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公開番号2024132656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043510
出願日2023-03-17
発明の名称折り畳みナイフ
出願人個人
代理人個人
主分類B26B 1/02 20060101AFI20240920BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】折り畳まれた刀身を容易に開くことができる折り畳みナイフを提供する。
【解決手段】折り畳みナイフは、第1側端部に刃部を有し、第2側端部に峰部を有する刀身と、使用者が把持する把持部と、前記刀身の基端部を前記把持部に対して回動可能な状態で連結する連結部と、前記把持部の側面部において開口し、前記刀身が把持部に対して回動されて折り畳まれたときに前記刃部を収容する収容部と、前記刀身に設けられ、前記閉状態のときに前記収容部の外部に配置され、前記使用者が、前記刀身を回動させて前記閉状態を解除するために指を掛けたときに弾性変形する指掛け部と、を備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
折り畳みナイフであって、
第1側端部に刃部を有し、第2側端部に峰部を有する刀身と、
使用者が把持する把持部と、
前記刀身の基端部を前記把持部に対して回動可能な状態で連結する連結部と、
前記把持部の側面部において開口し、前記刀身が把持部に対して回動されて折り畳まれたときに前記刃部を収容する収容部と、
前記刀身に設けられ、前記閉状態のときに前記収容部の外部に配置され、前記使用者が、前記刀身を回動させて前記閉状態を解除するために指を掛けて外力を加えたときに、前記外力に反発する方向の弾性力を発生する指掛け部と、
を備える、折り畳みナイフ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1記載の折り畳みナイフであって、さらに、
前記刃部が前記収容部に収容され、前記刀身の一部と前記収容部の一部の係合によって前記把持部に対する前記刀身の回動が規制された閉状態を、前記刀身に前記収容部から離れる方向の所定の大きさの外力が加わるまで保持する係合機構を備え、
前記使用者が前記指掛け部に指を掛けることによって前記閉状態が解除される際に前記指掛け部に生じる弾性力は、前記係合機構の係合を解除するための前記所定の外力よりも小さい、折り畳みナイフ。
【請求項3】
請求項2記載の折り畳みナイフであって、
前記指掛け部は、前記使用者の指が掛けられたときに所定の範囲内での姿勢の変動が許容される状態で前記刀身に支持されている操作部と、前記操作部の姿勢が変動したときに、当該変動に反発する方向の弾性力を発生させる弾性部材と、を有する、折り畳みナイフ。
【請求項4】
請求項1から請求項3にいずれか一項に記載の折り畳みナイフであって、
前記指掛け部において前記使用者の指が掛けられる部位は、前記峰部の表面から厚み方向に突出する突起部によって構成されている、折り畳みナイフ。
【請求項5】
請求項1から請求項3にいずれか一項に記載の折り畳みナイフであって、
前記指掛け部において前記使用者の指が掛けられる部位は、前記峰部よりも厚み方向に突出するように、前記第2側端部の端面に連結された端部部材によって構成されている、折り畳みナイフ。
【請求項6】
請求項1から請求項3にいずれか一項に記載の折り畳みナイフであって、
前記収容部は、前記把持部を幅方向に貫通する貫通部を有しており、
前記指掛け部において前記使用者の指が掛けられる部位は、前記基端部の前記第1側端部側の端面において弾性力が生じる状態で、前記刀身の長さ方向に揺動可能なように設けられており、前記閉状態では、前記使用者が指を掛けられるように、前記貫通部を通じて前記把持部から側方に延び出る、折り畳みナイフ。
【請求項7】
請求項1から請求項3にいずれか一項に記載の折り畳みナイフであって、
前記指掛け部は、前記刀身の前記第2側端部側に、前記使用者が指を挿入できる空間を区画する枠部を有し、前記枠部の少なくとも一部が、前記使用者の指が掛けられる部位を構成している、折り畳みナイフ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、折り畳みナイフに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、折り畳みナイフは、使用者が把持するための把持部に向かって刀身を回動させて折り畳むことにより、刀身の刃部を把持部内に収容することができ、携帯性に優れている。