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公開番号
2024114663
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2024018645
出願日
2024-02-09
発明の名称
野菜切り器
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B26D
3/24 20060101AFI20240816BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】野菜を簡単に賽の目状の小片に切断できるようにする。
【解決手段】本発明の野菜切り器は、上面8に野菜を接触させて移動可能な野菜切り器本体3と、上面8の離れた箇所に設けられた第1、第2切り部10、20とを備える。上面8は野菜を接触させて第1切り部10の入口側から出口側、第2切り部20の入口側から出口側へ順に通過させることができる。第1、第2切り部10は入口側から出口側に向かう第1、第2方向へ野菜が移動されると、野菜の底部に第1、第2方向に沿って延びる切り溝が、第1、第2方向と直交する方向に複数形成される複数の筋切り刃11、21を含む。第1、第2方向は直交している。第2切り部20の出口側にスライス刃部30が備えられており、入口側から出口側に向かう方向へ野菜が移動されると、切り溝の溝底近くで水平にスライスして、対象物が小片に切断される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上面に対象物の野菜を接触させて野菜切りを行なうための野菜移動経路に沿って移動可能な野菜切り器本体と、
野菜切り本体の上面の野菜移動経路上の離れた複数のN箇所に設けられた第1、第2、・・第N切り部と、
を備えており、
各第n(但し、n=1,2,・・,N)切り部は、
第n切り部に対する野菜移動経路に沿った入口側から出口側に向かう第n方向へ対象物が移動されると、対象物の底部に、第n方向に沿って延びる筋状の切り溝が、第n方向と直交する方向に複数個形成される複数の筋切り刃を含み、
第1方向、第2方向、・・第N方向は、少なくとも1つは他と異なる方向を含み、
更に、野菜切り器本体の上面の第N切り部の出口側に、スライス刃部とスライス刃部で切断された対象物を落下させる開口部とを備えており、
スライス刃部は、
スライス刃部に対する野菜移動経路に沿った入口側から出口側に向かう方向へ対象物が移動されると、N個の第1、第2、・・第N切り部による切り溝の溝底近くで水平にスライスして、対象物が小片に切断されるようにしたこと、
を特徴とする野菜切り器。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
Nは2であり、第1方向と第2方向は直交していること、
を特徴とする請求項1記載の野菜切り器。
【請求項3】
各第n(但し、n=1,2,・・,N)切り部に含まれる複数の筋切り刃は、
第n切り部に対応する第n方向に対し、直交する方向または斜めに交差する方向に直線的に配列されていること、
を特徴とする請求項1記載の野菜切り器。
【請求項4】
スライス刃部は、スライス刃部における野菜移動経路の方向に対し、斜めに交差する方向に配設されていること、
を特徴とする請求項1または3記載の野菜切り器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は野菜切り器に係り、とくに野菜を賽の目状またはみじん切り状などの小片に切りたい場合に好適な野菜切り器に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、包丁を使わずに、ニンジンやダイコンなどを把持し、底部を板面に接触させながら直線的に移動させることで、野菜を短冊状にカットできるようにした野菜切り器が市販されている。
【0003】
けれども、従来の野菜切り器は、ニンジンやダイコンなどの対象物を賽の目状またはみじん切り状の小片に切ることはできなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記した従来技術の問題に鑑みなされたもので、野菜を多数の小片に切ることが可能な野菜切り器を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明では、
上面に対象物の野菜を接触させて野菜切りを行なうための野菜移動経路に沿って移動可能な野菜切り器本体と、
野菜切り本体の上面の野菜移動経路上の離れた複数のN箇所に設けられた第1、第2、・・第N切り部と、
を備えており、
各第n(但し、n=1,2,・・,N)切り部は、
第n切り部に対する野菜移動経路に沿った入口側から出口側に向かう第n方向へ対象物が移動されると、対象物の底部に、第n方向に沿って延びる筋状の切り溝が、第n方向と直交する方向に複数個形成される複数の筋切り刃を含み、
第1方向、第2方向、・・第N方向は、少なくとも1つは他と異なる方向を含み、
更に、野菜切り器本体の上面の第N切り部の出口側に、スライス刃部とスライス刃部で切断された対象物を落下させる開口部とを備えており、
