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公開番号2024145528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057920
出願日2023-03-31
発明の名称ナイフ
出願人第一精工株式会社
代理人個人,個人
主分類B26B 3/00 20060101AFI20241004BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】使用時には力を込めて握ることが可能であり、不使用時には嵩張ることのないナイフを提供する。
【解決手段】ナイフ10は、グリップ11と、グリップ11の先端部に連設される刃12と、グリップ11の後端部に連設されるヘッド13と、グリップ11の先端部に着脱可能であり、グリップ11への取り付け時に刃12を格納するキャップ14と、を備える。ヘッド13は、その一側にグリップ11とL字型をなす向きに突出する張り出し部13aを有し、その他側にキャップ14を着脱可能な取付部としてのねじ部13dを有する。キャップ14をねじ部13dに取り付けることで、グリップ11とキャップ14が取り付けられたヘッド13とで、全体がT字型のハンドルになるように変形可能である。T字型のハンドルは力を込めて握りやすい。キャップ14をヘッド13から外してグリップ11に取り付け、刃12を格納する状態では、ナイフ10は嵩張らない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
グリップと、
グリップの先端部に連設される刃と、
グリップの後端部に連設されるヘッドと、
前記グリップの先端部に着脱可能であり、グリップへの取り付け時に前記刃を格納するキャップと、を備え、
前記ヘッドは、
その一側に前記グリップとL字型をなす向きに突出する張り出し部を有し、
その他側に前記キャップを着脱可能な取付部を有し、
前記キャップを前記取付部に取り付けることで、前記グリップと前記キャップが取り付けられた前記ヘッドとで、全体がT字型のハンドルになるように変形可能なナイフ。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記キャップは、その開口内周にねじ部を有し、
前記グリップの先端部および前記ヘッドの取付部はその外周にねじ部を有し、
前記キャップは、ねじ部同士のねじ合わせにより、前記グリップの先端部および前記ヘッドの取付部に着脱可能に取り付け可能となっている請求項1に記載のナイフ。
【請求項3】
前記ヘッドの張り出し部は、
その下半面に、前記ハンドルを手で握り込んだ際に人差し指がはまり込むくびれ部を有している請求項1または2に記載のナイフ。
【請求項4】
前記グリップおよび前記キャップは、
その軸方向に延びかつその周方向に並列する凹条を有している請求項1または2に記載のナイフ。
【請求項5】
前記キャップは、気体や液体の抜き孔を有している請求項1または2に記載のナイフ。
【請求項6】
前記ヘッドの張り出し部は、ひも孔を有している請求項1または2に記載のナイフ。
【請求項7】
フィッシングナイフである請求項1または2に記載のナイフ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、活魚の脳天締めやエラ切りなどの生け締めに好適なナイフに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
釣り上げた魚を、鮮度を保った状態で持ち帰るために、いわゆる生け締めがおこなわれている。
具体的には、脳天締めと称される、ナイフを活魚の脳に突き刺して、生命活動を停止させる方法や、エラ切りと称される、ナイフで活魚のエラの裏側を切り裂き、そこから血抜きをする方法が知られている。
脳天締めにより、魚のエネルギー浪費が防がれ、またエラ切りにより、不要な血が排出され、血なまぐささを抑えることができる。
【0003】
従来から、フィッシングナイフと称される、生け締めなどの作業をおこなうためのナイフは存在しているが、特許文献1のように、いずれもそのグリップの部分が棒形状(I字型)となっていた。
【0004】
しかしながら、大きな魚を脳天締めする場合などには、グリップを強く握り込み、体重をかけるなどする必要があるが、グリップが棒形状であると、力が逃げやすく、ナイフに力を込めることが難しかった。
他方で、グリップが常時、握り込みに適したようないびつな形状であると、不使用時にはナイフが嵩張ってしまう問題があった。
【0005】
以上のような問題は、たとえばサバイバルナイフと称されるナイフで、骨付きの獣肉を解体する場合など、フィッシングナイフ以外のナイフで、力を要する作業をおこなう際にも共通する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-217502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明の解決すべき課題は、使用時には力を込めて握ることが可能であり、不使用時には嵩張ることのないナイフを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するため、発明にかかるナイフを、グリップと、グリップの先端部に連設される刃と、グリップの後端部に連設されるヘッドと、前記グリップの先端部に着脱可能であり、グリップへの取り付け時に前記刃を格納するキャップと、を備え、前記ヘッドはその一側に前記グリップとL字型をなす向きに突出する張り出し部を有し、その他側に前記キャップを着脱可能な取付部を有し、前記キャップを前記取付部に取り付けることで、前記グリップと前記キャップが取り付けられた前記ヘッドとで、全体がT字型のハンドルになるように変形可能に構成したのである。
【0009】
このように構成すると、ナイフの使用時には、T字型のハンドルを握り込んで(ヘッドの張り出し部の上半面に親指を添え、張り出し部の下半面からグリップにかけて人差し指を添え、キャップに残りの指を添える)体重をかけるなどして、刃に大きな力を込めることが可能となる。
また、ナイフの不使用時には、T字型のハンドルの一部が取り外されて、キャップとして鞘状に刃を収納するため、嵩張らず、かつ安全である。
【0010】
発明にかかるナイフにおいて、前記キャップは、その開口内周にねじ部を有し、前記グリップの先端部および前記ヘッドの取付部はその外周にねじ部を有し、前記キャップは、ねじ部同士のねじ合わせにより、前記グリップの先端部および前記ヘッドの取付部に着脱可能に取り付け可能となっている構成を採用することが好ましい。
このように構成すると、簡単かつ確実にキャップのつけ外しをおこなうことができる。ねじであるため、確実に取り付け可能であり、意図せずにキャップが外れてしまう事態が阻止される。
(【0011】以降は省略されています)

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