願日2023-12-26
発明の名称
出願人やおき工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B26B 13/20 20060101AFI20250701BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】鋏本体を流用しつつも使用者にとっての使い勝手を好適に向上させること。
【解決手段】鋏は、一対の刃身、一対の刃身を互いに開閉可能に連結する連結軸、及び一対の刃身の基端に設けられ、使用者の手指が挿通可能な挿通孔24,34をそれぞれ有する一対の柄部20,30を備える鋏本体と、一対の柄部20,30の双方の挿通孔24,34の内周面に着脱自在に構成され、挿通孔24,34の大きさを調整する第1アタッチメント40,60とを備える。第1アタッチメント40が取り付けられる第1柄部20のうち、一対の刃身が閉じられた状態において第2柄部30と隣り合う部分を隣接部25とするとき、第1アタッチメント40は、挿通孔24の内周面のうち隣接部25側の部分を除いた部分に設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
一対の刃身、一対の前記刃身を互いに開閉可能に連結する連結軸、及び一対の前記刃身の基端に設けられ、使用者の手指が挿通可能な挿通孔をそれぞれ有する一対の柄部を備える鋏本体と、
一対の前記柄部の少なくとも一方の前記挿通孔の内周面に着脱自在に構成され、前記挿通孔の大きさを調整するアタッチメントと、を備え、
前記アタッチメントが取り付けられる一方の前記柄部のうち、一対の前記刃身が閉じられた状態において他方の前記柄部と隣り合う部分を隣接部とするとき、
前記アタッチメントは、前記内周面のうち前記隣接部側の部分を除いた部分に設けられる、
鋏。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記アタッチメントは、弾性材料により形成されている、
請求項1に記載の鋏。
【請求項3】
前記柄部は、
貫通孔を有する柄部本体と、
前記挿通孔を有し、前記貫通孔の内周面を覆うように設けられる環状部材と、を含み、
前記アタッチメントは、前記環状部材に着脱自在に構成されている、
請求項2に記載の鋏。
【請求項4】
前記アタッチメントを第1アタッチメントとするとき、
前記第1アタッチメントの内周面に着脱自在に取り付けられ、前記挿通孔の大きさを調整する第2アタッチメントを備える、
請求項2または請求項3に記載の鋏。
【請求項5】
前記挿通孔の内周面には、前記挿通孔の周方向に沿って延在する嵌合部が設けられており、
前記アタッチメントの外周面には、前記嵌合部に沿って延在するとともに前記嵌合部に嵌合する嵌合溝が設けられており、
請求項2に記載の鋏。
【請求項6】
前記嵌合部を第1嵌合部とし、前記嵌合溝を第1嵌合溝とするとき、
前記第1嵌合部には、前記挿通孔の周方向に沿って延在する第2嵌合部が設けられており、
前記第1嵌合溝には、前記第2嵌合部に沿って延在するとともに前記第2嵌合部に嵌合する第2嵌合溝が設けられており、
請求項5に記載の鋏。
【請求項7】
一対の刃身、前記一対の刃身を互いに開閉可能に連結する連結軸、及び一対の前記刃身の基端に設けられ、貫通孔をそれぞれ有する一対の柄部を備える鋏本体と、
使用者の手指が挿通可能な挿通孔を有し、一対の前記柄部の少なくとも一方の前記貫通孔の内周面に着脱自在に構成される環状のアタッチメントと、を備え、
前記アタッチメントが取り付けられる一方の前記柄部のうち、一対の前記刃身が閉じられた状態において他方の前記柄部と隣り合う部分を隣接部とするとき、
前記挿通孔の中心は、前記アタッチメントが装着される前記貫通孔の中心よりも前記隣接部に近い位置に設けられている、
鋏。
【請求項8】
前記アタッチメントを第1アタッチメントとするとともに前記挿通孔を第1挿通孔とするとき、
使用者の手指が挿通可能な第2挿通孔を有し、前記第1挿通孔の内周面に着脱自在に構成される環状の第2アタッチメントを備え、
前記第2挿通孔の中心は、前記第2アタッチメントが装着される前記貫通孔の中心よりも前記隣接部に近い位置に設けられている、
