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公開番号2024173485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091929
出願日2023-06-02
発明の名称食材切断装置及び切断方法
出願人大宮高圧有限会社
代理人個人
主分類B26D 3/28 20060101AFI20241205BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】構造が簡単でかつ連続的に切断可能な食材切断装置を提供する。
【解決手段】2つの回転円板及びスリット棚を含む回転部材と、 切断刃と、 を備える食材切断装置であって、 前記2つの回転円板及び前記スリット棚によって食材を収納可能なコンパートメントを形成し、 前記コンパートメントは、前記回転部材の外周面側に開口を備え、 前記回転部材を回転させることにより、 前記コンパートメントの前記開口が上を向いたときに、前記食材が投入され、収納され、 前記食材が収納されたコンパートメント内において前記切断刃で切断され、 切断後の食材が前記コンパートメントから重力で排出されることを特徴とする食材切断装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転円板及びスリット棚を含む回転部材と、
切断刃と、
を備える食材切断装置であって、
前記回転円板及び前記スリット棚によって食材を収納可能なコンパートメントを形成し、
前記コンパートメントは、前記回転部材の外周面側に開口を備え、
前記切断刃は、前記回転部材の回転により前記コンパートメントに対して相対的に移動し、
前記回転部材を回転させることにより、
前記コンパートメントの前記開口が上を向いたときに、前記食材が投入され、収納され、
前記食材が収納されたコンパートメント内において前記切断刃で切断され、
切断後の食材が前記コンパートメントから重力により排出されることを特徴とする食材切断装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記食材を前記回転部材の外周面側の前記開口まで導くシュートを更に備える請求項1に記載の食材切断装置。
【請求項3】
前記切断刃は、ワイヤを含み、
前記ワイヤは、切断方向に対して前後に互い違いに張設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の食材切断装置。
【請求項4】
前記回転円板は、中心開口部を備え、
前記回転部材は、前記中心開口部が固定軸まわりを摺動することにより回転することを特徴とする請求項1又は2に記載の食材切断装置。
【請求項5】
前記回転部材は、回転駆動手段に接続され、
前記回転駆動手段を作用することにより、前記回転部材が回転させられることを特徴とする請求項1又は2に記載の食材切断装置。
【請求項6】
前記スリット棚は、複数のスリットを備え、
前記切断刃は、前記回転部材の回転により前記複数のスリットの少なくとも1つを通過することにより、前記食材を切断することを特徴とする請求項1又は2に記載の食材切断装置。
【請求項7】
前記スリット棚は、側面視で柄杓状の形状を呈し、その形状から構成される窪みに前記食材を収納するが、切断中に前記食材を前記窪みから出ないように先端部が長くかつ鋭角的に延びることを特徴とする請求項1又は2に記載の食材切断装置。
【請求項8】
前記回転円板は、奥側回転円板及び手前側回転円板を含み、
前記スリット棚は、前記奥側回転円板及び前記手前側回転円板の間にほぼ垂直に設置され、
前記コンパートメントは、前記スリット棚の前記回転部材の外周側の面並びに前記奥側回転円板及び前記手前側回転円板の互いに対向する内側面によって構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の食材切断装置。
【請求項9】
前記スリット棚は、複数の細板部材及びハブ板部材から構成され、
前記切断刃は、前記回転部材が回転することを妨げないような、前記複数の細板部材及び前記ハブ板部材との位置関係を備えて設置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の食材切断装置。
【請求項10】