例えば、下記の特許文献1には、折り畳みナイフの一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-145375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、折り畳みナイフは、刀身が折り畳まれて把持部内に刃部が収容された閉じた状態から、使用者による片手での簡易な操作で容易に解除できるように構成されていることが好ましい。そのため、従来の折り畳みナイフには、折り畳まれた刀身を、把持部内に設けられた弾性部材によって付勢しておき、使用者が、刀身を回動させて開く操作を行ったときに、その弾性部材の付勢力が刀身の回動を補助するように構成されているものがあった。しかしながら、そのような構成では、閉状態にあった折り畳みナイフが、例えば、落下などによって外部から衝撃を与えられたときに、弾性部材の付勢力によって刀身が勝手に回動して開いてしまう可能性もあった。このように、折り畳みナイフを開く操作を容易化することについては依然として改良の余地があった。
【0005】
本開示の技術は、使用者の簡易な操作によって、折り畳まれた刀身を容易に開くことができる折り畳みナイフを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の技術は、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
[第1形態]本開示の技術の一形態は、折り畳みナイフとして提供される。第1形態の折り畳みナイフは、第1側端部に刃部を有し、第2側端部に峰部を有する刀身と、使用者が把持する把持部と、前記刀身の基端部を前記把持部に対して回動可能な状態で連結する連結部と、前記把持部の側面部において開口し、前記刀身が把持部に対して回動されて折り畳まれたときに前記刃部を収容する収容部と、前記刀身に設けられ、前記閉状態のときに前記収容部の外部に配置され、前記使用者が、前記使用者が、前記刀身を回動させて前記閉状態を解除するために指を掛けて外力を加えたときに、前記外力に反発する方向の弾性力を発生する指掛け部と、を備えてよい。
第1形態の折り畳みナイフによれば、指掛け部において発生する弾性力が、刀身の回動を補助する方向に働くため、折り畳みナイフを閉状態から開く操作を、より一層、容易に行うことが可能になる。また、第1実施形態の折り畳みナイフであれば、使用者が指掛け部に指を掛けたときに弾性力が発生する構成であるため、閉状態にあるときに、使用者の意図に反して刀身に弾性力が加わることがないため、不意に刀身が回動して開状態になることを抑制できる。
【0008】
[第2形態]上記第1形態の折り畳みナイフにおいて、前記刃部が前記収容部に収容され、前記刀身の一部と前記収容部の一部の係合によって前記把持部に対する前記刀身の回動が規制された閉状態を、前記刀身に前記収容部から離れる方向の所定の大きさの外力が加わるまで保持する係合機構を備え、前記使用者が前記指掛け部に指を掛けることによって前記閉状態が解除される際に前記指掛け部に生じる弾性力は、前記係合機構の係合を解除するための前記所定の外力よりも小さくてよい。
第2形態の折り畳みナイフによれば、係合機構の係合状態が解除された瞬間に、それまでに指掛け部に生じていた弾性力が、瞬発的に開放されることになるため、その弾性力を刀身の回動に勢いを与える瞬発力として働かせることができる。よって、折り畳みナイフを閉状態から開く動作を、より円滑化できるとともに高速化することができ、使用者が感得する折り畳みナイフの操作感を向上させることもできる。加えて、第2形態の折り畳みナイフによれば、刀身が折り畳まれて把持部の収容部内に刃部が収容された閉状態にあるときには、係合機構によって刀身の回動が規制されるため、刀身が不意に回動して閉状態が解除されることを抑制できる。
【0009】
[第3形態]上記第1形態、または、第2形態に記載の折り畳みナイフにおいて、前記指掛け部は、前記使用者の指が掛けられたときに所定の範囲内での姿勢の変動が許容される状態で前記刀身に支持されている操作部と、前記操作部の姿勢が変動したときに、当該変動に反発する方向の弾性力を発生させる弾性部材と、を有してよい。
第3形態の折り畳みナイフによれば、使用者が指を掛ける操作部と、弾性部材とを用いることによって、指掛け部を簡易に構成することができる。また、指掛け部に弾性部材を用いることにより、閉状態を解除する際に発生する弾性力の調整を容易化することができる。
【0010】
[第4形態]上記第1形態、第2形態、および、第3形態のいずれか一つに記載の折り畳みナイフにおいて、前記指掛け部において前記使用者の指が掛けられる部位は、前記峰部の表面から厚み方向に突出する突起部によって構成されてよい。
第4形態の折り畳みナイフによれば、指掛け部を、使用者が、より一層、指を掛けやすい構成とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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