請求項7に記載の鋏。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋏に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鋏柄部用のアタッチメントを備えた鋏が記載されている。
特許文献1に記載の鋏は、貫通孔をそれぞれ有する一対の柄部と、貫通孔に対して着脱自在に設けられる環状のアタッチメントとを備えている。
【0003】
特許文献1には、鋏の長手方向に対して長い長円状の貫通孔が記載されている。この場合、アタッチメントは、貫通孔の内周面に沿った形状の外周面を有する長円環状であり、使用者の手指が挿入される挿入孔を有している。柄部の貫通孔には、挿入孔の形状が互いに同一であり、且つ挿入孔の大きさが互いに異なる3つのアタッチメントから1つが選択されて装着される。3つのアタッチメントの各々の中心は、貫通孔の中心と同一である。
【0004】
また特許文献1には、鋏の長手方向に対して長い半円状の貫通孔が記載されている。この場合、アタッチメントは、互いに分離可能に重ね合わされた3つの分割体により構成されている。3つの分割体は、いずれも半円環状である。3つの分割体の各々の挿入孔の中心は、貫通孔の中心と同一である。
【0005】
特許文献1に記載の鋏によれば、使用者は自身の手指の大きさに合った挿入孔を有するアタッチメントを柄部の貫通孔に取り付けて鋏を使用することで、挿入孔の内周面と手指との間の隙間を小さくできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-171488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に記載の鋏の場合、複数のアタッチメントの各々の挿入孔の中心が貫通孔の中心と同一である。また、アタッチメントが複数の分割体により構成される場合、複数の分割体の各々の中心が貫通孔の中心と同一である。このため、一対の柄部に取り付けられたアタッチメントの挿入孔の大きさが小さくなるほど、挿入孔同士の間隔が大きくなるので、2つの挿入孔にそれぞれ挿入される使用者の親指と人差し指や中指との間隔が大きくなる。その結果、手の小さい使用者にとっては、かえって鋏の使い勝手が悪くなるという問題がある。また、使用者が、軍手などの手袋を装着することで挿入孔に挿入される手指の実質的な大きさが大きくなっている状態から、手袋を外すことで挿入孔に挿入される手指の大きさが小さくなった場合にも、鋏の使い勝手が悪くなるという問題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための鋏の各態様を記載する。
[態様1]
一対の刃身、一対の前記刃身を互いに開閉可能に連結する連結軸、及び一対の前記刃身の基端に設けられ、使用者の手指が挿通可能な挿通孔をそれぞれ有する一対の柄部を備える鋏本体と、
一対の前記柄部の少なくとも一方の前記挿通孔の内周面に着脱自在に構成され、前記挿通孔の大きさを調整するアタッチメントと、を備え、
前記アタッチメントが取り付けられる一方の前記柄部のうち、一対の前記刃身が閉じられた状態において他方の前記柄部と隣り合う部分を隣接部とするとき、
前記アタッチメントは、前記内周面のうち前記隣接部側の部分を除いた部分に設けられる、
鋏。
【0009】
同構成によれば、挿通孔の内周面にアタッチメントが取り付けられることで挿通孔の大きさを小さくできる。さらに、アタッチメントは、挿通孔の内周面のうち隣接部側の部分には設けられない。このため、アタッチメントを取り付けることによって挿通孔の大きさを小さくしつつも、使用者の親指と人差し指や中指との間隔が大きくなることを抑制できる。したがって、鋏本体を流用しつつも使い勝手を向上させることができる。
【0010】
[態様2]
前記アタッチメントは、弾性材料により形成されている、
態様1に記載の鋏。
(【0011】以降は省略されています)

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