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公開番号
2025001404
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023100969
出願日
2023-06-20
発明の名称
折り畳みナイフ
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B26B
1/02 20060101AFI20241225BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】簡素な構成で刀身を把持部に対して固定できる折り畳みナイフを提供する。
【解決手段】折り畳みナイフは、刀身と、前記刀身を、収容空間から離れる第1方向と、前記収容空間内に向かう第2方向とに回動可能な状態で保持する一対の板状部材と、前記刀身が前記把持部の先端側の固定位置に到達したときに前記刀身の基端部に当接して、前記刀身の前記第1方向への移動を停止させる停止部と、前記刀身の基端部の回動領域内の第1位置と、前記回動領域から離れた第2位置との間を移動可能に配置され、前記刀身が前記固定位置に位置している状態において、前記第1位置に移動して、前記停止部と前記刀身の基端部に設けられた被係止部との間の隙間に嵌まることによって前記刀身の前記第2方向への移動を規制する移動規制部と、使用者が前記移動規制部の移動を操作可能な操作部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
折り畳みナイフであって、
一方の側端部に刃部を有する刀身と、
使用者によって把持される把持部を構成する一対の板状部材であって、互いの間に前記刃部を収容するための収容空間が形成されるように互いに重ね合わされ、互いの先端部位において前記刀身の基端部を厚み方向に挟み、前記刀身の基端部を通る回動軸を中心に、前記刀身を、前記刃部が前記収容空間から離れる第1方向と、前記刃部が前記収容空間内に向かう第2方向とに回動可能な状態で保持する、一対の板状部材と、
前記一対の板状部材の間に設けられ、前記刀身が前記第1方向に回動して前記把持部の先端側の固定位置に到達したときに、前記刀身の基端部に当接して、前記刀身の前記第1方向への回動を停止させる停止部と、
前記一対の板状部材の間において、前記刀身の基端部の回動領域内の第1位置と、前記回動領域から離れた第2位置との間を移動可能に配置され、前記刀身が前記固定位置に位置している状態において、前記第1位置に移動して、前記停止部と前記刀身の基端部に設けられた被係止部との間の隙間に嵌まることによって前記刀身の前記第2方向への移動を規制する移動規制部と、
前記一対の板状部材の外部に一部が露出するように設けられ、使用者が前記移動規制部の移動を操作可能なように、前記移動規制部に連結されている操作部と、
を備える、折り畳みナイフ。
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【請求項2】
請求項1記載の折り畳みナイフであって、さらに、
前記移動規制部を前記第2位置から前記第1位置に向かう方向に付勢する弾性部材を備える、折り畳みナイフ。
【請求項3】
請求項2記載の折り畳みナイフであって、
前記被係止部は、第1被係止部であり、
前記刀身の基端部には、前記刃部が前記収容空間に収容されているときに前記刀身の前記第1方向への回動が規制されるように、前記第2位置から前記第1位置に向かって移動した前記移動規制部が係止される第2被係止部が設けられている、折り畳みナイフ。
【請求項4】
請求項2または請求項3記載の折り畳みナイフであって、
前記移動規制部は、前記一対の板状部材の板面に沿った方向に並ぶ前記第1位置と前記第2位置との間を移動可能に構成されており、
前記移動規制部の先端部は、前記第2位置から前記第1位置に向かう方向の先端ほど幅が小さくなる先細りの形状を有し、前記第1位置に移動したときに、前記停止部と前記刀身の基端部に設けられた被係止部との間の隙間に入り込む、折り畳みナイフ。
【請求項5】
請求項4記載の折り畳みナイフであって、
前記一対の板状部材の間に配置され、前記移動規制部の後端部を収容する筒状部材を備え、
前記弾性部材は、コイルばねによって構成され、前記筒状部材の内部に収容されている、折り畳みナイフ。
【請求項6】
請求項4記載の折り畳みナイフであって、
前記一対の板状部材の少なくとも一方には、前記移動規制部の移動経路に沿った貫通溝部が設けられており、
前記移動規制部は、側面に、前記貫通溝部を通じて、前記一対の板状部材の外部に向かって延びている突起部を有し、
前記弾性部材は、前記一対の板状部材の外側に設置され、前記突起部を介して前記移動規制部を前記第2位置から前記第1位置に向かう方向に付勢する、折り畳みナイフ。
【請求項7】
請求項6記載の折り畳みナイフであって、
前記貫通溝部は、前記一対の板状部材の両方に設けられ、
前記移動規制部は、前記突起部として、前記一対の板状部材の前記貫通溝部のそれぞれを通じて外部に延び出ている第1突起部と第2突起部とを有し、
前記一対の板状部材の外側には、前記弾性部材として、前記第1突起部を通じて前記移動規制部を付勢する第1弾性部材と、前記第2突起部を通じて前記移動規制部を付勢する第2弾性部材と、が設けられている、折り畳みナイフ。
【請求項8】
請求項2記載の折り畳みナイフであって、
前記刀身の基端部には、前記回転軸を中心とする円弧状の外周縁部である円弧部が設けられており、
前記被係止部は、前記円弧部の隣り合う位置に設けられた窪み部の縁部によって構成されている、折り畳みナイフ。
【請求項9】
