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公開番号
2025035955
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023159222
出願日
2023-09-04
発明の名称
抜け止め防止付き刃物の鞘
出願人
株式会社カネシゲ刃物
代理人
主分類
B26B
29/02 20060101AFI20250307BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】従来は、鞘全体を貫通するピン孔を設け、棒状のものを差し込んで固定することで、抜けないようにしていたが、刃物の使用者がピンをなくするという課題があった。
【解決手段】刃物の鞘2の内側の片側に埋め込まれた平板状の磁石
22
と、前記磁石
22
と同じ側で、鞘に挿入された刃物の付け根14の手前に、凸部の係止部21を備え、刃物を鞘に挿入したときに、刃物が磁石
22
で吸引され、刃物が抜けようとしたときに、刃物の付け根14が、前記係止部21に当接して、刃物が鞘から抜けないようにしたことを特徴とする抜け止め防止付き刃物の鞘。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
刃物の鞘2の内側の片側に埋め込まれた平板状の磁石3と、前記磁石3と同じ側で、鞘に挿入された刃物の付け根14の手前に、凸部状の係止部21を備え、刃物を鞘に挿入したときに、刃物が磁石3で吸引され、刃物が抜けようとしたときに、刃物の付け根14が、前記係止部21に当接して、刃物が鞘から抜けないようにしたことを特徴とする抜け止め防止付き刃物の鞘。
続きを表示(約 79 文字)
【請求項2】
前記、凸部状の係止部21の高さは、刃物の厚さの、0.5倍から3倍にしたことを特徴とする請求項1記載の抜け止め防止付き刃物の鞘。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピンのような付属品がなくても刃物を安全に固定して保管するための鞘に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
個々の刃物を保管するためのケースとしては、国内では木製(朴の木)の鞘を使用することがほとんどであった。このことから、国内製の包丁の愛好家の中では、伝統的な方式である朴製の鞘を要望する声がかなり多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
公開実用昭和57-191256
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の鞘は、図2に示すように刃物の形状に合わせた内面形状であるので、刃物を収めた状態で固定するには、図2に示すように、鞘全体を貫通するピン孔23を設け、棒状のもの(ピン)を差し込んで固定することで、刃物の付け根部14がピンに当接して、抜けない構成であるが、刃物使用者がピンをなくするという課題があった。
【0005】
また鞘の製造段階においても、部品点数が増えることでコストが上がることや、ピンの外注先が中国や台湾など海外の協力工場で製作することが多く、輸送便が海外情勢に左右されて納期が大幅に遅れるなどの課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
刃物の鞘2の内側の片側に埋め込まれた平板状の磁石3と、前記磁石3と同じ側で、鞘に挿入された刃物の付け根14の手前に、凸部の係止部21を備え、刃物を鞘に挿入したときに、刃物が磁石3で吸引され、刃物が抜けようとしたときに、刃物の付け根14が、前記係止部21に当接して、刃物が鞘から抜けないようにしたことを特徴とする抜け止め防止付き刃物の鞘である。
【0007】
凸部状の係止部21の高さは、刃物の厚さの、0.5倍から3倍にしたことを特徴とする抜け止め防止付き刃物の鞘である。
【発明の効果】
【0008】
本発明においては、鞘に収められた刃物が磁石側に吸い寄せられることにより、刃物を鞘から引き出そうとしても係止部21に引っ掛かかることにより簡単に抜け落ちなくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の抜け止め防止付き刃物の鞘
従来の抜け止め防止鞘の構成
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の抜け止め防止付き刃物として包丁の場合の鞘の構成を図1で説明する。
抜け止め防止付き刃物の鞘は、刃物の鞘2の内側の片側に埋め込まれた平板状の磁石3と、前記磁石3と同じ側で、鞘に挿入された刃物の付け根14の手前に、凸部の係止部21を備える。
刃物を鞘に挿入したときに、刃物が磁石3で吸引され、刃物が抜けようとしたときに、刃物の付け根14が、前記係止部21に当接して、刃物が鞘から抜けないようにしている。
(【0011】以降は省略されています)
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