スライス刃部は、
スライス刃部に対する野菜移動経路に沿った入口側から出口側に向かう方向へ対象物が移動されると、N個の第1、第2、・・第N切り部による切り溝の溝底近くで水平にスライスして、対象物が小片に切断されるようにしたこと、
を特徴としている。
請求項2記載の発明では、
Nは2であり、第1方向と第2方向は直交していること、
を特徴としている。
請求項3記載の発明では、
各第n(但し、n=1,2,・・,N)切り部に含まれる複数の筋切り刃は、
第n切り部に対応する第n方向に対し、直交する方向または斜めに交差する方向に直線的に配列されていること、
を特徴としている。
請求項4記載の発明では、
スライス刃部は、スライス刃部における野菜移動経路の方向に対し、斜めに交差する方向に配設されていること、
を特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
請求項1記載の発明によれば、例えばニンジン、ダイコン、たまねぎなどの対象物の野菜を掴持して野菜切り器本体の上面に接触させ、野菜移動経路に沿って第1切り部、第2切り部、・・第N切り部を順に通過させることで、方向の異なる短冊状の切れ溝を形成することができ、最後に、スライス刃部の入口側から出口側へ移動させることで、対象物の底部に形成された切り溝の溝底近くで水平にスライスして、対象物の野菜を小片に切断させることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、対象物の野菜を賽の目状の小片に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施例に係る野菜切り器の平面図である。
図1の正面図である。
図1のA-A線に沿った断面図である。
図1の側面図である。
図1のB-B線に沿った断面図である。
図1の野菜切り器の作用説明図である。
図1の野菜切り器の作用説明図である。
図1の野菜切り器の作用説明図である。
図1の野菜切り器の作用説明図である。
図1の野菜切り器の作用説明図である。
図1の野菜切り器の作用説明図である。
本発明の変形例に係る野菜切り器の平面図である。
図12の作用説明図である。
本発明の他の変形例に係る野菜切り器の平面図である。
本発明の更に他の変形例に係る野菜切り器の平面図である。
本発明の更に他の変形例に係る野菜切り器の平面図である。
本発明の更に他の変形例に係る野菜切り器の平面図である。
本発明の更に他の変形例に係る野菜切り器の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しつつ実施例を用いて説明する。ただし、本発明はこれらの図面及び実施例に限定されるものではない。特に図面は本発明を概念的に説明するためのものであるから、位置、寸法、比又は数等は図面に表れているものに制限されず、適宜調整又は変更が可能であり、それらは全て本発明の技術的範囲に含まれる。
【実施例】
【0009】
図1乃至図5を参照して本発明に係る野菜切り器の実施例を説明する。図1は本発明の一実施例に係る野菜切り器の平面図、図2は図1の正面図、図3は図1のA-A‘線に沿った断面図、図4は図1の側面図、図5は図1のB-B‘線に沿った断面図である。
これらの図において、1はニンジン、ダイコン、タマネギなどの野菜を賽の目状に切断できるようにした野菜切り器である。野菜切り器1の内、2は直方体形の容器部であり、賽の目状に切断された野菜を収納する。3は容器部2の上端開口2aに嵌脱自在な方形板状の野菜切り器本体(以下、単に「本体」という)であり、中央に長方形の穴部4が形成されている。本体3の外周縁部には、断面T字状に上下に突設されて外側上突出壁5と外側下突出壁6が設けられている。外側下突出壁6は容器部2の上端部外周側に嵌脱自在になっている。本体3の穴部4の内周端縁は断面L字状に上に突設されて内側上突出壁7が設けられている。
【0010】
本体3の外側上突出壁5と内側上突出壁7の間は方形の上面8となっている。この上面8は、賽の目切りの対象とする野菜の底部の底面を接触させた状態で、野菜切りを行なうための野菜移動経路(ここでは、図1、図6の左下→右下(第1方向)、右下→右上(第2方向)、右上→左上、左上→左下の経路)に沿って移動可能な摺動面となっている。
本体3の上面8の野菜移動経路上の離れた2か所に、野菜移動経路に沿って設けられた第1、第2切り部10、20が備えられている。第1、第2切り部10、20は平面的に見て各々、本体3の中央の穴部4の手前側と右側に設けられている。
本体3の上面8は、野菜の底面を接触させて第1切り部10に対する野菜移動経路に沿った入口側から出口側、第2切り部20に対する野菜移動経路に沿った入口側から出口側へ順に通過させ、更に、後述するスライス刃部に対する野菜移動経路に沿った入口側から出口側を経て、第1切り部10の入口側に戻る経路を移動可能な大きさに形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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