請求項2、または、請求項3に記載の折り畳みナイフであって、
前記弾性部材は、前記一対の板状部材の間に配置され、後端側が固定され、先端側が、弾性変形によって厚み方向に変位可能な板バネによって構成され、
前記移動規制部は、前記板バネの先端に設けられ、前記板バネの弾性変形によって、厚み方向に並ぶ前記第1位置と前記第2位置との間を移動する、折り畳みナイフ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、折り畳みナイフに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、下記の特許文献1には、折り畳みナイフの一例が開示されている。一般に、折り畳みナイフは、使用者が把持するための把持部に向かって刀身を回動させて折り畳むことにより、刀身の刃部を把持部内に収容することができ、携帯性に優れている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-145375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
折り畳みナイフは、刃部が把持部内に収容された閉じた状態から、刀身が把持部の先端に位置する開いた状態にされたときに、刀身が把持部に対して固く固定されることが好ましい。折り畳みナイフにおいては、より簡素な構成で、把持部に対して刀身を固定できるようにすることについて、依然として改良の余地があった。
【0005】
本開示の技術は、より簡素な構成で、開かれたときに刀身を把持部に対して固く固定できる折り畳みナイフを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の技術は、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
[第1形態]本開示の技術の一形態は、折り畳みナイフとして提供される。第1形態の折り畳みナイフは、一方の側端部に刃部を有する刀身と、使用者によって把持される把持部を構成する一対の板状部材であって、互いの間に前記刃部を収容するための収容空間が形成されるように互いに重ね合わされ、互いの先端部位において前記刀身の基端部を厚み方向に挟み、前記刀身の基端部を通る回動軸を中心に、前記刀身を、前記刃部が前記収容空間から離れる第1方向と、前記刃部が前記収容空間内に向かう第2方向とに回動可能な状態で保持する、一対の板状部材と、前記一対の板状部材の間に設けられ、前記刀身が前記第1方向に回動して前記把持部の先端側の固定位置に到達したときに、前記刀身の基端部に当接して、前記刀身の前記第1方向への回動を停止させる停止部と、前記一対の板状部材の間において、前記刀身の基端部の回動領域内の第1位置と、前記回動領域から離れた第2位置との間を移動可能に配置され、前記刀身が前記固定位置に位置している状態において、前記第1位置に移動して、前記停止部と前記刀身の基端部に設けられた被係止部との間の隙間に嵌まることによって前記刀身の前記第2方向への移動を規制する移動規制部と、前記一対の板状部材の外部に一部が露出するように設けられ、使用者が前記移動規制部の移動を操作可能なように、前記移動規制部に連結されている操作部と、を備える。
第1形態の折り畳みナイフによれば、移動規制部を移動させて、停止部と刀身の基端部に設けられた被係止部との間の隙間に嵌める簡素な構成により、刀身を把持部の先端側の固定位置に固く固定させることができる。
【0008】
[第2形態]上記第1形態に記載の折り畳みナイフは、さらに、前記移動規制部を前記第2位置から前記第1位置に向かう方向に付勢する弾性部材を備えてよい。
第2形態の折り畳みナイフによれば、弾性部材の付勢力によって、移動規制部の第1位置への移動が補助されるため、刀身を、把持部に対してより容易に固定できるようになる。また、弾性部材の付勢力によって、移動規制部の先端部が停止部と被係止部との間の隙間にさらに緊密に嵌まり込むようにできるため、刀身の把持部に対する固定性を、さらに高めることができる。
【0009】
[第3形態]上記第1形態または第2形態に記載の折り畳みナイフにおいて、前記被係止部は、第1被係止部であり、前記刀身の基端部には、前記刃部が前記収容空間に収容されているときに前記刀身の前記第1方向への回動が規制されるように、前記第2位置から前記第1位置に向かって移動した前記移動規制部が係止される第2被係止部が設けられてよい。
第3形態の折り畳みナイフによれば、移動規制部の先端部の刀身の第2被係止部に対する係止によって、刀身の回動が規制されるため、閉じた状態の折り畳みナイフが、使用者の操作によらずに開いてしまうことを抑制できる。
【0010】
[第4形態]上記第1形態、第2形態、および、第3形態のうちのいずれかに記載の折り畳みナイフにおいて、前記移動規制部は、前記一対の板状部材の板面に沿った方向に並ぶ前記第1位置と前記第2位置との間を移動可能に構成されており、前記移動規制部の先端部は、前記第2位置から前記第1位置に向かう方向の先端ほど幅が小さくなる先細りの形状を有し、前記第1位置に移動したときに、前記停止部と前記刀身の基端部に設けられた被係止部との間の隙間に入り込んでよい。
第4形態の折り畳みナイフによれば、移動規制部の先端部が先細りの形状を有しているため、その先端部が、停止部と刀身の基端部の被係止部との間の隙間に入り込みやすい。また、移動規制部の先端部を奥に入り込ませるほど、把持部に対する刀身の固定性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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