切断された食材が排出される際に、落下するその食材を前記回転部材の回転に連動して所定の位置に移動して受ける容器を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の食材切断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食材切断装置及び切断方法に関し、特に、比較的柔らかい食材の切断装置及び切断方法に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【0002】
食品の調理において、食材の切断は重要な役割を果たす。ここで、食材は、種類を限定されるものではない。例えば、食材は、苺、オレンジ、みかんのような果物を含むことができる。また、芋類、マッシュルームのようなキノコ類、その他の野菜類を含むことができる。また、食材は、生のままでもよく、煮たり茹でたり焼いたりするような加熱したものであってもよい。より具体的には、比較的柔らかい食材の典型例としてゆで卵を挙げることができる。例えば、ゆで卵のスライスにおいては、ゆで卵を所定部分に置いて、その上から平行なスライス刃を下方に降ろし、所定の厚みにスライスする装置が提案されてきた(例えば、特許文献1又は2)。また、業務用に使用される場合、複数のゆで卵を並べて、その上から平行なスライス刃を下方に降ろす装置が知られている。しかしながら、ゆで卵1つ1つについて、ゆで卵を所定の決められた位置に置き、スライス刃を降ろし、スライスされたゆで卵片を取り出す、3つの工程を行わなければならない。そこで、ゆで卵がロータの卵形のホールド凹部にホールドされると、回転角度を調整可能な状態で回動せしめる回転駆動部によりロータが所定角度回転せしめられ、被スライス材は、スライス刃で複数にスライスされ、さらにそのロータの回転により、スライスされたものがホールド凹部から外部に切り落とされた状態で取り出されるとするスライサが提案された(例えば、特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2010-533603号公報
特開2003-25159号公報
特開2013-46952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、構造が簡単な装置では、ゆで卵1つ1つについて、配置、スライス、取り出しの工程をそれぞれ行う必要がある一方、ゆで卵がロータの卵形のホールド凹部にホールドされ、回転角度を調整可能な状態で回動せしめる回転駆動部によりロータが所定角度回転せしめられ、スライス刃で複数にスライスされ、さらにそのロータの回転により、スライスされたものがホールド凹部から外部に切り落とされる装置では、構造が複雑になりすぎるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、構造が簡単でかつ連続的に切断可能な食材切断装置を提供する。本発明の実施例において、食材切断装置は、2つの回転円板及びスリット棚を含む回転部材と、切断刃と、を備える。より具体的には以下のものを提供する。
【0006】
(1)回転円板及びスリット棚を含む回転部材と、 切断刃と、 を備える食材切断装置であって、 前記回転円板及び前記スリット棚によって食材を収納可能なコンパートメントを形成し、 前記コンパートメントは、前記回転部材の外周面側に開口を備え、 前記切断刃は、前記回転部材の回転により前記コンパートメントに対して相対的に移動し、 前記回転部材を回転させることにより、 前記コンパートメントの前記開口が上を向いたときに、前記食材が投入され、収納され、 前記食材が収納されたコンパートメント内において前記切断刃で切断され、 切断後の食材が前記コンパートメントから重力により排出されることを特徴とする食材切断装置。
(2)前記食材を前記回転部材の外周面側の前記開口まで導くシュートを更に備える上記(1)に記載の食材切断装置。
(3)前記切断刃は、ワイヤを含み、 前記ワイヤは、切断方向に対して前後に互い違いに張設されることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の食材切断装置。
(4)前記回転円板は、中心開口部を備え、 前記回転部材は、前記中心開口部が固定軸まわりを摺動することにより回転することを特徴とする上記(1)から(3)のいずれかに記載の食材切断装置。
(5)前記回転部材は、回転駆動手段に接続され、 前記回転駆動手段を作用することにより、前記回転部材が回転させられることを特徴とする上記(1)から(4)のいずれかに記載の食材切断装置。
(6)前記スリット棚は、複数のスリットを備え、 前記切断刃は、前記回転部材の回転により前記複数のスリットの少なくとも1つを通過することにより、前記食材を切断することを特徴とする上記(1)から(5)のいずれかに記載の食材切断装置。
(7)前記スリット棚は、側面視で柄杓状の形状を呈し、その形状から構成される窪みに前記食材を収納するが、切断中に前記食材を前記窪みから出ないように先端部が長くかつ鋭角的に延びることを特徴とする上記(1)から(6)のいずれかに記載の食材切断装置。
(8)前記回転円板は、奥側回転円板及び手前側回転円板を含み、 前記スリット棚は、前記奥側回転円板及び前記手前側回転円板の間にほぼ垂直に設置され、 前記コンパートメントは、前記スリット棚の前記回転部材の外周側の面並びに前記奥側回転円板及び前記手前側回転円板の互いに対向する内側面によって構成されることを特徴とする上記(1)から(7)のいずれかに記載の食材切断装置。
(9)前記スリット棚は、複数の細板部材及びハブ板部材から構成され、 前記切断刃は、前記回転部材が回転することを妨げないような、前記複数の細板部材及び前記ハブ板部材との位置関係を備えて設置されることを特徴とする上記(1)から(8)のいずれかに記載の食材切断装置。
(10)切断された食材が排出される際に、落下するその食材を前記回転部材の回転に連動して所定の位置に移動して受ける容器を更に備えることを特徴とする上記(1)から(9)のいずれかに記載の食材切断装置。
【0007】
ここで、回転円板は、1又は2個以上の回転円板を含んでよい。スリット棚は、回転円板に取り付けられてもよい。食材は、如何なるものを含んでもよいが、特に、表面形状にいわゆる丸みのあるものが好ましい。球形、楕円球形、円柱状形状等の形状のものを含んでよい。コンパートメントは、窪みを含んでもよい。回転部材の概形は、所定距離離れた2つの平行な回転円板からなるものを含んでよい。所定距離は、スリット棚の幅に相当するものであってもよい。スリット棚は、回転円板に固定されてもよい。回転部材に備えられるコンパートメントは、その位置が最も高いところ若しくはコンパートメントの開放部(例えば、開口部)が落下する食材を受け取るのに十分な回転位置で、食材を受け取ってもよい。更に、回転部材が回転することにより、食材が切断刃と接触し、更には、切断刃が食材を通り抜け、スリット棚のスリットを通ってもよい。同時に、スリット棚は、重力に従って食材を支持する状態から、食材の重量の少なくとも一部は支持しない状態になる。更に、回転部材が回転することにより、切断された食材は、コンパートメントの開放部(例えば、開口部)が切断された食材を重力に従って放出するに十分な回転位置に移動してもよい。
【0008】
シュートは、食材を所望の向きに揃えるのに十分な幅を備える壁で形成されてもよい。また、食材が重力に従って移動可能なように傾斜する底面を備えてもよい。シュートのコンパートメント側の底面は、開口があってもよく。該開口は、コンパートメントの開放部(例えば、開口部)と連通することができる。切断刃は、通常の刃を含んでよく、また、1つ又は2つ以上のワイヤを含んでよい。切断(スライス)される切断片(スライス片)の数から1引いた数のワイヤであってもよい。断方向に対して前後に互い違いに張設されるとは、隣り合うワイヤが食材に対して切断時に前後して接触することを含んでよい。回転駆動手段は、ハンドルを含んでよい。また、電動を含む動力源により駆動されてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本願の発明の実施例において、上述のような構成としたため、構造が簡単でかつ連続的に切断可能な食材切断装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本願の発明の実施例において、切断本体部を示す斜視図である。
本願の発明の実施例において、切断本体部に関し、取付方法を図解する斜視図である。
本願の発明の実施例において、食材切断装置を示す側面図である。
切断対象の食材を支持するスリット棚を示す上面図である。
切断対象の食材を支持するスリット棚及び切断刃を図解する側面図である。
切断刃部材の上面図である。
切断刃部材の正面図である。
切断刃部材の底面図である。
スリット棚を配置する開口部を備える回転円板を示す正面図である。
図3の食材切断装置において、回転円板を所定角度前進させた状態を示す側面図である。
図3の食材切断装置において、切断された食材を収納する容器を更に配置した側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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